悪に堕ちる。演出のために。
人物概要
ID名は「走るダンボール箱」。MGSPW以降の動画投稿は新ID「VIC_SARU」を使用している。
MGS3のプレイ動画中で、面妖な仮面を被り、トーチを用いて踊る姿を見せ、それがまるで焔の精霊を召喚する儀式の舞であるかの如く見えた為、視聴者からは畏怖の念を込めて「儀式の人」と呼ばれている。他の通称は「BIG SARU」「KING WANI」など。
プレイヤーとしてトップクラスの腕前を持ち、敵兵士を手玉に取る「ネタプレイ」に定評がある。編集で小ネタを仕込んだり、カットした無線音声を背景で流したりと、視聴者を楽しませる工夫も怠らない。
メタルギアシリーズで有名な小島監督も巡回済みらしく、公式番組で触れていたことがある(この時監督には間違えて「葬式の人」と呼ばれていたが、言われた本人は「コジプロの方でも知っているとは思わなかった」「新しいあだ名が増えて嬉しい」とコメントしている)。敵にとってはある意味葬式屋なので間違ってはいない…のか?
また星野源が持ち番組の「星野源のオールナイトニッポン」の2020年11月17日放送にて、「よくチェックしている」と言っていた。これについても「変態プレイと言われて私としては光栄」などとコメントしている。
最近はDEATH_STRANDINGなどメタルギア以外のゲームをやり込んだり、メタルギアシリーズの小ネタ集や普通(ではない)プレイ動画もアップしている。
『舞』
上記の通り、「儀式の人」という呼称は動画中で見せる演舞のような動作に由来している。
具体的には「右手に松明を持ち、壁にもたれてしゃがみながら松明を左右に振り回す動き」。
オプションとして、猿の仮面やワニのかぶり物を装着したり、上着を脱いで半裸になったりすることもある。
また、松明を振り回しながら高速回転したり、奇妙なステップでゆっくり歩きながら松明を上下させたりする動きも「儀式」と呼ばれる事がある。
秘術
儀式の人がよく行う術。タグとしてつけられる場合も多い。
仮死焼く
仮死薬と松明を併用するプレイ。松明を点火している状態で仮死薬を使用し、倒れたスネークに気づいて確認のため近寄ってきた敵兵を焼き殺す。さらにその異常に気づいて近寄ってきた敵兵も連鎖的に焼かれてしまう(すぐそばに味方の焼死体が転がっていても)。
ちなみに仮死薬ではなく本当に死亡した場合も同じ光景が繰り広げられる。
ザ・フィアーに対しても有効で、後ろを向いたあと蘇生して松明で炙るとなぜか気づかれないため限界までLIFEを削れてしまう(0にはならないためトドメが必要)。また、仮死薬の効果がないザ・ボスでも何らかの方法で相手の動きを止め、後ろに回れば同じように焼いてLIFEを削り取ることができる。
『床下暖房』という亜種が存在する(桟橋や足場の下に潜り込んで松明を掲げ、上へ貫通した炎を当てて焼殺)。
エロイモア
エロ本とクレイモアを組み合わせたトラップ。エロ本とクレイモアを隣接して設置しておき、エロ本に釣られてきた敵兵を爆殺する。エロ本に反応しない科学者やメンテナンスクルー、ホモのライコフには効果がない。
ロッカーやヘリコプターなどに向かって誘導するように置かれ、自身も巻き込んで爆死するオチを飾る場合もある。
こちらも『ネムイモア』という亜種が存在している(スネークが眠って倒れ込む間は無敵になることを利用し、倒れ込むモーションでクレイモアの感知にかかり自分で暴発するというもの)。
マシン・ナガン
モシン・ナガンを高速連射するテクニック。
MGS3では発砲の瞬間に装備を外す→すぐ持ち直すという操作をすると、ボルトアクションやリロードの隙がなくなるうえ装填もされるため、高速で撃ち続けることができる。
ちなみにこのテクニック自体は全ての装備で可能。
後方支援
動画内の敵兵達は、何故か敵であるスネークに後方支援を任せる傾向がある。周囲をクルクル回って遊ぶことも。
最後はスネークに裏切られるケースが多い。
馬鹿猫部隊
