概要
仮面ライダーBLACKRXの無敵っぷりから生まれたコラ「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」。
昨今ではあまりに有名になり、様々な作品で特定のキャラが無双する度に言われるネットスラングとなって久しい。
そして2015年、ついに本家本元である仮面ライダーシリーズ作中で似たような台詞が登場してしまった。
詳細
この台詞が登場したのは仮面ライダードライブ第23話。
ドライブより高性能という触れ込みで登場した仮面ライダーマッハの装着者・詩島剛だが、平成の2号ライダーの宿命かイマイチ活躍できず、新フォームのデッドヒートマッハも早々にドライブのタイプフォーミュラの登場で実質的に下位互換化。
さらには絶対に自分で倒すと執念を燃やしていた宿敵・魔進チェイサーもドライブに倒されてしまう。
新たなる死神部隊やハート・ロイミュードなど強力な相手に苦戦する事も増え、ドライブに対する劣等感は日に日に増していく。
そんな中現れたシュート・ロイミュードにあっさりとやられてしまい焦る剛だが、メカニックの沢神りんなはタイプフォーミュラの新装備の開発に夢中。そしてとうとう、彼の口から愚痴が飛び出した。
その台詞こそ、
「ふっ……またドライブか。もう進兄さん一人でいいんじゃない?」
だったのである。
さらにシュート・ロイミュードとの再戦では、当初は圧倒したもののデッドヒートマッハが活動限界を迎え、壮絶な反撃を喰らった末にベルトまで破壊されてしまい、危ない所をドライブに助けられるという、彼からすれば最大級の屈辱とも言うべき事態に陥ってしまう。
剛の明日はどっちだ!
そして第24話では…
沢神りんなにベルトを修復してもらった剛。りんなに対してマッハの更なる強化を要求。焦りを露わにし始める。
そんな剛に対して、ベルトさんは、「その焦りが成長を妨げている」と指摘。ドライブを使いこなせるのが進ノ介であるように、剛がマッハに選ばれたことにも理由があると諭す。
さらに、進ノ介から様子がおかしいことを知らされた姉の霧子から、幼少期と変わらず「剛のことを誰よりも信じている」との言葉をかけられたことで、剛は再び己を取り戻す。
剛はただひたすらに強さだけを追い求めていた自身を戒め、シュート・ロイミュードとの決戦の際には、「自分はすでに強い」と自信を持つことにより、デッドヒートのブーストを完全制御するという、ドライブやデッドヒートの本家本元であるハート・ロイミュードですら成し得なかった芸当に成功。
ドライブの援護も受け、ついにシュート・ロイミュードを撃破したのだった。
この一件で吹っ切れた剛は、りんなに頼んでいたマッハの強化もしなくていいと宣言。この時研究用で作られたもう一台のマッハドライバー炎が重要な役割を果たすことになるのはまた別の話。