概要
藤子・F・不二雄大全集8巻に収録「答え一発!見こみ予ほう機」に登場。
ピエロの玩具のような道具。これから行う物事が成功するか失敗するかを尋ねると、成功の場合はラッパのような音を鳴らし、失敗の場合はアカンベーをする。
ただし、この道具による回答はあくまで「見込み」であり、現状のまま未来を迎えた場合の結果を示しているため、今後の努力次第では未来を変えることができるとされている。
アニメ化の配色は唇以外、各バージョンで異なっており、以下の表のとおりである
アニメ | 顔 | 頭の飾り | バネ |
---|---|---|---|
1979年 | 黒 | 緑黄 | 緑 |
1995年 | 赤 | 水色 | 赤とピンクが交互 |
2023年 | マゼンタ | 青 | 緑と黄が交互 |
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1979年8月11日及び1995年6月30日に、水田版では2023年9月23日にそれぞれ放送している。
1979年版
- サブタイトルは「答は一発!「見こみ予ほう機」」と微妙に変更されている。
- のび太は昼寝を始めようとした際、ドラえもんも誘っているが、当のドラえもんは愛想をつかして出て行ってしまった。また、ママがのび太にお使いを頼む下りはカットされている。
- のび太は浪人生が大学に合格できるか、彼の部屋でみこみ予ほう機を使用している。
- 宝くじ売りの男性から逃げた後、のび太は空地に移動しており、そこにジャイアンがやって来たため、それから家に帰るまでの一連の下りはここで行っている。
- ラストでママに小遣いを値上げしてもらうようせがんだ際、ハチマキをして、「こづかい値上げ」と書かれた看板を持っている。また、この光景を見てドラえもんは「こりゃだめだ...」と呆れながらつぶやいている。
- 本編終了後のショートアニメはみこみ予ほう機がアッカンベーをする共に、ドラえもんも同じくアッカンベーをするというもの。
1995年版
- サブタイトルが「みこみ予ほう機」に変更。
- のび太がママに小遣いの値上げを頼むか悩んでいたのは、ママが家計簿を見ながら電卓で家のお金を計算したところ赤字だったから。
- のび太は小遣いの値上げを頼む前に、肩もみをしてママの機嫌を取ったが、結果はみこみ予ほう機の示した通りだった。
- のび太が作ろうとしたプラモデルは戦車で、作るのを放棄した後、ドラえもんは「いくらなんでもそういうのはよくないよ!」と抗議したが、「できもしないことで時間を使うのはもったいないじゃない。--まずはできることからやらなきゃね!」と屁理屈で言い返されてしまった。
- のび太がやって来るまで、しずからは町のどこかの長い階段のそばにいた。
- 大学浪人中の男性はやせ型になっている。
- スネ夫がのび太に頼んだのは、大量に買った星野スミレのオリジナルグッズが当たるスピードくじ付きのポテトチップの中に一等賞があるかどうかで、のび太もあたりがあったら好きなだけこれらを食べていいと言われみこみ予ほう機を使用した。だが、一等はおろか二等や三等もなかったため、逆切れしたスネ夫に追い出されてしまった。
- のび太はジャイアンから逃げるも空地にボコボコにされ、この後もここでみこみ予ほう機を使用している。
2023年版
- のび太は外出してまず、たぬきひこひこにサインをもらおうと、彼を捜すしずからに会ったため、会えるかどうかみこみ予ほう機を使用。すると、彼が撮影をしているロケ現場が見つかったので、しずか達はのび太にお礼を言ってロケ現場の方へ向かって行った。
- スネ夫のパパが買おうとした宝くじにはピンク色のクジラのキャラクターが描かれており、どことなく『オバケのQ太郎』のドロンパに似た顔つきだった。
- 今回も過去の2バージョンと同じく、ジャイアンが歌手になれるみこみがあるかどうかは、空地でみこみ予ほう機に聞いている。