オセロット配下のエリート集団「山猫部隊」……のはずだが、儀式の人が絡むと何故か視覚と聴覚が凄まじく衰え、スネークが目の前にいるにも拘わらず素通りし、あろう事か全然隠れていない状態を至近距離で見ても「気のせいか」「何もない」とスルーするという無能ぶりを見せる。挙げ句の果てにはスネークと仲良く会話したり、協力しあったりする場面もある。
一応フォローすると、儀式の人の手にかかれば全ての敵兵が無能と化すので彼らに限った話ではない。なにしろ監視カメラやクレイモアなどといった無機物までも無能化してしまうのだ。
また、MGSⅤ:TPPに登場する強敵スカルズも、儀式の人に弄ばれて(真横を通り抜けてもスルー、ミラーも含め一緒にポーズを決める等)山猫部隊以上の無能の集団にされてしまい、視聴者から『バカルズ』や『頭スカスカルズ』などと呼ばれている。
火力支援要請
通称『メテオ』。
敵兵を尋問すると入手できる無線周波数。この周波数にCALL(発信)すると、敵兵に成りすまして現在いるエリア一帯を砲撃させる事ができる。
まさか敵兵士も、味方から砲撃されるなどとは夢にも思わなかっただろう。
BOXDIE
ダンボール箱から出てきた儀式の人を見た瞬間に眠ったり死んだりしてしまう敵兵が時々いるが、これはBOXDIEというウイルスによるものと見られている。
FOXDIEと発症状況や症状が似ているが、関連性は不明。
サンタ・リアリティ・ショック
『戦場のメリークリスマス』シリーズで見られる。
赤い服を着た男を目撃した人間は、遺伝子に刻まれた子供心によって急激に睡魔が襲い、眠りにつく。
なおサンタさんに欲しいものを答えなかった兵隊には、永遠の眠りがプレゼントされる。
事故紹介
コブラ部隊の面々が名乗りと同時に自爆する現象。
ぶっちゃけるとカット編集なわけだが・・・最近はボスの倒し方にレパートリーが増えたためか、事故紹介の後に戦闘シーンが入ることも。
どちらにしてもコブラ部隊の面々はろくな目に合わない。
宇宙CQC
『亜空間CQC』とも呼ばれる。
スネークが構えると、距離的に届かないはずの敵兵がまるで吸い寄せられるかのようにスネークの懐に瞬時に収まってしまう摩訶不思議なCQC。
他にも、敵兵が壁越しにスネークの動きに合わせて吹っ飛んだり、スネーク自身も滑るように移動しながらCQCを決めたりするなどバリエーションもある。アフリカハシリバコこと、ヴェノム・スネークもこの技を使用できる。
ソリッド・スネークもFOXHOUND時代にビッグ・ボスから学んだが、『犯罪者から教えられた技だから』と使用を控えていた。しかし見よう見まねの間違ったCQCを使い始めた兵を見て、MGS4で使用を解禁。年老いている身にも拘わらず、キレのいい完璧な宇宙CQCを繰り出した。
ちなみに、CQCはザ・ボスとネイキッド(=ビッグ・ボス)の二人で編み出したものだが、この技についてザ・ボスはまったく関与していない・・・と思われていた。
ARU
MGSⅤの動画のリザルト画面でSランクだった時に画面いっぱいに書き込まれるコメント。S『ARU』=SARUを狙ったもの。Aランクだった時は『S_RU』になる。
GZの時はわりと位置が合っていたのだが、TPPでは位置を合わせるどころではないカオスと化している。
デコイマイン
儀式の人が多用する投擲武器。時に敵の頭に当て、時に敵の足元で起動させ吹っ飛ばす。車にひっつけ、敵もろとも爆発させることも。……本来は囮用?そんなわけないじゃないか、HAHAHA。
とまぁ、動画中、専ら敵を気絶させるために使われるが、極稀に本来のデコイとしての役割に使われることがある。その際「デコイが囮として使われてる…」「デコイに狙わせる方法があるとは」というコメントで溢れるのもご愛嬌。
なお、普通プレイでもデコイはスタン武器として使われがちだったりする。
『無』を取得
主にヴェノム・スネークが使用していた技。気絶させた相手を段差がある場所に置き、地面に降りながら相手を担ごうとして『無』を取得する。
『無』を取得すると一瞬画面が停止するといった現象が起こり、次の瞬間別の位置にワープする。主に敵地からの脱出に使用する。
