ティア・ハリベル
てぃあはりべる
「私の力の底など…まだ貴様に見せた覚えはないぞ」
巻頭ポエム
犠牲無き世界など ありはしない
気づかないのか
我々は 血の海に
灰を浮かべた地獄の名を
仮に世界と 呼んでいるのだ(42巻)
プロフィール
概要
性格は冷静沈着で戦い方も慎重。
十刃の中では藍染惣右介への忠誠心は高い方。
従属官の三人とは破面になる前から一緒に活動しており、メスの虚はオスの虚に襲われやすいことからそれを防ぐためハリベルが集めたことで結成された集団である。そのため部下思いで三人からもとても慕われている。
この頃から容姿は破面の時と大差なく、顔に至っては人間のそれであった。
容姿
顔の下半分がマスクで覆われ、上半身は腕まで肌が隠れているが胸部の下半分(下乳)から肌が露出され、下半身は長いズボンで覆われていて腰に巻いたベルトで支えている感じとなっており、大胆に両腰部分は露出され、前部分も辛うじて隠れている。
そのあまりの過激さ故にアニメ版では服の修正が入り、胸の一部にも仮面をつけられ露出が抑えられた。
当然というべきかpixivではほぼ全てが原作デザインで描かれている(メイン画像は原作版のデザインである)。
千年血戦篇のアニメ版ではちゃんと原作通りの衣装になっている。
ちなみに虚なら誰しも孔があるのだが、彼女にはそれが見当たらないことが一時期話題となった。後の設定集にて、孔の場所が"子宮"(正確には子宮が位置する下腹部)にあることが判明した。
本編での動向
破面篇
空座町決戦において、護廷十三隊十番隊隊長・日番谷冬獅郎と戦闘。一度は冬獅郎の卍解・大紅蓮氷輪丸の氷天百華葬により氷漬けにされるもワンダーワイスの叫び声によって氷天百華葬が砕かれ、戦線復帰。その後は外部より来た猿柿ひよ里、矢胴丸リサも交えての3対1の戦いになる(ただし再戦時は日番谷は始解で戦っているので本気は出していない)。
復活したはいいものの、あまり戦闘シーンは描かれず、破面の力に失望していた藍染惣右介にあっさりと斬り捨てられてしまう。彼に用済みとして捨てられたため、忠誠心を捨て、彼に反撃するも目の前にいる藍染は鏡花水月による偽者であり、背後にいる本物の藍染からトドメを刺されてしまい、あえなく戦闘不能になり地上に落下した。
なお藍染からは「君ごときが私に2度も刀を抜かせるな」とあしらわれてしまっている。
小説によれば井上織姫の治療により生き延びており、同じく織姫の治療で生き残ったアパッチ、ミラ・ローズ、スンスンと共に虚圏に帰還したとのこと。
千年血戦篇
藍染が一護に敗れて尸魂界に収監され、元の主であるバラガンも死亡したため、彼らに代わり虚圏を治めていたが、虚圏に攻め入ってきたユーハバッハ率いる滅却師集団に敗北して捕えられ、虜囚となってしまった。
原作ではこの時滅却師集団のうちの誰と戦っていたのか不明だったが、小説『Can't Fear Your Own World』で判明し、アニメで正式に補完された。それによるとユーハバッハが直々に戦っていたらしい。
ハリベルを虜囚にした理由は不明でネリエルら破面への見せつけ説、単純にハリベルが強すぎて邪魔なので排除したかっただけ説、彼女も改造してイーバーンのような戦士にしようとしてた説などが考察されている。
アニメ版ではこのユーハバッハとの戦闘シーンが補完されており、ボロボロになりながらもネル、ペッシェ、ドンドチャッカら3人に逃げるよう促していた。
本編ではそれっきり放置されていたが、小説『Can't Fear Your Own World』で霊王護神大戦終戦後、ユーハバッハが真世界城を作った際にその改築に合わせてハリベルも真世界城に移動していたことが判明。
ネリエルにより釈放され、彼女に肩を貸してもらいながら移動。和尚に霊王(ユーハバッハの遺骸)を見せられ、ドン引きしつつも「藍染が霊王を憎んでいた理由が分かった」と彼の気持ちを理解した。
その後ネリエルの肩を離れ、見逃してくれた京楽春水と和尚に礼を言い、再び虚圏に帰還した。
そしてリルトット達の攻撃からルドボーン、ロリ、メノリを助けた後に産絹彦禰の騒動に巻き込まれ、激闘を繰り広げる。
尸魂界に潜入したグリムジョーを追って再び尸魂界に向かい、志波空鶴の家で死神と会議し、叫谷で死神や滅却師、完現術者と共闘し、已己巳己巴にダメージを与えるのに貢献した。
過去
原作では一切語られておらず不明だったが、アニメで判明。
藍染に裏切られ退場するタイミングで挿入された(ただし、原作者が監修しているかは不明)。
前述の通りアパッチら三名とは藍染によって破面となる前から共におり、襲ってきた虚を四名で協力して倒していた。
虚圏では強くなるために他の虚を殺して喰らうことが当たり前だが、彼女は誰かを殺して力を得ることを良しとせず、一人で倒せないならみんなで倒せばいいということでアパッチらとともに行動していた。しかし彼女単独でも並の虚ならば一撃で両断できるほどの実力は持っていた。
その実力の高さから虚だった頃にバラガンからは目をつけられており、何度か接触され軍門に下るか目の届かぬところに消えるかの選択肢を投げつけられている。
その時彼女に気安く触れた虚の顔面を切り裂いており、そのことがきっかけで恨みを持ったその虚が破面となったのちハリベルは彼に復讐されている。
最上級大虚だったハリベルでも破面となった彼には歯が立たず、助けに入ったアパッチ、ミラ・ローズ、スンスンら三人は瀕死に陥る、先述の考えを持ち強くなろうとしなかったことを後悔し彼にとどめを刺されかけるがすんでのところで藍染に助けられる、そして彼から「犠牲を生みたくなければ力をつけることだ」 「我々と共に来るといい、君を理想のもとへと導こう」と言われハリベルはそれに従ったことでアパッチらと共に破面になった。
関連タグ
ティア・ハリベル(CFYOW):ゲームのオリジナル形態。
ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ:ハリベルの先々代の第3十刃。
ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク:ハリベルの先代の第3十刃。