概要
『機動戦士ガンダム』の時代から40年以上、『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』の時代からは約30年経った宇宙世紀0123年が舞台となっている。「ガンダム F91」タグで登録されることが多い。
同時上映は武者・騎士・コマンドSDガンダム緊急出撃。
元々はTVシリーズとして企画されていた作品であり、元々の構想のプロローグ部(1クール)分に当たる物語を劇場用に映像化したものである。
しかし、諸般の事情から続編は作られる事は無く、物語の続きは漫画作品機動戦士クロスボーン・ガンダムで語られている。
物語
宇宙世紀0123年。月の周辺に新設されたフロンティア・サイドのコロニー、フロンティアIV。その内部にあるフロンティア学園では学園祭が開催され、いつもと変わらぬ平和な一日が過ぎようとしていた。
そんな中、フロンティアIVに近づくMS部隊の姿があった。彼らの名は、クロスボーン・バンガード。庶民のための真の貴族による支配主義「コスモ貴族主義」を標榜するマイッツアー・ロナが創設した武装集団に所属するMSだった。
クロスボーン・バンガードのMSはフロンティアIV内部に潜入し、迎撃する連邦軍MSとの戦闘によって、平和なコロニーは一転して戦場と化していく。戦火の中、フロンティア学園の生徒であるシーブック・アノーは、幼なじみのセシリー・フェアチャイルドら学園の仲間と共に、シェルターへ避難しようとしていた。しかし、死地を乗り越え、ようやく宇宙港に辿り着いたシーブックたちの前に現れたのは、クロスボーン・バンガードのMSだった。彼らの目的は、ロナ家の血を引くセシリーを連れ帰ることにあったのだ。迎えに来た兄と共に友人たちのもとを去るセシリー。その後、脱出したシーブックたちはスペースボートでフロンティアⅠに辿り着いていた。
フロンティアⅠでクロスボーン・バンガードの追撃を逃れた練習艦スペース・アークに助けられたシーブックは、そこで母親が開発していた新型MSF91ガンダムと出会う。しかし追撃の手はついにスペース・アークにも及び、シーブックはF91で出撃。初戦闘ながらクロスボーン・バンガードのMS部隊を退けるのだった。
その頃セシリーは、ロナ家の女として生きることを心に決め、フロンティアIVで行われるコスモ・バビロニアの建国式典に参加しようとしていた。建国式典の前夜、コロニーに戻り、セシリーと再会するシーブック。しかし、彼女の決心を覆すことはできず、再び離ればなれとなってしまう。
そして、再び始まるクロスボーン・バンガードによるフロンティアⅠへの侵攻。そこで、敵と味方という立場になってしまった二人は、それぞれがMSパイロットとして戦場で再会する。しかしその進行作戦の裏ではセシリーの父である鉄仮面の巨大な陰謀が進行していた。
離ればなれとなったシーブックとセシリーは、再び通じ合うことができるのか? そして、鉄仮面が企てる陰謀の正体とは……?
(公式サイトより)
登場人物
地球連邦軍、その他
セシリー・フェアチャイルド(セシリー、CV:冬馬由美)
ベルトー・ロドリゲス(CV:伊倉一恵)
クロスボーン・バンガード
シオ・フェアチャイルド(CV:大木民夫)
登場メカニック
地球連邦軍
艦艇
クロスボーン・バンガード
艦艇
関連イラスト
関連タグ
関連作品
機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画。F91直接の続編)