概要
2024年現在、単にデロリアンといえばSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』に登場する、タイムマシンとして改造された車両が有名である。
この車は劇中でも大きく数回改造がされており、PART3の最後に失われるまで、何回も姿を変更している。
なお、この項目は基本的にネタバレを大量に含むため、このシリーズを見ていない場合、閲覧には注意を要する。
基本仕様
- 次元転移装置のタイムサーキットのスイッチをオンにする。
- 行き先の時間(月/日/年(西暦)/時/分)をテンキーで入力し、設定を確認。ディスプレイは3段表示で、上から「行きたい時間」「現在の時間」「前回の出発時間」の順。時間は24時間ではなく12時間(頭に午前・午後が付く)で表示される。
- 時速88マイル(約140キロメートル)へ加速する。
以上のプロセスをもってタイムトラベルが可能となる。タイムマシンとして必要な次元転移装置には1.21ジゴワットの莫大な電力が必要であり、どの仕様にも電源確保用の装置がそれぞれ取り付けられている。なお、「ジゴワット」(jigowatt)は脚本家のミスで生まれた架空の単位として有名であり、正しくは「ギガワット」(gigawatt)である。
なお、タイムトラベルに成功すると、目的時間の同じ場所に時速88マイルで走ったまま突入することになるため、出発前後の時間における地理的な差異や道路事情(例として、出発前の時間にはある道が目的時間には存在しない、出発前の時間には存在しない障害物が目的時間には存在する、など)を考慮して出発する必要がある。
そして出発側では閃光を発しながらデロリアンが消滅して炎の轍が残り、到着側には3回の閃光・爆風ともにデロリアンが出現する。
発明者のドク(エメット・ブラウン)によると、デロリアンを改造ベースに選んだ理由は「ステンレスの車体がタイムマシンにとって好都合なことと、見た目のかっこ良さ」から。
ちなみに、タイムサーキットのメインスイッチはシフトレバーの付近にあるため、シフトチェンジの際に誤ってタイムサーキットのスイッチに触れてしまうリスクがある。これによって、タイムサーキットのスイッチがオンになっていることに気付かないまま時速88マイルに達すると、搭乗者が意図しない形でタイムトラベルしてしまうことになる。
PART1
最初期の仕様。
タイムトラベル用のエネルギー源は核燃料(プルトニウム)で、ドクはこれを北アフリカ(リビア)の過激派から騙し取って入手していた。当然これがなくなるとタイムトラベルができなくなる。
他にも、タイムトラベル直後に車体がドライアイス(二酸化炭素の固体)で覆われるといった不具合も残っていた。日本製(FUTABA=双葉電子工業)プロポで遠隔操作することも可能(テスト搭乗者がドクの愛犬アインシュタインだったため)だったりと、実は地味な面でも結構スゴイ。
この実験中にマーティ・マクフライは(意図せず)1955年にタイムトラベルすることになるが、その際に消費してしまったプルトニウム(原子炉)に代わって、雷から必要な電気エネルギーを得るための端子が追加された。イラストはこのときの仕様で、車から伸びているフックがその端子である。
ちなみに、開発したドクは1955年当時に持っていた広い土地と邸宅を売り払ってまで製作したあたり、ガチで彼の人生をかけた発明と言える。
実はドクが閃いた次元転移装置(フラックス・キャパシター)の構想はマーティが辿りついた1955年の事であり、しかもマーティが完成品のデロリアンでやってきた事から次元転移装置の実現に確信を得たようである。
出発時間 | 目的時間 | 搭乗者 | 備考 |
---|---|---|---|
1985年10月26日午前01時20分 | 1985年10月26日午前01時21分 | アインシュタイン | 最初のタイムトラベル。試運転で1分先の未来へ移動。 |
1985年10月26日午前01時35分 | 1955年11月05日午前06時00分 | マーティ | 過激派から逃げるために搭乗して運転中、シフトチェンジの際に誤ってタイムサーキットの電源を入れてしまい、その状態で時速88マイルに加速したため。 |
1955年11月12日午後10時04分 | 1985年10月26日午前01時24分 | マーティ | 雷の電気エネルギーを利用。当初、1955年のドクは目的時刻を「前回の出発時刻」と同じ「午前01時35分」と入力したが、マーティが出発直前に「午前01時24分」に修正した。 |
1985年10月26日(未明) | 2015年(日時不明) | ドク、アインシュタイン |
PART2
厳密にはPART1の最後に登場した仕様で、飛行機能(作中の2015年時点では飛行可能な自動車が普及している)や動力源としてミスター・フュージョン(そこらのゴミ等で核融合を起こす機器。ちなみに未来での市販品)を追加、さらにはPART1初期の仕様の不具合も改良したシリーズの中で最も高性能なデロリアン。
なお改造後のデロリアンでも走行そのものには通常のガソリンを使用していることがPART3で明かされた。
