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485系の編集履歴

2013-04-30 23:43:44 バージョン

485系

よんひゃくはちじゅうごけい

国鉄が製造した交直流特急用電車の決定版

鉄道車両の形式の一つ。国鉄の交流・直流両用特急形電車の485系に関するイラストにこのタグが付けられる。鉄道ファンからの通称は「ヨンパーゴ」など。


485系特急形電車

狭義では1968年から新製・営業運転開始した直流・交流(50Hz/60Hz)の3電源対応の車両を指す。広義では1964年新製・営業運転開始の481系(交流60Hzのみ対応)、1965年営業運転開始の483系(交流50Hzのみ対応)、1972年営業運転開始の489系碓氷峠通過時のEF63形との協調運転に対応)の各系列を含めた総称。489系以外はモーターを載せない付随車・制御車は(クハ・サハ・サロ・サシ)481形を名乗り共用される。


特に狭義の485系はATC導入区間を除く全国すべての国鉄の電化路線で運転可能であり、実際に大阪駅青森駅間で2001年まで運行された特急「白鳥」ではその性能が発揮されていた。また、特に国鉄時代は新幹線延伸等で全国的な広域転配属が度々行われており(青森から鹿児島に転属したケースすらある。逆に南福岡から勝田に転属したケースもある。)、その意味でも有効に利用された。


電化区間がなかった四国を除く北海道本州九州の各幹線で特急列車に広く運用された。国鉄分割民営化時にはJR東日本西日本九州の各社に承継され引き続き活躍している。また、車両を承継しなかった他のJR各社においても、JR北海道では津軽海峡線の特急列車(「はつかり」→「白鳥」)でJR東日本の車両が、JR東海では「しらさぎ」運用でJR西日本の車両がそれぞれ乗り入れており(JR東海はは既に運用終了)、定期列車設定のないままに終わったJR四国でも臨時列車での乗り入れ実績があり、瀬戸大橋も走行している。


老朽化等により各社とも後継車両に置き換えられてきている。2013年1月現在、定期運転で走行するのは東日本所属車両のみで、西日本(一部東日本車両使用の列車が存在する)、九州は2011年3月までで定期運転から引退した。なお、西日本の車両の一部が183系(200,700,800番台)に改造されているが、こちらも2013年3月15日限りで定期運用を終了した。


余談だが485系の後期型はその先頭部の形状から「電気釜」や「炊飯器」というあだ名がついているそうである(同様の形態である183系、583系も同じあだ名がついている)。


関連画像

初期車両

後期車両

特急雷鳥号


改造車

国鉄・JR通して485系には数々の改造車があるここではその一例を紹介しよう。

  • 485系3000番台

特急 北越

JR東日本が485系が新型特急に対する見劣りが激しいため、グレードアップを目的にリニューアル改造した車両。「はつかり」→「白鳥」用の青森車両センター所属車と「いなほ」・「北越」等用の新潟車両センター(旧上沼垂運転区)所属車の二つが存在。

  • クロ481形2000番台

JR西日本が「雷鳥」系統へのテコ入れとして車両のグレードアップをする為、中間車サロ489形1000番台を吹田工場でパノラマ型運転台を新設、制御車化改造したもの。「スーパー雷鳥」で活躍後、「しらさぎ」に転用、さらに国鉄色に塗り替えられて「雷鳥」のグレードアップに用いられた。2011年運用終了。


  • クモハ485形200番台

「スーパー雷鳥」の人気が急上昇すると富山地方鉄道七尾線への乗り入れの為、3両編成の車両が必要となった。そこでモハ485形に低運転台貫通形の先頭部を接合し制御車化したのが本形式である。スーパー雷鳥の富山方に連結された。乗り入れ中止後は「しらさぎ」(米原駅以北での増結等)に転用、その後さらに「北近畿」・「まいづる」等の山陰本線福知山線舞鶴線系統へと転じ、183系の一員となった。貫通形の特徴を生かし分割・併合運用に活躍したが、後継車287系の登場で引退した。


関連タグ

国鉄 JR東日本 JR西日本 JR九州 特急 L特急

181系 185系 189系 489系 583系

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