Suprise requested
支援を要請したときに流れる音声の空耳。本来はSupplies(供給物)なのだが、敵兵からすれば突如上空から装甲車や戦車が降ってきて大爆発を起こしたりするためサプライズ以外の何物でもない。
最近は支援要請時にDD所有の車両が自動回収される仕様を使い、逆に下からヘリコプターを撃墜することも。
リフレックスの権威
C4爆弾などの爆発物と車輌補給要請とアクセラミン(本来敵に見つかった時に発動するリフレックスモードを能動的に発動させる薬)を巧みに使いこなし優れた演出を行う儀式の人の異名のひとつ。元ネタはMGSⅤ:TPPのミッション「バイオニクスの権威」。消炭流戦車道とも。
主に同作の劇中歌である『Sins of the father』の歌詞の一部(通称ウォーホー。なおこの曲は他のMGS作品やMGS以外のプレイ動画でも使われる事がある)の他に『Nuclear』、『HEAVENS DIVIDE』のサビが流れ、爆発する車輌やそれに吹き飛ばされる敵兵を背にアクセラミンをキメながらキメ顔で立ち去る姿はまさに権威。一度だけ『うまぴょい伝説』が使われたこともある(『Sins of the Father』と作曲者が同じ)。
その派手さとカッコよさから動画のオチに使用されることが多い。
ラスヴィエット
儀式の人が山猫部隊と戯れる遊び場となる場所。
ボルシャヤ・パスト中継基地
通称『公園』。
敵兵だけでなく、広場に停めてある軍事ヘリや武器庫など、儀式の人の遊び道具にされてしまう。
グラーニニ・ゴルキー研究所
通称『実家』。
複数の侵入経路、非常ベル、武器庫、たくさんのドアと前述の中継基地より豊富な遊び道具があり、多くの敵兵や研究員達が翻弄される。
儀式の人のお気に入りステージの一つらしい。
スヴィヤトゴルニ東部
通称『別荘』。
上記の通り将校用の別荘があり、ここではオヤサルさまによる『鬼ごっこ』が繰り広げられたり、某地球の化身の着地シーンさながらの新儀式を編み出している。
クラスノゴリエ
本来はEVAと合流するためソ連兵や軍事ヘリの監視を掻い潜りながら登る場所なのだが、儀式の人にかかればここも遊び場となる。
ヘリが撃ち落とされたり、1名を除いた全ての兵が1ヵ所に集められ、並べて伏せられるという怪奇現象も起きる。
グロズニィグラード
グラーニニ・ゴルギー研究所よりも広く、ライコフやジョニーといった遊び相手が多い。進行上装備が整っている事もあってかできる事が多く、こちらも『実家』と呼ばれる。
BIG SARUの意志を受け継ぐ者達
オールド・スネーク
MGS4の主人公。
銃弾が飛び交う激戦の真っ只中を暢気にマラソンしたり、ドラム缶に入って転がりながら敵兵を轢いたり坂道を上がったり、あまりにも堂々とした姿に敵兵はおろか月光すらも素直に道を開けてしまう。マコーレー・カルキンさながらのホームアローン戦術も使用する。
焔の精霊を信仰するビッグボスとは違って、こちらは太陽神を信仰しており、太陽銃を天に掲げて「太陽おおおおおお!!」と叫びながら高速回転するという新たな『舞』を披露する。
MGS2ではソリッド・スネークとして登場。若い頃でもやはり、堂々とした姿に敵兵どころか監視カメラですらスルーしてしまう。
しかし、下記の雷電から度々悪ふざけを受けるなど、苦労人な一面を見せる。
雷電
MGS2の主人公で、ライコフ少佐のそっくりさん。ノードにアクセスする際に、チャットを使って視聴者に挨拶する律儀さと、冷却スプレーで敵兵に嫌がらせしたりファットマンのハゲ頭に麻酔銃で毛を生やしたりとお茶目な一面がある。
ただし、エマにセクハラや暴力を行い、彼女からの罵倒を喜ぶというド変態。そのせいか、ラストでローズマリーにボコボコにされる。
クレイモアが反応しない、レールガンをチョン避けするなどフォーチュンもビックリな幸運ぶりを見せる。
忍者のような素早くスタイリッシュな動きをするため、いつもの『舞』もスネーク達に比べてカサカサと動くので、少々気色悪い。人によってはトイレ前で漏れそうに悶えているようにも見える。
