『何年、あの人(杉下右京)と相棒やってると思ってるんスか。』season7 第9話より
演:寺脇康文
右京さん!何勝手に俺の概要編集してんスかぁ!
警視庁特命係員。階級は巡査(巡査長たる巡査) → 巡査部長 → 退職 → 嘱託職員 → 司法警察職員
Season7途中までの杉下右京の初代と5代目現相棒。
長らく、(係長の右京を除けば)最も長く特命係に在籍していた人物であったが、Season20第8話時点で冠城亘に一旦は在職期間を抜かれてしまったが、次のSeason21第11話で再度記録を塗り替えた。
あだ名は「亀ちゃん」。右京からは「亀山くん」、美和子からは「薫ちゃん」、伊丹からは「亀」と呼ばれている。
刑事部捜査第一課入りを果たすが、指名手配犯を捕まえようとして逆に人質にされ、その一部始終がテレビで放映されるという失態を犯してしまい、
そのことを上層部から咎められて特命係に追いやられる(現実では人質にされた程度での左遷は無い)。特命係に左遷された時点では彼が7人目であった。
左遷された当初は右京とは反りが合わず、時に右京の強引さや策略に騙されたり振り回されたりして反発することも多かったが、右京の持つ心情や思慮に触れる中で徐々に彼のことを認め、良き相棒となっていった。
初めは手柄を立てて捜査一課に戻ることに拘っていたが、上記の理由で次第にそれもなくなり卒業まで、特命係に身を置く事を選んだ。
服装はフライトジャケットにカーゴパンツという警察官らしからぬラフな格好。
ある意味刑事ドラマの鉄則である刑事はスーツという概念を破っていた(凸凹コンビ感を出すためだろう)。
査問会議にもこの服装で出席するが、一応TPOに合わせてスーツを着ることもある(右京と初めて対面した時、通称「亀リーマン」として変装したSeason22第6話など)。また、Season22の最終回では「上だけ『MPD』バッジ付きのスーツ、伊達眼鏡」という格好で捜査会議にしれっと紛れ込みなどして制約のある右京に代わり情報収集を行った。
なお、後釜の相棒たちはみんなスーツだがノーネクタイで勤務している。
性格は曲がったことが嫌いな熱血漢。卑劣な犯人に対して時には問答無用で掴みかかったりするなどの強い正義感の持ち主。その一方で人情にも厚く、それによってうっかり流されてしまうことも少なくない。
又、捜査中たまたまあてずっぽで言った一言が右京にヒントを与える。犯人の動機によっては自ら自首を進めたり、逮捕前に犯人に最後に好きな事をさせるなどとそのしなやかさで、右京をサポートしていった。
子供の扱いにも長けており、悪戯盛りの悪ガキともすぐ意気投合して仲良くなれる才を持つ。プライベートでも、不審人物や行動を見ると職務質問をかける事が多いが、陣川公平の様に大失態を犯すような事はないものの、それが原因で事件やトラブルに巻き込まれる経験も少なくない。
一般常識に関しては若干疎い部分があり、島根県の県庁所在地を松山市と覚えていた。(実際は松江市。松山は愛媛県の県庁所在地である)だが昆虫に関する知識は右京をも上回り、同じ昆虫好きの米沢守と意気投合していた。
ちなみに嘘をつく時は敬語になる癖がある。
体育会系の経歴にしては意外にも味覚および嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり、ワイン評論家を驚かせたりする程。
また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」で事件の解決に大きく貢献する時が稀にあるが、何かと事件に巻き込まれやすいトラブル体質でもあり、初回での一件以降も幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある。
さらに霊感もあり、「全裸の女性の幽霊」を目撃したのがきっかけで白骨死体を発見し、幽霊や超能力に興味を持つ右京から「いささか嫉妬を覚えますねぇ」と言われた事もある。
捜査一課に所属する伊丹憲一や組織犯罪対策五課の大木・小松コンビとは同期の間柄。