ナンバーも2015年仕様のバーコードのようなものになっており、飛行中にタイムトラベルしてもやはり炎の轍を空中に残す。
一回のみの使用だが、瞬間的にタイムトラベルできる機能を持っていたようである。
PART2で再び1985年から1955年に飛んだ際、タイムサーキットが不調を起こしており、行先の時間設定がおかしくなる事があったが、これが落雷事故で1885年に飛ぶ原因となったのである。
出発時間 | 目的時間 | 搭乗者 | 備考 |
---|---|---|---|
2015年(日時不明) | 1985年10月26日午前(時間不明) | ドク | PART1の最後と重複 |
1985年10月26日午前(時間不明) | 2015年10月21日午後04時00分 | ドク、マーティ、ジェニファー | PART1の最後と重複 |
2015年10月21日午後(時間不明) | 1955年11月12日午前6時00分 | ビフ | これが原因で歴史が1985年Aに改変してしまう |
1955年11月12日午後06時38分 | 2015年10月21日午後(時間不明) | ビフ | |
2015年10月21日午後07時28分 | 1985年10月26日午後09時00分 | ドク、マーティ、ジェニファー、アインシュタイン | 1985年Aに到着 |
1985年10月27日午前02時42分 | 1955年11月12日午前6時00分 | ドク、マーティ | この直前にタイムサーキットに不具合が発生。歴史を1985年Aから元に戻す |
1955年11月12日午後09時44分 | 1885年01月01日午前00時00分 | ドク | 飛行中に落雷の直撃を受けてタイムサーキットが誤作動したため。過電流のためタイムサーキットと飛行機能が故障 |
PART3
ここでは大きく2回の改造がされている。
1回目は、PART2の最後、すなわち1955年に落雷の直撃を受けて1885年に行ったデロリアンを時代に取り残されたマーティと当時のドクが「発掘」してタイムトラベル可能な状態まで修復した仕様。イラストの仕様である。
落雷による過電流でタイムトラベルに必要なマイクロチップ(主人公マーティお墨付きの日本製だが、戦後10年のドクの頭の中では日本製=劣悪品のイメージだったため複雑な表情をしていた)が焼き切れてしまっていたため、真空管や電解コンデンサー等で代用回路を造り接続。可能な限り小型化したらしいがそれでもデカ過ぎて車内に組み込めず、ボンネットに括り付けるというアバンギャルドな姿になった。これによってタイムトラベル機能は復帰したが、飛行機能も破壊されておりこちらは修理できなかった模様。
幸いなことにミスター・フュージョン(核融合炉)は無事で、「電気エネルギーの心配」はなかった。他にも経年劣化で使い物にならなくなったタイヤ(グッドイヤー製)とホイールが1955年当時主流だったホワイトリボンタイヤ(アメ車などにみられる白いラインの入ったタイヤ)に履き替えられたり、行き先である西部開拓時代の道路事情を踏まえ車高が上げられている。
西部開拓時代で、タイムトラベル直後に偶発的に鉢合わせしてしまったインディアンの一群に攻撃されたことが原因で燃料漏れを起こしてガソリンを失ってしまい(核融合炉はあくまでもタイムトラベル用で、走行には転用できない)、この時代ではガソリンが入手できない為自走不可能と見なされる(因みにその後デロリアンを加速させる方法を試す過程で、アルコール度数の高い酒で代用を試みようとして、燃料噴射装置が爆発して故障した)。
そこで2回目は、最終的に辿り着いたデロリアンを蒸気機関車で押す方法によって時速88マイル(約140km/h)を得られるよう、線路上を走行するためにホイールが改造されている。タイヤは押す機関車の先頭部に緩衝材として使われた。
一方機関車側は、貨車や客車等余分なものを全て切り離し(このため、マーティとドクは機関車をハイジャックする羽目になった)、できるだけ勾配もカーブも少ない平坦な線路を走り、加速剤として薪の他に、ドクが経営していた鍛冶屋で使っていた強化燃料3本を火室の中に入れて燃やして加速力を上げる事にした。ただし、蒸気機関車のボイラーでは強化燃料の火力に耐えられず、最終的にボイラーが爆発してしまっていた。
この仕様でマーティは無事に1985年に戻ることができたが、クレイトン渓谷改めイーストウッド渓谷からヒルバレーの住宅地にたどり着いたところで慣性力を失い停止。そのままディーゼル機関車と正面衝突してバラバラになり、その生涯を終えた。
しかしその直後、人命救助で1885年に残ったドクがデロリアン開発で得た技術力を用いてなんとSLをタイムマシンに改造。ラストシーンでは妻子を伴い1985年のマーティーたちと再会したのだった。
出発時間 | 目的時間 | 搭乗者 | 備考 |
---|---|---|---|
1955年11月16日午前10時??分 | 1885年09月02日午前08時00分 | マーティ | |
1885年09月07日午前09時00分 | 1985年10月27日午前11時00分 | マーティ | 自走できないため蒸気機関車に推進されて時速88マイルに加速 |
小ネタ
原子炉や融合炉は実は後部に収まらない?
