フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス
ふぇりくすゆーごふらるだりうす
プロフィール
概要
ファーガス神聖王国の筆頭貴族・フラルダリウス公爵ロドリグの次男で公爵家の嫡子。
1部では、ガルグ=マク大修道院内士官学校のファーガス出身者学級・青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の生徒。
クラスメイトのディミトリ、シルヴァン、イングリットとは幼馴染。
級長で主君たる王子のディミトリを「猪」、彼に全てを捧げるドゥドゥーを「犬」と呼び、棘のある態度をとる皮肉屋な一匹狼。
イングリットからは問題児のひとりとして扱われている(支援会話から察するに、実際にはシルヴァンに巻き込まれているだけの場合が多いらしいが…)。
今作のナバール枠といえる人物。
剣術の腕を磨くことには余念がなく、強い者を見つけるとまずは手合わせをしたがる。主人公が担任に赴任した時は勿論、死神騎士の話を聞いた時も「一度そいつと手を合わせてみたかった」と言い張るほどに戦闘好き。
彼自身が貴族の嫡男かつ大紋章持ちでありながら「紋章の力や貴族の立場に驕って鍛錬を怠るのは馬鹿だ」という考えを持っており、その考えに違わずかなりの努力家である。
また、他者に対しては非常に辛辣で口も悪いが、青獅子の学級の生徒達からは本当はとても心優しく仲間想いな事を理解されている(本人は否定しているため、言葉を選ばず一言で言うならクーデレやツンデレに近い)。
自身のプライドは高いがそれに見合うだけの実力をつける為の努力は欠かさず、また先述の通り他者の事も思いやり尊重する、武人、戦士らしいキャラクター。
グレンという兄がいたが、物語が始まる4年前に起きた「ダスカーの悲劇」の際にディミトリを庇って亡くなっている。
この事がきっかけで父親であるフラルダリウス公ロドリグとの間に、騎士としての考え方の違いによる確執が生じてしまった。
さらにそれから2年後の初陣を終えて以来、ディミトリに対しても辛辣な態度を取るようになった。ただしこれは変貌した(ように見える)彼を嘆く意味合いが大きく、かつての心優しいディミトリに戻ってほしいという友情の裏返しに近い。
ユニット性能
| 得意技能 | 剣術/弓術/格闘術 |
|---|---|
| 苦手技能 | 理学/指揮 |
| 才能開花 | 理学 |
| 紋章 | フラルダリウスの紋章(武器攻撃時、たまに威力が上昇) |
| 個人スキル | 一匹狼(騎士団を配備していないとき、または騎士団戦力がゼロのときに自分が与えるダメージ+5) |
| 固有習得スキル | 待ち伏せの陣/黒魔法必殺+10 |
| 固有習得戦技 | 両断/秘剣/強弓/ステップコンボ/マジックブロー |
| 理学習得魔法 | サンダー/トロン |
| 信仰習得魔法 | ライブ/リザイア/リカバー/レスト |
| スカウト条件 | 速さ10・剣術B+以上 |
| 成長率 | HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 魅力 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| % | 45 | 55 | 30 | 45 | 55 | 40 | 30 | 20 | 30 |
生徒の中では数少ない大紋章の持ち主で、技や速さ、力に優れる反面、守備、魔防が薄い典型的な剣士タイプ。剣術、弓術、格闘術が得意で理学と指揮は苦手。ただし理学は個別指導し続ける事で得意分野にする事が可能。固有スキルは騎士団が全滅している状態、もしくは配置していない時にダメージが加算する『一匹狼』。
基本的に真っ先に上げるべき技能は剣術であり、兵種は剣士系統を通らせるのがセオリー。上級職のソードマスターやアサシンが最終職の筆頭候補となる。攻撃の威力を求めるなら前者、技と移動力を求めるなら後者。
中級では傭兵・盗賊の他、「鬼神の一撃」目的で斧をつまみ食いし、ブリガンドを通過するのもあり。また、踊り子の試験に合格させてスキル「剣回避+20」を習得させ、回避性能に磨きをかけるのも良い。
一応、最上級職のエピタフを狙う事も可能。魔力の成長は凡庸だが、ちゃっかり射程3のトロンを習得するほか開花スキルで「黒魔法必殺+10」を習得出来るなど、魔法も十分サブウェポンとして運用できる。
ただし、あくまで運用面で問題ないだけであり、速さ成長率にマイナスがかかるなど成長率に大きな不安が有る。そもそもサブウェポンがほしいなら高い力を活かして弓を扱った方が強いので、どうしても魔法剣士にしたい場合を除いてお勧めは出来ない。