特に伊丹とは捜一時代からライバル関係にあり、顔を合わせれば憎まれ口を叩きあう仲だが、緊急時には息の合ったコンビっぷりを見せることもあったほか、伊丹は警視庁を去る際には一応(邪険な態度は相変わらずだったものの)きちんと亀山を見送っていたため、内面では憎からず思っていたところもあったのかもしれない。後に復職(後述)した際には、自分から伊丹を挑発したり、伊丹から嫌味を言われても適当にあしらったりと以前と比べると両者の関係性に若干の変化がみられるようになった。
また、Season15から登場した鑑識官の益子桑栄も、伊丹や大木・小松コンビと同様、亀山とは同期の間柄(ただし、映像上で明確に両者が対面するにはSeason21まで待つ事になった)である。
右京さん、これが俺が運転してる車の遍歴なんスけど…
スポンサーの都合なのか、日産車を運転する機会がやたらと多い(当然、後釜の相棒達も様々な日産車を運転しているが、甲斐のみ右京が運転するフィガロの助手席に乗っている)。
初期はG10型ブルーバードシルフィ(Season1ではホワイトパールの前期型、Season2~3ではディープターコイズの後期型)、Season4ではグレーのY50型フーガ、Season5〜6および劇場版1作目ではG11型ブルーバードシルフィ(劇場版1作目では車両協力こそしているが「地上波の放送枠によっては『競合他社がスポンサーになる』可能性がある」ため、日産のエンブレムは「2枚の羽状のデザインをしたカバー」により蓋被せ処理がなされている)、Season7では黒のJ32型ティアナ、Season21ではベージュのT33型エクストレイル(ちなみにSeason2でもT30型エクストレイルを運転した事がある)と乗り継いでいる。
Season22も終盤に差し掛かった2024年3月6日、前任者である冠城亘(こちらはスカイライン)に次ぎ「インフォマーシャル形式のコラボCM」が放送、その後番組公式Twitterにて90秒のロングバージョンが公開された(前回はテレビ朝日公式YouTubeで期間限定の公開でロングバージョンは最終回での公開だったが、今回は最終回直前に双方同時に公開されている。加えてTVerでの見逃し配信でも視聴可能になった)。
人間関係スかぁ?
言わずとしれた相棒であり上司。
初期はソリが合わなかったが、一緒に行動していくにつれ、真の相棒になっていく。
なお、遠い未来の後任である冠城亘が登場するまでは「右京さん」と下の名前で呼んでいたのは彼だけであった。
旧姓は奥寺。新聞記者を経てフリージャーナリストになった薫の妻。
同じ大学の出身で大学時代から付き合っていた。
一時期別れた事もあったが、薫の姉の策略(?)により結婚し、現在に至る。
得意料理はピンクだか紫だか不思議な色のスープに様々な具材が入った美和子スペシャルと呼ばれる謎の煮込み(ごった煮とも言う)料理。味は微妙。美味くもなく、不味くもなく。
あの右京ですら狼狽える程のクオリティだが、地味にバージョンアップしているらしく、
season21では何故か青白く光っていた。
しかし、暇課長こと角田六郎はとても美味しいと絶賛している。
捜査一課の刑事。亀山とは同期であり、長年のライバル。そして腐れ縁。
よく「特命係の亀山ぁ~」などと言っては子供のような意地の張り合いをするものの、
実は似た者同士で、時には息のあったコンビネーションを見せる。
そして、season21で彼を「嘱託」と言う形で特命係に出戻らせた張本人(本人は否定)。
亀山と伊丹の後輩。
亀山が特命係に飛ばされた後も彼の頼み(実際は脅し?)に断れず、
捜査に必要な情報を流してしまう事も少なくない。
そして、その度に伊丹から頭を強めに叩かれる。
元東京地検の検察官であり、美和子を含めた3人で付き合うなど友情に厚い性格。
だが彼の正体は平成のジャック・ザリッパーと呼ばれた連続殺人鬼だった。
亀山「お前、浅倉か?本当に俺の知ってる浅倉なのか!?」
浅倉「そうだよ!大親友の浅倉だよ!」
プレシーズン2で特命係に逮捕された後も度々登場しており、Season2最終回で殺害された際には火葬場で荼毘にふす際に立ち会うなど、その友情は殺人鬼という色眼鏡があっても揺るぎないものだった(死後も幽霊で登場している)。
ある事件で知り合いとなり、以降現在に至るまで「亀山との面識がある数少ない準レギュラーキャラ」としてセミレギュラーとなっている。最近では(自身の後任の後任の後任に当たる)冠城亘とも出会い、陣川のポジションで出る事も多くなった。
お世話になりましたっ!!
