概要
「ケロロ軍曹」の原作第50話・アニメ第19話Aパートに収録されているエピソード。原題は「祭対決! 鉄人VS宇宙人」。
本作初の夏祭りエピソードであり、ケロロ小隊がはじめて祭りを利用した侵略作戦である。
時系列上ではクルル加入とドロロ加入の間にあたるとされており、ストーリーが全体的に進んでいた初期の頃では珍しいストーリーに影響しないエピソードでもある。
アニメ版ではドロロ加入後に本エピソードが放送されたため上記の時系列換算では矛盾が生じているのだが、ストーリーの展開自体は概ね原作と同じであり、アニメではその後も夏祭りエピソードが多数展開されている。
最終シーンでは夏美が姉御っぽい雰囲気でケロロたちの悪事を許すシーンも印象深いことで知られる。
ちなみに原作では出っ歯のどこか見覚えのある帽子をかぶった少年もモブとして登場しているが、あくまで顔が似ているだけの"別人"だろう……多分。
あらすじ
祭りの屋台で夏美は新たな地球侵略作戦を展開し縁日の屋台で商売にいそしむケロロ小隊の姿を見つけるその非道な商売ぶりに怒った夏美はケロロ軍曹に勝負を挑むがその勝敗は…
(ケロロ軍曹であります。 より)
メロメロバトルロイヤルでは
ケロロの第4話・夏美の第5話・クルルの第2話に『祭対決!鉄人VS宇宙人』として収録されている。
ストーリーは概ね原作に沿っており、夏美とケロロが出会って対決するシーンの後にバトルがスタートする。残念ながら本バージョンではカメすくいのバトルシーンはカットされているが、結末のパターンについては「夏美で勝つ(もしくはケロロ・クルルルートで負ける)ルート」「ケロロで勝つ(もしくは夏美で負ける)ルート」「クルルで勝つルート」の3バージョンが存在し、本編同様の結末は夏美ルートの勝ちパートで見られる。なおケロロの結末ルートは夏美と逆になっているため、ケロロルートの負けパートでも同様の結末が見られるが、その一方でクルルルートについては他2人と差別化を図っているためかゲームオリジナルの演出が側面が強く、勝ちパートのみオリジナルのものが用意されている(負けパートはケロロとほぼ同じ)。
また本作では本編で登場しなかったサブロー(623)と隠しキャラであるモアのスピンオフストーリーが『祭り対決! 詩人VS宇宙人』『祭り対決! 恐怖の大王VS宇宙人』としてそれぞれゲームオリジナルで存在する。
両者共にゲームオリジナルのストーリーであるため、当然ながら結末のムービーもオリジナルのものとなっている。
『祭り対決! 詩人VS宇宙人』ではサブローはイラストポエムとして露店を出している設定になっており、そこに営業妨害をされたと言いがかりをつけてきたケロロたちが慰謝料として貯めたお金を横取りしようとする。勝てばそのままお金は取られずに済むが、負けるとお金が全取りされるという悲惨な結末が見られる。
『祭り対決! 恐怖の大王VS宇宙人』は本エピソードのいわゆるIF設定となっており、通常ならば夏美とはぐれないが、このルートでははぐれた設定になっている。夏美を探している途中モアはタママと出会い、一緒に探してくれないかと問いかけるのだが、タママは「また軍曹さんに取り入るつもりですぅ…」と二人がラブラブになるのを阻止しようと彼女の依頼を拒否し、勝負を仕掛けてくる。
勝つとタママが「覚えてやがれ~!」と言いながら尻尾を巻いて逃げるという結末が見られるが、負けるとタママから理不尽に暴力を振るわれ、強制的に眠らされるというタママの鬼畜かつゲスい悪役っぷりが見られるルートになっている。
ゲーム上のルール
勝利条件は通常のミッションと同じで敵をすべて倒すことでクリアとなる。
選択したキャラによって対決することになる敵は各々異なるが、『鉄人VS宇宙人』では基本「ケロロチームVS夏美チーム」の構想であるため「ケロロ」と「夏美」は必ず相手チームのキャプテンとして登場する。『恐怖の大王VS宇宙人』ではモアとタママの1vs1となる。その他は「ギロロ「タママ」「クルル」がランダムでケロロチームの味方として登場、プレイヤーが夏美を選択していた場合はモアが味方につく。夏美が敵の場合は彼女に怒りモードが付与されるというハンデが付く。
『鉄人vs宇宙人』のエンディングルート
上記のように『鉄人vs宇宙人』編のエンディングストーリーは3パターン用意されている。
1以外は本ゲームオリジナルのエンディングであり、基本的に1も含め全ルートに"メリーバッドエンド"の形式が取られている。
1. 《夏美で勝つ》or《ケロロもしくはクルルで負ける》
原作同様夏美がケロロたちの悪事を許すという結末で終了。
クルルルートのみラストのシーンで「臭ェ演技がたまんねぇぜ…」という台詞がオリジナルで追加されている。
2. 《ケロロで勝つ》or《夏美で負ける》
夏美がケロロに降参をしてお仕置きを許すものの、後にお仕置きする旨の発言を放って物語が終了する。こちらはノーマルエンドに近い。
3. 《クルルで勝つ》
クルルが「あんたの逝った顔サイコーだったゼェェ…」とそっち系の疑惑を連想させるような発言をして物語が終了。
クルルとケロロにとっては"グッドエンド"となる結末と言え、夏美にとっては"バッドエンド"と言える結末である。ゲームの設計上ケロロや夏美のルートでは見られないクルル特有のエンディングとなる。
関連タグ
メロバト関係
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