概要
初登場は『ドラゴンクエストⅢ』。地面から片手と頭だけが突き出した赤い岩石のモンスター。
名前の通り火山地帯に出現することが多く(『ドラゴンクエストⅢ』ではジパングの洞窟(内部は溶岩等に満ちている)、『ドラゴンクエストⅨ』ではドミール火山)、炎のブレス系の攻撃を得意とする。どこに口があるのかはツッコんではいけない。
片手だけしかないように思えるが実は両手があり、『ドラゴンクエストⅨ』で「岩石おとし」を使う時には両手を使って岩を投げつけるモーションを見せている。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは皆勤賞で、主にメラ系や炎のブレス系の攻撃を覚えることができる。
イメージ通り、メラ系、ギラ系、炎系に耐性があって、氷系やヒャド系が弱点。
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』ではひょうがまじんと共に「3章 マイラ・ガライヤ編」のボスとして登場する。最終的にひょうがまじんと合体して合体まじんになる。その姿はあの氷炎将軍を彷彿させる。
ようがんまじん系のモンスター
- ひょうがまじん
『ドラゴンクエストⅢ』から登場する冷気を操る氷のモンスター。主に寒冷地帯で登場する。
ようがんまじんとは対照的に氷のブレス系の攻撃を得意とする。また、氷の息だけでなく「あまいいき」を使うこともある。とはいえ、前作のブリザード(DQ)とちがい集団で襲い掛かり「ザラキ」で壊滅なんて悲惨なことになるわけでもなく、こっちの人数や炎系攻撃呪文が充実して来たこともありここまで来た冒険者ならそこまで恐れる相手ではない。しかもドロップアイテムが貴重な頭防具の不思議な帽子な為、寧ろ乱獲対象に。
しかしHD-2D版では氷の息だけでなく凍える吹雪まで吐いてくるようになり、モンスターの組み合わせ次第では普通に全滅の危険性もあり、逆に狩られる側になってしまうこともある。
『ドラゴンクエストⅨ』ではラストダンジョンである「絶望と憎悪の魔宮」の他、本編クリア後(星の方舟が使用可能になった後)に行けるようになるアイスバリー海岸と宝の地図の氷のダンジョンに出現する。
『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』では、該当作のみのオリジナルのグラフィックが使われている。
番外編的立ち位置である『トルネコの大冒険』にも登場。こちらでは氷攻撃という攻撃を仕掛けてきて、こちらを凍らせてくる。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』にも登場。こちらは「アバンストラッシュ」を完成させるために修行中だったアバン一行がオーザムで戦った。
- ゴールドマン→おうごんまじん
身体が黄金でできているモンスター。この姿では『ドラゴンクエストⅢ』にしか登場しない。
ゴーレム系が登場しないためか代わりとしてようがんまじんを金色にしたようなグラフィックになっている。
外見こそ違うものの獲得金額は1023Gと非常に多く、おうごんのつめを落とすことがある。
HD-2Dリメイクではゴーレム系統との混同を避けるために「おうごんまじん」と改名された。
- あんこくまじん
『ドラゴンクエストⅨ』に登場した暗黒のモンスター。目が赤く、黒と紫で統一された外見はまさに暗黒そのもの。
守備力も高く、攻撃力は『ドラゴンクエストⅨ』に登場するザコモンスターの中で4番目に強い攻撃力を持つ。
相手を張り倒す強化攻撃は強力で、「やみのはどう」で相手の守備力と素早さを下げてくる。
しかし素早さは72とかなり低く先手を取り易い上、他のモンスターと一緒に出ることはあってもグループ同士で出現することはあまりない。
なお、『ドラゴンクエストⅧ』に登場した暗黒の魔人とは関係無い。また、他作品への出演は現在『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』のみ(しかも最後まで敵専用の扱い)。
余談
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』では「テト」というモンスターマスターがひょうがまじんとのお見合いを申し込んでくる事がある。その際に「むりとはおもいますがようがんまじんとならさいこうなんです!」というセリフを言う。何故ならひょうがまじんとようがんまじんとの組み合わせで物質系で強力なモンスターのゴールデンゴーレムが誕生するのである。
…が、これが大いなる罠。ゴールデンゴーレムはひょうがまじんを血統にしないと誕生せず、何も知らずにようがんまじんをお見合いに出してしまうとこちら側には能力がちょっと変化しただけのようがんまじんがとんぼ返りしてしまう。
これであっさりゴールデンゴーレムが作れるという甘い考えは通用しないので要注意。