実車のDMC-12のエンジンルームを見てみると、とても原子炉や融合炉を格納できそうにもない程にエンジンが入っている為、どうやって取り付けたのかは謎。おそらく相当コンパクトかつ省スペースなサイズの原子炉もしくは融合炉だと思われる。
エンジン始動の不具合
1955年から1985年に帰る時に落雷までの時間スレスレでエンストを起こして始動に手こずったが、実は現実のDMC-12に実際にあった不具合である。設定ではその対策として実は緊急始動スイッチが存在する。
落雷電力供給
時計台の避雷針から伸ばしたケーブルにフックを接触させる方法、よく考えたら「デロリアンに長いケーブルを接続して88マイル走らせた方がより確実なんじゃね?」と普通は思うのだが…。
しかし抵抗の事を考えると妥当ともとれる。
ちなみに、途中でケーブルの繋ぎ目が外れてしまい、落雷の最中にドクは自力で再接続しているが、実は感電している。よく落雷で無事だったな。
意外と生涯が短かったデロリアン!?
1985年を基準に考えると、僅か3日ほどで「完成→改良→破壊」した忙しないタイムマシンであった事となる。最初のタイムトラベルで出発した時間が1985年10月26日の午前1時20分、最後のタイムトラベルで到着した時間が1985年10月27日の午前11時00分である。
ただし、デロリアンそのものは破壊に至るまで100年の時を経ている。このうち、大半が廃坑に封印されていた期間(1885年9月1日〜1955年11月13日の70年2カ月13日)となる。
デロリアンが複数!?
1955年には「1985年から来たデロリアン」「1885年から封印されていたデロリアン」「2015年からビフが乗ってきたデロリアン」「暗黒の時代改変が起きた1985年からきたデロリアン」の4つが存在した事となる。まさにタイムトラベルが無いとありえない現象である。ちなみに撮影用に使用したデロリアンも複数だという。
一つ問題なのが、「1985年から意図せず最初にタイムスリップしてきたデロリアン」の存在である。「スポーツ年鑑のせいで現代が暗黒1985年に改変されている」事がパート2で判明している為、何故影響を受けていないのかである。可能性としてはパート1のマーティとデロリアンは1955年にいる間はなんらかの形で影響を受けずに済んだと見るべきだろうか。(あくまでも考察の領域)
開発期間
ドクはタイムマシン開発に30年かけたとあるが、マーティが1985年から来た時にまだ草案の域だった次元転移装置が実証された事を目の当たりにしている。しかも、タイムマシンそのものの完成形まで見てしまっている事から1985年まで確実なタイムトラベルができる為に必要なものが世に出てくるのを待っていた可能性がある。
1955年にマイクロチップの代替にした回路、完成した次元転移装置、時間旅行に消費する多大な電力を必要とするのを知った事によってより確実なものを研究したと思われる。
また、こうなるとベースにした車がデロリアンであった必然性も頷ける。
修理に必要だった部品
1885年に飛ばされたドクが単独で1985年に帰還出来なかった理由として、part3で明かされたマーティ宛の手紙には「落雷によりタイム回路と飛行回路が損傷し、修理を試みるも必要な部品が1947年まで発明されないため断念した。」と記されていた。
この「修理に必要な部品」が何だったのかは作中で明かされてないが、「タイム回路(より正確に言うと回路内のマイクロチップ)の修復に必要」、「発明が1947年」という情報から推測するに、必要だった部品というのは電子工作でお馴染みのトランジスタの事だと思われる。
アトラクション版のデロリアン
大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含めた各地のユニバーサル・スタジオのテーマパークにあったアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」でゲスト(来場者)が乗ることができた8人乗りになった大型バージョン。
ドクが開設した研究機関「フューチャー・テクノロジー・研究所」にて開発され、映画本編とは対照的に体験乗車会に来た一般人の来場者にタイムトラベルを体験させている。
元々は1日先への未来に向かう予定だったが、研究所に侵入した1955年のビフ・タネンがドクを研究室に閉じ込めて、彼がpart3の後に新たに作ったデロリアンを強奪してしまったため、ドクの代わりにゲストがナビゲーターとして8人乗りデロリアンに乗って、過去や未来を飛び回る追跡劇を披露することになる。
