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ライノ(MARVEL)の編集履歴

2024-12-22 21:31:51 バージョン

ライノ(MARVEL)

らいの

MARVELコミック、特に『スパイダーマン』シリーズのヴィラン。

概要

MARVELコミック、特に『スパイダーマン』関係のヴィラン。「シニスター・シックス」の一員になったこともある。

本名:アレクセイ・シチェビッチ(Aleksei Mikhailovich Sytsevich)。ロシアからやってきた移民で、アメリカでの偽名は「アレックス・O・ハーン(Alexander O'Hirn)」。

金目的で人体実験を受け、サイを模した超人へと生まれ変わった。


ガンマ線照射によって増強された体力・スタミナ・耐久力を持ち、最大であのハルクと数日戦えるほど白兵戦も強い。そして何より着脱不能の外骨格(スーツ)。見かけによらずスピードも速く、突進を得意とする。

なお本来の性格は温厚で、特に子どもには優しい。


初登場は1966年7月の『Amazing Spider-Man #41』。

J・ジョナ・ジェイムソンの息子の宇宙飛行士ジョン・ジェイムソンを誘拐しようとニューヨークに現れるが、この手のキャラにありがちな「方向転換が苦手」という弱点をスパイダーマンに見抜かれ敗北。二度目の対決ではカート・コナーズ博士の協力で作った特殊な蜘蛛糸でスーツを融かされ敗北した。

しかし自身を改造した科学者に再び改造してもらい、耐酸性と倍の強度を手に入れたはいいが、その最初の任務はブルース・バナー博士の誘拐。ハルクに変身した彼に返り討ちにされてしまったものの、その戦いぶりを知ったザ・リーダーにさらに強化を受け、ブルースとベティ・ロスの結婚式を襲撃した。

この関係で、ハルクの宿敵としても知られる。


その後エッグヘッドキングピンに雇われたり、サンタクロースに扮して子どもにお金を配ったり、裏社会の格闘技賭博でケインと戦ったり、実験で一時的に半人半獣の化け物になったり、ユリシーズ・クロウに雇われてワカンダへ攻め込んだりと活躍。

ある時銀行強盗の最中に誤って警備員を殺してしまったことでパニッシャーに狙われ、クレイヴン・ザ・ハンター(セルゲイではなく息子)に助けられた。直前にスパイダーマンが世間に正体を明かしたこともあり、引退を決意。自首したが、早期に仮釈放された。直後にセルゲイの妻アレクサンドラから復帰を提案されるも断ったため、別人が「ライノ」を名乗り活動。自身を襲い妻が亡くなったため復讐し、復帰した。


やがてニューヨーク市長になったキングピンの「サンダーボルツ」に加入したが、パープルマンの非道な作戦に反対しスパイダーマンに密告。それからしばらくは、誘拐された姪を助けようとスパイダーマンやキャプテン・アメリカと手を組んだり、タスクマスターブラックアントに追い詰められたためスパイダーマンと共闘したりするも、やがてヴィランに戻り、キング・コブラスコーピオンヴァルチャーたちと「サヴェッジ・シックス」を結成した。


他メディア

アニメ

作品日本語版CV
1967年版加藤治
1994年版石川ひろあき
スペクタキュラー・スパイダーマン(不明)
マーベルスパイダーマン堀総士郎


日本語版:松丸幸太郎


スーツを着るのではなく、犀の遺伝子を取り込んだことで体が変質した存在。



本編には未登場だが「バチ魂バット」にて商品化されている。属性はもちろんアニマル。


実写

演:ポール・ジアマッティ / 吹替:楠見尚己


冒頭でオズコープ社からプルトニウムを盗み出して警察やスパイダーマンと壮絶なチェイスを繰り広げた末に御用となり、刑務所に入れられる。


アメイジングスパイダーマン ライノ

その後ハリー・オズボーンの手引きによって脱獄、クライマックスでサイを模した巨大なロボットスーツを装着して出現。

コミックとは異なり本人はごく普通の人間のまま。ミサイル・両腕のマシンガンで武装し、普段は二足歩行だが四足歩行形態での突進も可能である。


スパイダーマン 描いてみた

スパイダーマンのいなくなったニューヨークで好き放題暴れていたが、復活したスパイダーマンが現場に到着したため戦闘になる。


続編『3』にも引き続き登場予定だったが、シリーズ自体が打ち切られてしまった。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもウェブバース・ピーターの口から彼の存在が語られたが、やはり決着については触れられていない。