Season7のある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィンを訪れた際、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を理解してほしいと感じ、それを教えるために警察官を辞め、妻の美和子と共にサルウィンへ旅立った。最後に関わった事件では、右京との出会いの事件を彷彿とさせたり、彼との信頼関係の強さを見ることができた。また、右京からの最後の言葉は出会いの時と同じく携帯電話による一方的なものだった。
右京の方の感情はわからないが、初対面の神戸尊に対して「君は亀山君のようにはなれません」と若干スレていたりしたため、彼なりに思うところはあった様である。
それから、時が経ち
残念ながらSeason7での退場以降、長らく「亀山薫本人が再登場」した事は無かったが、後年になっても他の登場人物の口から亀山を想起・連想させる台詞が散発的に出る事があった。
Season12初回では不審者宅に訪問する際、「サルウィンに行っていた亀山薫君ではありませんか?」などと出汁に使っていた(人違いという点を除けば文字通り「嘘は言っていない」のだが、当然聞かされた相手はそんな事を知る由もない)。
Season16の「300回記念スペシャル」ではSeason3時の映像が回想として使用され、エンディングでクレジットが表記された。
Season17では特命係が事件被害者の飼っていた亀を一時預かるエピソードがあり、訪れた伊丹が「特命係の……亀」と何処か懐かしむように発言し、芹沢と笑い合うという一幕もあった。
Season20でも所有者不在となった亀を右京が仲介し、小出茉梨が引き取る展開になり、右京が茉梨に亀の飼い方をレクチャーすると彼女から「それにしても詳しいですね。以前、亀を飼っていらしたことが?」と質問され、右京は「それはそれは手の焼ける亀でしてねぇ…」と答えていた。
そして遂に…
右京の下を去ってから14年後の2022年、Season21から右京の“5代目”相棒としてシリーズに復帰することが決定。
どのようにして亀山が特命係に戻って来るのか長年のファン達も注目していた。
そして初回。南アジアのサルウィンで腐敗政府を倒した、アイシャ・ラ・プラントという反政府運動のリーダーが親善目的で来日。
そのアイシャの動画には、彼女と共に亀山薫の姿もあった。
何故かパーティーに招待された右京が興味本位で会場に向かうと、そこにはサルウィンに渡っていた元相棒・亀山との再会が待ち受けていた。
積もる話の中、亀山は日本語教師の校長先生となり、アイシャはその教え子であり、サルウィンに渡って蒔いた正義の芽がアイシャと言う形で芽吹いたことを右京は喜ぶ。
そんな中、亀山のスマホに不穏なメッセージが届く。
それは、「アイシャを殺さなければ、旅客機を墜落させる」と言う脅迫文だった。
テロ予告のあった旅客機は美和子も搭乗していたが、無事に日本に到着。
しかし、アイシャは自らの手で絶命しているところを発見される。
そして第2話では、責任を問われた右京は禁足(謹慎ではない。右京の言葉を借りれば「行動制限はなされるが、食事と排泄は許されている」もので、時代劇でいう「蟄居」と呼ばれるものに近いが、一部屋のみの生活を強制される「蟄居」に比べ、「禁足」は敷地内であれば部屋以外の出歩きも許されている)を申し渡される。
アイシャの死に責任を感じていた亀山は、“親善使節団のメンバー”という立場を利用して、右京の捜査復帰を官邸に働き掛けてほしいと直談判する。
ところが、そこに当の右京が現れ、長年の勘から「亀山の根回し」を察知し「くだらない真似は慎んでください」と彼を一喝。
2人は再会も束の間、早くもぶつかり合う。とはいえ、その後は「トイレに迷った」と嘯く右京は「助言程度」に亀山の手助けをする事に。そして、また一人、新たな犠牲者が――。
右京と亀山が、衝突しながら国家の闇に迫るというストーリーだった…
…わけでもなく、その真相は一人の「愚かな男」である外務省幹部の厩谷琢の醜聞の隠匿という、つまらぬ暗躍だった。
番組終盤では、サルウィンから国外退去処分となってしまった亀山夫婦が日本に戻る(この辺の考察については後述)ことに。
日本に戻り、職を探すことになった中、捜査一課の伊丹が「なんとかしてやる」とまさかの出戻りに協力する展開に。
そして、紆余曲折の末に「嘱託」と言う形で特命係に戻って来た。
何だかんだいがみ合いながらも、最終的に甲斐峯秋に土下座(この回では中盤でも亀山に対し「お願いするときゃ土下座一択!」と発言していたため、結果論として発言者である伊丹本人もブーメランかつ言い出しっぺの法則で漢を魅せる形となった)までして亀山の復帰を手伝った伊丹にファンからは「あの伊丹さんが土下座してまで亀山さんを出戻りさせたのアツすぎる!」、「やっぱりイタミンってツンデレさん」などの反響が寄せられた。