PART2準拠の高性能に加え「4次元タイムトラッキングスキャナー」という装置が新たに取り付けられており、ビフが盗んだデロリアンがどの時間に向かったかを検知できる。「現在」の研究所にいるドクと時空を超えて通信でき、リモコンでの遠隔操作も可能。時速88マイル以上の速度でビフが乗ったデロリアンに追突することで、そちらのデロリアンを強制的に現代に連れ戻すことができる。
タイムサーキットのディスプレイは西暦4桁表示だが、年数の表記が収まらないくらい遠い時代にもタイムトラベルをした。
大人気アトラクションであったが、2016年のUSJを最後に現在このアトラクションはすべてクローズしており、体験することができなくなっている。
しかし、映像自体は「25thアニバーサリー Blu-ray BOX」と「30thアニバーサリー Blu-ray BOX」の特典として収録されている。
また、世界的大人気のゲーム「Minecraft(統合版)」から8人乗りデロリアンに乗って同じ冒険を楽しめるDLC「ユニバーサル・スタジオ・エクスペリエンス」が発売されている。
どちらも実際のライドに設置されていたモニターの映像やタイムサーキット、速度計などが車内に再現されており、在りし日のアトラクションを追体験することができる。USJに用いられた吹き替え版は残念ながらどちちらにも収録されていないが、体験できなかった人やもう一度味わいたい人は是非探してみることをおすすめする。
本編後のデロリアン
『コンテニュアム・コナンドラム』のデロリアン
part3の半年後に新たに作られたデロリアン。真正面からの見た目はpart2以前と酷似しているが、後部はコード類があること以外は普通のデロリアンとなっている。ナンバープレートはなく、改造途中だったのか、次元転移装置もないためタイムトラベル不可能。
…だったのだが、2035年から1986年に据え置き型のタイムマシンでタイムトラベルしたドクが2015年で寄り道してパーツを入手し、改造したことでタイムトラベルが可能となった。改造後の見た目は、ミスター・フュージョンがあること以外は改造前と同じ。
最終的にSL型タイムマシンのパーツと愛犬のアインシュタインを回収したドクが1893年に戻ることに使用したが、その後は不明(恐らくだが悪用されることを防ぐために破壊した可能性がある)。
『シチズン・ブラウン』のデロリアン
映画本編の1台目と同時に改造されたもの(改造途中のデロリアンが存在していた理由?)と思われるデロリアン。機能や見た目はpart2のものと全く同じものとなっている。
『THE GAME』のデロリアン
part2の最後の1955年に落雷の直撃で1885年にタイムスリップした際に複製され2025年に存在していたものが登場する。こちらも機能や見た目はpart2のものと全く同じものとなっている。
『THE GAME』は『シチズン・ブラウン』をゲーム化したものに近いため、この2作品の最初に登場したデロリアンは複製されたもの、後に登場したデロリアンは1台目と同時に改造されたものと思われる。
『THE GAME』にはさらに、青いデロリアンや、黒いホットロッドのデロリアンが登場する。
シリーズ外のデロリアン
『レディ・プレイヤー1』のデロリアン
外見はpart1とほぼ同じだだが、ナンバープレートが「PARZIVAL」である他にもpart2の飛行機能がある。また、『ナイトライダー』のナイト2000ことK.I.T.T.が搭載されており、フロント部のDMCのエンブレムがセンサーライトになっている。(ただし、装飾だけなのか劇中でK.I.T.T.が喋るシーンはない)
原作の『ゲームウォーズ』では上記の仕様に加え『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』に登場したオシレーション・オーバースラスターという物質を通り抜ける装置がついている。さらにドアには『ゴーストバスターズ』のロゴが貼られている。ナンバープレートは「ECTO88」で『ゴーストバスターズ』のECT-1とデロリアンのタイムトラベル速度の88マイルと思われる。
また、原作者のアーネスト・クラインはこの仕様に近づけたデロリアンを所有している。
『トランスフォーマー』シリーズのデロリアン