クレイヴン・ザ・ハンター&ライノ

演:アレッサンドロ・ニヴォラ / 吹替:堀内賢雄


スパイダーマン・ユニバース」の映画第6作に登場。

こちらも身体がサイのように変質したバージョン。

典型的なパワータイプキャラのコミックと異なり、変身前は眼鏡をかけたインテリキャラ。


主人公:セルゲイ・クラヴィノフ / クレイヴン・ザ・ハンターの父:ニコライ・クラヴィノフと同じくマフィアであり、セルゲイがまだ少年だった頃にニコライへ協力を求めたが、病弱な身体を馬鹿にされた上に「お前は何物でもない。話す価値もない」とすげなく断られた過去を持つ。


その後、ニコライの言う「何物」になるべくマフィアとしての実績を積み、一組織のボスにまで成り上がるとともに、狩人でもあるクラヴィノフ家の人間に並ぼうとある医者の協力を仰ぎ人体改造を施した結果、驚異的な身体能力と筋骨隆々とした肉体、さらには硬質の肌を持つ超人ライノ」への変身能力を得る。変身後は眼鏡をかけていなかったことから、視力も変身中は一時的に強化されている可能性がある。

しかし、変身は強制的なものである(=自力では制御できない)上に、全身に激痛が走る等身体への負担が大きいことから、普段は変異を抑制する特殊な薬を背中に背負ったリュックサックから点滴のように常時投与し続けなければ人間としての身体を保てない、不完全なものでもある。また、皮膚装甲の厚さも場所によってムラがあるようで、胸や肩の辺りは突き立てたナイフが逆に折れてしまう程の頑強さを誇る一方、腹部の周囲は可動性を確保するためなのか(はたまた十分な時間が取れず変異が不完全な状態で戦いに挑んだためなのか)比較的装甲が薄く、弱点になっている。


セルゲイが世界中に銃火器を売るキーロフ・ギャングのボス:セミョン・チョーニィを殺したことを機に、キーロフ・ギャングを自らの組織に吸収。同様にその組織の縄張りを狙っていたニコライと抗争することになる。そんな中、何者かからチョーニィを殺した「ザ・ハンター」の正体がセルゲイだという情報をリークされる。

セルゲイの存在が邪魔だと考えたアレクセイは、兄を以前セルゲイに殺されたことで彼に恨みを持っていたザ・フォーリナーという暗殺者を雇い、またセルゲイの弟ディミトリを人質として拉致してセルゲイをおびき寄せる。


数度の機会を経て、セルゲイの隠れ家を見つけたアレクセイは、子飼いの兵士とフォーリナーを連れて襲撃。

地の利を生かしたセルゲイによって部下を皆殺しにされながらも、フォーリナーが用意した特殊な毒薬と得意の催眠術で彼が行動不能になったことで勝利を確信し、銃声と「フォーリナーが仕留めた」という部下の報告を聞いて、遺体も確認せずにその場から退却する。


だが、銃声はフォーリナーがカリプソに射殺された時のもので、セルゲイは寸でのところで難を逃れており、息を吹き返したセルゲイの猛追を受ける。

やむを得ずアレクセイはライノに変身、圧倒的な防御力と怪力でセルゲイと互角以上に渡り合ったものの、腹部の装甲が薄いという弱点を見抜かれてそこを攻撃されて怯んだところへ、体をワイヤーで雁字搦めにされて野牛の群れに放り込まれ、無数の野牛に踏みつけられたことで致命傷を負ってしまう。

最後はディミトリに銃で止めを刺されそうになったが、セルゲイに止められ、半分だけ変身が解けた状態で絶命した。


ゲーム

日本語版:山野井仁


続編『:Miles Morales』ともども登場。詳細は作品記事参照。


その他

ミステリオが作り出した幻影として登場。


関連タグ

MARVEL スパイダーマン


仮面ライダーガイ:犀を模したアーマーを着た悪役。

サイ怪人:サイをモチーフとした怪人

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