その事実を亀山自身が知る日はいつの事やら…。
なお国賓である事を利用しまくった件については「右京さんの影響だろ」と言う意見も。
また、14年の間に特命係の周囲の人間関係などもいろいろと様変わりしており、面識のある人たちからは懐かしがられる一方で、「一度会いたいと思っていた」と自身が旅立ってからの登場人物に言われたり、逆に自分たちを目の敵にしていたはずの内村完爾が正義に目覚めていて面喰ったりもしていた。
なお、Season21開始時点では「小野田の死」は把握していなかった(時系列的に亀山夫婦はサルウィンにいたため)が、これはシーズン終盤にて思わぬ形でストーリーで絡む事になるが…その一方で「視聴者の知らない間に米沢と再会」していたりもする。
また、Season21の最終話で神戸尊と出会った際や、Season22の10話で笛吹悦子に絡んだ事件が起きた際のやり取りから、自分が日本を離れていた間に右京の相棒となっていた人物についてもある程度話は聞かされているようである(ただし、冠城とは現時点でまだ直接の関わりは持てていない)。
そして2023年元日SP『大金塊』の終盤、特命係と因縁深い(彼の言い回しを借りるなら「去年杉下右京が連れていた男」が逮捕しそこねた)衆議院議員、袴田茂昭からの警察上層部への根回しにより、警視庁への正式な再任用が決まった。
亀山達の「国外退去処分」は妥当だったのか?
第2話の終盤で亀山達は「国外退去処分」となったが、そもそもSeason21初回のサブタイトルである「ペルソナ・ノン・グラータ」とは「その国に駐在する外交官として入国できない者や、外交使節団から離任する義務を負った者」を指す外交用語である。
原義は「好ましからざる人物」「厭わしい人物」「受け入れ難い人物」を意味するが、仮にもサルウィンという国で『国の教育の一翼』を担い、何か問題行為を起こした訳ではない亀山夫妻がこれに当てはまるとは通常の考えでは到底至らない。額面通り受け取るならば「恩を仇で返す」様な話であるため、厩谷を「国賓待遇」として庇ったアイシャの親友であるミウの行動に不満を抱いた視聴者は少なくなかった。
右京はこの行為を「亀山君達に『最大限の敬意』を払ったのでは?」と推測しているが、一方でミウは「私はアイシャのように慈悲深くない…」とつぶやきながら「厩谷が遠くない時期に『暗殺』される」かの様に示唆されるシーンも描写された(実際、右京も知ってか知らずか厩谷に対し「…日本に帰国しなかった事を後悔する事になりますよ?」と薄々勘付きながらも半ば捨て台詞に近い忠告をしている)事などから、彼女のこの「一見不可解にも思える行動」を「もしミウが厩谷に『報復』する事を亀山達に知られたら彼の性格上『制止』されかねない、あるいは『親友と弟の敵討ち』に薫達を巻き込みたくない、もしくは日本語と同時に正義を教えてきた亀山薫の教えに背く事への『決別』、というある種の『優しさ』から、確実に横槍を入れられない様にすべく『敢えて心を鬼にして』亀山達に『国外退去』を根回ししたのでは?」と推測する視聴者もいる。
加えて、アイシャが遺した遺書には「犯人に罪を償う機会を与えて欲しい」という趣旨の文面が残されており、結果としてミウは親友の「最期の言葉」をも踏み躙った形であの様な行動に至った(もっとも、彼女としては親友の意思を汲み取ってはいたのだろうが、弟にまで悲劇が及んでしまった以上「たとえ最終的に『親友を裏切る』形になったとしても厩谷への復讐を果たしたい」という考察も出来るのは容易いのだろうが)のである。
結果として厩谷は「第二の加西周明」「S21版加西」と化してしまったが、この様な顛末に至るに彼の「自業自得」であるのは言うまでもないのだが…
主演及び、周囲の反応
<水谷豊氏 コメント>
亀山君が帰ってくる。
そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない。
過去に戻るのではなく、新たな未来にまた二人で向かうための再会を、
右京は淡々と待っていたに違いない。
<寺脇康文氏 コメント>
まず初めに、大好きな『相棒』に出演させていただくこと、そして14年ぶりに、
僕の分身「亀山薫」を演じることができる機会を頂けることに感謝の気持ちでいっぱいです。
何より役者人生の師匠と言っても過言ではない、水谷豊さん演じる「右京さん」と、
また「相棒」として、夢のような時間を共にできることを本当にうれしく思っております。
仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります!