2020年に35周年を迎えた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「トランスフォーマー」のコラボ企画により、新しいオートボット「GIGAWATT」が誕生。
ビークルモードはデロリアンそのものであり、役職は「TIME TRAVELER」。
ロボットモードは胸部中央の次元転移装置とドクのものを模したゴーグルが特徴。
因みに日本国内でも「GIGAWATT」で名称が統一されているが、これは「ギガワット」とも「ジゴワット」とも呼んでもらえるようにと言う配慮の結果である。
なお、玩具はシージのサイドスワイプのパーシャル(パーツの一部流用)である。
『GTAオンライン』のデロリアン
ゲーム作品とはいえ本家を出すワケにはいかなかったが、限りなく近い仕様を持った『デラックソ』なるパロディ車両がアップデートで追加されている。
この車両はpart2序盤前後の2015年仕様のデロリアンをモデルとしており、羽根を出しての飛行やホバーモードを搭載し、ドアの開閉方式も本家まんま。
流石にタイムトラベルは出来ないが、武装車両なので豆鉄砲レベルのマシンガン、そして超誘導性能のミサイルを改造で追加出来る、原作と異なり殺意マシマシの乗り物。
本作GTA5のオンライン世界では他にもマッハ号やバットモービルモドキが存在しており、パロディに関しては原作を大いにリスペクトしている。
立体物
- アオシマの1/24スケールの模型にラインナップ。PART1、PART2、PART3が販売されており、各々劇中同様の仕様にすることができる。
- MATTELの1/6スケールのミニカーにラインナップ。仕様はPART1。
- ホットトイズのムービーマスターピースシリーズにラインナップ。合計14箇所にLEDを内蔵したライトアップギミックが組み込まれている。
- WILLY NAUTSの1/24スケールのミニカーでPART1、PART2、PART3が各々ラインナップされている。
- MATTELの1/24スケールのミニカーにラインナップ。パーツを交換することで歴代のデロリアンに再現することが可能
- MATTELの1/18スケールのミニカーにラインナップ。仕様はPART2だが、変形機構はオミットされている
- ファクトリー・エンターテイメントのプレミアムスタチューシリーズにラインナップ。仕様はPART2
- 海洋堂のムービーリボシリーズにラインナップ。仕様はPART2で、劇中同様のギミックが組み込まれている。
- ダイアモンドセレクトのボトルオープナーにラインナップ
- ユニオンクリエイティブの1/20の模型にラインナップ。仕様はPART2で、劇中同様のギミックが組み込まれている事を初め磁石内蔵の浮遊台座と炎のエフェクトパーツが付属する。
- JadaToysの1/32スケールのミニカーシリーズに各々ラインナップ。
- レゴシリーズで2013年に登場。組み換えでそれぞれのPARTに対応。2022年には更に劇中に近いディテールにされたものが販売された。
- タカラトミーのドリームトミカシリーズにPART3、後にPART1が販売。
- タカラトミーアーツのカプセルトイシリーズに各々ラインナップ。PART2は地上とホバーがそれぞれ。2022年には2ndが発売、こちらは閃光ver.凍結ver.線路ver.などがラインナップ。第1弾、2弾共にサイズはトミカと同じ、またホバーボード、ベース、炎エフェクト、防護服マーティといった小物が充実している。
- バンダイのガシャポンに2021年、各々登場。2022年にはプレミアムガシャポンにてDXとしてライトが光るものが登場している。
- 2021年にはタイムマシン仕様のレプリカが日本でナンバーを取得したことが話題となった。
日本でこの仕様で公道走行できる車両はこれが唯一である。
谷口信輝のyoutubeチャンネルで公開された動画。
- 2022年8月にノエルコーポレーションのフローティングモデル/バック・トゥ・ザ・フューチャーPartIIデロリアン・タイムマシーン。一部組み立てとシールだが、タイヤの変形と磁石内蔵の専用台座によって浮遊する。
余談
当初は車ではなく冷蔵庫になる予定だったが、当時普及していた冷蔵庫は内側からドアを開けられない仕様であった為に子供が真似をして事故につながる危険があるため車に変更された。
関連タグ
タイムモルカー - デロリアンのオマージュ