MGS4では一転、とても影が薄くなっている。
ヴェノム・スネーク
MGSⅤTPPの主人公で、別名『アフリカハシリバコ』。
アフガニスタンやアンゴラ地域で生息が確認される、ダンボールに似た生き物。
野生の動物でありながら道路や軍事基地内などによく出没し、装甲車やトラック、戦車が通りかかると二本足で立って走ってきたり、地面を滑りながら移動して近付いてくる。時には戦車の上に乗ったりするが、生息地域ではいつもの事らしい。
また、美少女に擬態するという報告もあり、近年では脱皮するという報告もある。
しかし、この生物が確認される地域では人や車両、コンテナや備品が神隠しにあったかのように消えたり、突如上空から箱や動物、装甲車や戦車が降ってきたりとした怪奇現象が発生する。関係性は不明。
ヘリコプターを嫌っており、近付くとロケットランチャーをぶっぱなしたり、戦車を落としたり、爆弾を設置した車を空に飛ばしたりして撃ち落としてくる(人呼んで「対空車撃」)。
また、ビッグ・ボスに酷似した姿に擬態する事もでき、左手からロケットパンチや電気ショックを放ち、デコイマインを投擲武器として使用する。
煙を好むらしく、いたる所で喫煙したり、スモークグレネードで煙まみれにした車を運転したり、果てには爆発した車両を背にキメ顔で立っていた様子が確認されている。
サム・"ポーター"・ブリッジズ
デス・ストランディングの主人公である「伝説の配達人」と呼ばれる男。それまで逃げ回るのが配達人の常識だったミュールに真正面から立ち向かい手玉に取ってきた。
配達を邪魔するものは容赦なく梱包したり荷物を投げつける一方で、BBをあやしたり休息中にハーモニカを吹くなどの穏やかな一面を見せる。
更には、尿意を我慢することでドラゴンボールよろしくの舞空術が可能。流石のBTもこれには唖然呆然である。
その動きがかつてとある戦場にいた兵士に酷似していたため、「SARU・"ポーター"・ブリッジズ」や「BIG SAMU」と呼ぶ者もいる。
ディレクターズカットが発売されてからは儀式ぶりが加速。ps5ならではの滑らかさに加えて、ミッションや訓練所、武器が追加されたことで見応えある動画になった。また装備品選択メニュー欄を開く際にリフレックスに似た状態になるのを利用したことで、疑似的なウォーホーが再現された。
境井仁
Ghost_of_Tsushimaの主人公である武士・・・のはずだが、敵陣を堂々と走り抜けたり敵兵の背後にいてもまったく気づかれなかったり、城に忍び込むミッションでは城主よりも先に城に入るなど、どちらかといえば忍者に近い動きをする。その侍とは思えないような動きや戦い方から視聴者からは登場人物のセリフをもじって「お猿さんの戦い方じゃない…」と言われる。
DLCで追加された壹岐において猿神様の神力を賜り、BIG SARUを超える称号…GOD SARUの称号が与えられた。
ジョエル
TheLastofUsの主人公である運び屋の中年男性。壁に張り付いての「舞」や敵の背後でスクワットをするなどその常軌を逸する行動から視聴者からは「感染者よりも恐ろしいもの」と言われる。
関連タグ
外部リンク
ニコニコ旧アカウント1:MGS3~4、それ以外のゲームでは主に影牢や戦場のヴァルキュリアが投稿されている。
ニコニコ旧アカウント2:MGSでは2~4、PW、それ以外のゲームも投稿されている。
ニコニコ新アカウント:MGSでは3(HDエディション)とⅤの動画、それ以外のゲームではゴーストオブツシマとDEATH_STRANDINGが投稿されている。
YouTubeアカウント:ニコニコには投稿されていないノーカット版やMGS以外の動画が多数投稿されている。
乗っ取りによりアカウント停止されたこともあったが、無事復旧している。
韓国のブログホストegloosにてブログを掲載していた(http://danboru.egloos.com/)が、現在はegloos自体がサービス終了している。