弓術や格闘が得意なのも良い。どちらも今作では優遇されており、先制2回攻撃で倒してしまいたい時は格闘、遠距離は弓といった具合に、剣以外のサブウェポンとして活かせる他、アーチャーの「命中+20」やグラップラーの「魔殺し」等、兵種マスターで得られるスキルを目当てにクラスチェンジするというのもアリ。
ちなみに、彼は必殺値100を作り出せる数少ないキャラの一人である。自身がソードマスター且つ剣術レベルS以上(剣必殺+10)・指揮レベルB以上で、キルソード系列の最終錬成先である『倭刀+』を構え、必殺の指輪を装備し、自身の姓を冠する騎士団「フラルダリウス兵」を率い、戦技「両断」を用いると、これでもう100%。ここに本人の技の高さによる更なる補正がなされ、相手の必殺回避値が余程高くない限り必殺率も100%に到達する。指揮レベルBが少し骨の折れる所だが、試してみる価値はあるだろう(ここまでやらずとも大抵70%くらいは目指せる)。
また、キルソード剣士特有の攻撃的な特殊能力は健在で、『フラルダリウスの大紋章』によって通常武器攻撃の威力が上昇がかなりの確率で起こるため、力の成長率の時点で元々最高レベルである攻撃力がさらに向上し驚異的な殺傷力を発揮する。これに先述の必殺率の高さが加わる事でとんでもないバ火力を叩き出す事が可能。
防御面が心許ないが、「待ち伏せ」を覚えれば緊急時でも先制攻撃からの必殺でピンチを乗り越える事は可能。また、1部での外伝にて条件を満たしてクリアする事で入手できるフラルダリウス家に伝わる英雄の遺産の一つ『アイギスの盾』を装備させる方法も有効。受けるダメージが物理攻撃なら-6、魔法攻撃なら-3というかなりの性能である上、紋章一致の効果でスキル「大盾」と「聖盾」両方が発動するようになり、フェリクスの防御面を大きく補う事ができる。ただし重さの問題で攻速落ちが発生するため、状況によっては装備を解除しておくなど、柔軟に運用していきたい。
もし重さを気にせず使いたいのであれば重装レベルをCまで上げて「重さ-3」を習得するのも良い。−3されるだけでも『倭刀+』と合わせて8(『銀の剣+』だけ装備しているのと同じ重さ)なので使い勝手がグンと上がる。重装は得意ではないが、不得意でもないのでついでにあげる程度でもそこそこ上げれるので余裕があればやってみるのもいいだろう。
総じて強力なキャラクターだが、欠点はやはり、指揮が苦手な点。本作の騎士団は非常に強力であり、強力な騎士団に適性がないのは痛い。個人スキルでダメージが加算されるが、騎士団装備で得られる物は基本的にそれ以上なので、騎士団の揃いが悪い序盤を除けば敢えて装備させない意味はまずない(特にルナティック)。
攻撃補正値は物攻+3のみになるが、必殺+10、回避+15と相性の良い補正が付き指揮レベルもEで済むジェラルト傭兵団を配備するのは有用な手段の一つだろう。
だが、それ以外の手段を取る場合(ジェラルト傭兵団を他のキャラに配備したい場合)は、苦手を覚悟で上げていく必要がある。
そんな指揮の欠点を踏まえてもなお、今作における強キャラの一人と数えていいだろう。スカウトする場合も条件が剣術＋速さと、素直に主人公を育成していれば比較的達成しやすくオススメである。
※括弧内は支援レベルの上限
情勢の変化により父が公爵の座を退いたため、本編中に家督を相続し、フラルダリウス公となる。
よりツンデレ要素に磨きがかかり、前作では単なる悪口が多かったが、本作では「一見悪口に見えるが内容は優しい発言」が増えた。アネットの歌には前作以上にハマる。
彼を操作できるのは青燐の章のみで、他の章では仲間にできない。
一匹狼の冬祭 フェリクス
「俺はフェリクス=ユーゴ=フラルダリウス。
このようなふざけた格好をさせるとは
貴様、覚悟はできているのだろうな?」
| 属性 | 青 |
|---|---|
| 兵種 | 弓/重装 |
| 武器 | トナカイの弓+ |
| 奥義 | 凶星 |
| A | 鬼神飛燕の一撃2 |
| B | 強化無効・遠距離3 |
2020年12月から超英雄で最初に登場。戦渦の連戦報酬として配布される。
ドゥドゥーの「想いを集めて」では、彼がダスカー人である事をあげつらって挑発する人物として描かれている。
ステータスはHPが高い事以外平均値。
トナカイの弓はお馴染み飛行特効と周囲2マス以内に味方がいるれば戦闘中、攻撃守備+5かつキャンセル効果。速さが得意なフェリクスにらしくない効果となっている。
耐久面もそこまで高くないので限界突破や改造は必須。
余談だが、幼馴染が3人とも水着姿で実装された中で1人だけサンタの扮装をしている事がネタにされていた。