今、はやりの言葉にすると、「シン亀山薫」でございます!
特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか!
皆さん!楽しみに待っていてくださいね!
とそれぞれコメントをしている。
5代目が寺脇であることが発表されると、Twitterでは、
「亀山くん」、「薫ちゃん」、「寺脇康文」、「亀山さん」、「寺脇さん」、
「特命係の亀山」、「右京さん」、「#相棒season21」、「伊丹さん」、「初代相棒」など、
関連ワードがトレンドを席巻した。
また、「水谷豊と寺脇康文が出会った頃から見ている男です。」と相棒フリークを公言するDJ松永や、「2022年で一番嬉しい!」とダレノガレ明美が彼の復帰に喜びのコメントを寄せている。
長年のファン達も彼の再登板に歓喜し、歓迎する一方、
右京役の水谷が「亀山君が最後の相棒になる」と公言した為、
本作自体が終わるのではないかと不安視する声もあるようだが…。
余談
演者である寺脇氏は右京役の水谷豊氏が本城慎太郎役で出演した「刑事貴族」シリーズ(1990年 - 1992年)で藤村亮役を演じた事もあり、この経緯も本作の立ち上げに深く影響を与えている。
本城と藤村のコンビは「代官署最強コンビ」と称され(悪い意味でだが)、それを彷彿とさせるものであった。
在籍期間が冠城に抜かれた際には「亀山君は7期くらいは出てたはずだよね?」などといまいちしっくり来ない視聴者もいたが、これは「Season1が1クール3ヶ月間のみの放送(Season2以降は現在の2クール制が定着)」であったことに加え「Season7も前半のみの登場だった」ために、この2つを勘案しても「正味2クール程度の期間」にしかならないため(Season1とSeason7の出番を足すと21話程度という「近年のシリーズの放送話数と同等の長さ」になり、亀山は都合上「6期出演」となる)、Season20第7話の時点で(Season14からSeason20にかけて記録を更新し続けている)冠城を追い抜けなくなるためである。なお、前述の通りSeason21からの復帰が決まった為、冠城に並ぶ、あるいは再び記録を塗り替える可能性も浮上し、実際同シリーズの第11話で冠城の記録を更新した。
2022年10月12日のSeason21初回放送に先駆け、前日にあたる11日に亀山にとっての「(当初の)ラストケース」である「レベル4」の前後編の2時間再編集版が(ゴールデンタイムに)再放送された際には「翌日には亀山が『帰ってくる』事が既定路線だった」ためか、冗談交じりに「そう言ってる割に一晩で帰ってくる」「1泊2日でサルウィンへ」などと茶化された事もあった。
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勇者ヨシヒコと導かれし七人…第5話に右京のパロディキャラである「テレアーサ」なる人物(演者のマギーは本家「相棒」にも薫が面識のあるゲストキャラで出演した事がある)の側近「亀島」が薫のパロディとなっている。なお、亀島役の鎌倉太郎は長らく本家「相棒」にはゲスト出演した事は無かったが、Season19第16話にて満を持してゲスト出演を果たす。
青島俊作…踊る大捜査線の主人公にして脱サラ刑事。緑のミリタリーコートを着込んでおり、刑事にしては比較的ラフな格好をしている点、やや粗暴な言動、曲がった事が嫌いな熱血漢など共通点が多い。
室井慎次…上記と同じく、踊る大捜査線の登場人物。ある事件で容疑者として疑われ、窮地に追い込まれた人物繋がり。Season21第3話予告の時点で「室井さんじゃん…。」と連想した視聴者もいた模様。誰に対しても敬語で接する面や、上層部では異端者として危険視されている面では右京に近い部分も。
亀山薫 →神戸尊
冠城亘 →亀山薫