概説
部活動とは、学校生活における活動、および活動団体のことである。
生徒主体による特定分野での活動、およびそれを目的とした団体のことであり、クラブ活動やサークル活動なども大きく包括(ほうかつ)している。
部活、クラブ、サークルの違い
現在施行されている、学校の学習・指導方針の要目を記載する『学習指導要領』では————
部活動は,学校教育活動の一環として,スポーツや文化,学問等に興味と関心をもつ同好の生徒が,教職員の指導の下に,主に放課後などにおいて自発的・自主的に活動するもの
と記載されている。
つまり、学校公認かつ教師の指導を受ける自主的な生徒集団による活動全般を指している。また、公式な場での成果の発表を求められることが多く、大会への出場やコンクールへの出展、そうでなくとも学園祭での活動報告など、各団体の活動の成果を見せることも部活動の一環としている。
クラブ活動もかつては部活と大別されてはいたものの、その定義が上のものと差がないことから、2003年改訂版からは部活動と合併され、公式な呼称からは消えている。
現状では、部活とクラブ活動は同義とされる。
一方、サークル活動は「ある活動を通じて人間関係の形成を学ぶ団体」とおおむね定義されており、部活動のように活動内容の成績を強く求められたり、強制される性質は薄く、同好会として人間同士の交流を楽しむ活動に比重が置かれている。そのため、日本では大学で大きく発展し、社交性を培う場所としての位置を占めている。
また、2010年代の末期から、教員の負担を軽減する「働き方改革」の施行や、少子化に伴う部員数確保をはじめとする世情を反映する形で、部活動を教育機関から分離して地域(民間)へと開放する動きが進んでいる。あわせて、フィクション作品では民間クラブチームに所属している生徒乃至、専門学類生徒が部活動/サークル活動に所属している話が絶っていないが、現実で任意入部制の際は事故防止の観点で所属を認めるのは普通科とし民間クラブチームも含め、多重を行わないこと(民間クラブチーム所属生徒が所属できないことや、スポーツや特定芸術などの学類所属生徒が規程で民間クラブチームも含め所属できない(つまり民間クラブチーム所属生徒が校内の部活動/サークル活動との掛け持ちや専攻学類とは別の分野を部活動/サークル活動乃至、民間クラブチームへ所属すると言った掛け持ちによる事故防止))と定める場合も多い。
フィクション作品における部活
学園ものと兼用されている場合もあるが、部活動をメインとしたものは相対的に授業などの描写があまり登場しない作品もある。顧問やOBといった人間関係が光ったり、果ては廃部寸前で強引に入部させられるなんてパターンも。
部活としてのジャンルも様々であり、体育系、文化系はもちろん、学園のなんでも屋団体、部活とは名ばかりの侵略者撃退組織、ギャグ色の強い作品だと完全に生徒の自由なんてのもたびたびある。
主な部活
スポーツ | 運動部 ウエイトリフティング部 射撃部 サッカー部 自転車部 水泳部 ソフトボール部 卓球部 テニス部 バスケットボール部 バトン部 バドミントン部 バレーボール部 ボクシング部 ホッケー部 野球部 ラクロス部 ラグビー部 陸上部 レスリング部 登山部 馬術部 |
---|---|
武道 | 空手部 弓道部 剣道部 柔道部 相撲部 薙刀部 |
文化 | 文化部 映画研究会 クイズ研究会 軽音部(軽音楽部) 吹奏楽部 管弦楽部 合唱部 ダンス部 文芸部 茶道部 書道部 漫画研究会 園芸部 手芸部 囲碁将棋部 パソコン部 |
芸術 | 演劇部 写真部 美術部 |
学問 | 科学部 家庭科部 天文部 |
学校生活 | 生徒会 新聞部 放送部 応援団 チアリーディング部 |
無所属 | 帰宅部 |
架空のもの
ブルーアーカイブの部活は当該記事参照。
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