孤狼の剣 フェリクス
「フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス。
俺は剣以外に興味はない。
そのつもりで扱うことだな。」
| 属性 | 赤 |
|---|---|
| 兵種 | 剣/歩行 |
| 武器 | 一匹狼の鋭剣(専用) |
| 奥義 | 神速回避 |
| A | 攻撃速さの秘奥4 |
| B | 攻撃速さの防壁3 |
| C | 速さの紫煙4 |
2023年4月からようやく通常版が登場。
クリスマス版とステータスを比べると攻撃速さ守備は上がるがHPと魔防は下がっている。攻撃は62とグレゴとルキノの次に高く、全剣ユニットで二番目。
専用武器はキラー武器効果に加え、自分のHPが25%以上がターン開始時か戦闘開始時のどちらかが満たしていると奥義発動カウントが最大ならカウント-2、最大より1低ければカウント-1と加速する。もう一つは戦闘開始時でHPが25%以上なら戦闘中、全ステータス+5と範囲奥義と受けるダメージを30%軽減かつ孤立していると戦闘中、敵の攻撃速さ守備-5。まさにフェリクスらしい一人で戦うことを得意とする。
そして奥義の神速回避もレギュラー入り。
ファーガスの剣鬼 フェリクス
「フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス。
この城で異世界の英雄と仕合えると聞いた。
さぞ骨のあることだろう……楽しみだ。」
| 属性 | 赤 |
|---|---|
| 兵種 | 剣/歩行 |
| 武器 | 錬磨サンダーソード(専用) |
| 奥義 | 陣風 |
| A | 攻撃速さの突破 |
| B | 一匹狼(専用) |
| C | 迅雷風烈・無極 |
第8回英雄総選挙で男性部門二位を獲得した事で2024年8月から登場。5年後の姿で最上級職のエピタフでやってきた。
通常版とステータスを比べるとHP以外は上回っている。
専用武器はキラー武器効果だがとても発動しやすい(カウント-2)で遠距離反撃と錬成ブレス効果。
もう一つは敵のHPが75%以上か周囲1マス以内の味方が1体以下の時は戦闘中、全ステータス+5かつ速さの15%分全ステータスがさらに増加とキャンセル無効と奥義以外のダメージ軽減を半分無効。攻める事も遠距離武器からの対策も可能とかなり万能。そしてキラー武器効果の上位互換がここで初登場となった。
個人スキルの「一匹狼」が専用Bスキルに。速さの差を比較するスキル判定時は速さ+7扱いの虚勢効果に加えて現ターン中、補助スキルを使用しないかされない時で「自分から攻撃した戦闘後」「戦闘していない行動後」のいずれかを満たしていると再行動発動かつ補助不可付与。
もう一つは自分のHPが25%以上か周囲1マス以内の味方が1体以下の時は戦闘中敵の全ステータス-5かつ速さの20%分、与えるダメージと受けるダメージが増減。敵の奥義による攻撃時はさらに速さの20%分、受けるダメージが減少。一匹狼らしく、一人で有利に戦いつつ何度も戦う効果だがなるべく補助スキルを使わせないようにしたい。
迅雷風烈系効果のグレードアップ版が登場。移動+1条件がターン開始時へ緩和。新たに攻撃した側の移動後のマスが移動前と異なる時、移動前と移動後のマス距離分、全ステータスが増加(最大3)して敵のバフ無効が追加。
常に移動距離が増えるようになり、激突系に似た効果で攻撃性が増すようになった。
余談
2021年12月27日にテレビ朝日で放送された『テレビゲーム総選挙』にて『ファイアーエムブレム風花雪月』が第23位になった。特に女性人気の高かった理由として恋愛要素がある事が取り上げられ、その際フェリクスの女主人公(ベレス)への告白シーンが公開された。これによってフェリクスは「地上波にプロポーズを晒された男」とファンの間で話題となった。
関連タグ
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ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ イングリット=ブランドル=ガラテア：幼馴染
ドゥドゥー=モリナロ メルセデス=フォン=マルトリッツ アッシュ=デュラン アネット=ファンティーヌ=ドミニク：級友
ディーク…同シリーズの中の人繋がり。
クーガー…シリーズ8作目聖魔の光石の登場人物で同じ名前の兄がいるという共通点がある。
バリィ・グッドマン…誕生日が同じFEキャラクター。こちらは中の人と同日に設定されている。
皇帝(タロット)：フラルダリウスの紋章の元ネタ。
