解説
初出はリンクの冒険。シリーズにもよるが、だいたい神殿内や重要なダンジョンに出現する。容姿はシリーズで異なるが、だいたい重厚な鎧を身につけていることは共通する。
同じ鎧騎士の敵であるタートナックとの違いは不明だが、こちらは元人間という設定である事が多い。
リンクの冒険
神殿内に登場するモンスター。弱い順に橙・赤・青の三種が登場する。
剣と盾を構えた鎧騎士で、ハイラル王国の親衛隊員の生まれ変わりという設定。
戦闘では上段・下段の攻防を繰り出してくる。
ただ闇雲に切りつけるだけではダメージを与えられず、逆にこちらが大ダメージを負ってしまう。
こちらもガードで攻撃を防ぎ、防御の隙をついて攻撃することがアイアンナックを倒す鍵となる。
また青アイアンナックは一定の距離を保ちながら剣ビームを出してくる。おまけにダメージを1回与えるごとにビームを5発連射してくる。盾で全部受けきるしかない。
ちなみにレボナックというボスがいるが、ぶっちゃけ馬(のような何か)に乗った青アイアンナックであり、馬から落馬後の対処は青アイアンナックと同じ。が油断は禁物。
時のオカリナ・ムジュラの仮面
時のオカリナに登場する魂の神殿で玉座に座り、時の勇者を待ち受ける鎧姿の中ボス。
ゲルド族の価値観に基づいた番人などの役割があるらしく、戦斧にはゲルド特有の紋様が描かれている。
ひとたび攻撃して目覚めさせると、巨大な戦斧で周囲の柱をも破壊しながら襲い掛かってくる。
驚異的な破壊力からトラウマ的な恐怖を抱く者も少なくはない。
ムジュラの仮面では掘り起こした墓の中に待ち伏せてるなんて・・・。
裏ゼルダではスイッチ押したら天井から落ちてくるなんて・・・。
その一撃の重さ
アイアンナックの斧による一撃はガノンドロフが変化したガノンの双剣の一撃に匹敵する威力で、喰らってしまうとハート4つ分ものダメージを受ける。3DS版裏では被ダメージが2倍なので、ハート8つが消し飛ぶ。縛りプレイ時は即死確定で、縛ってなくとも大体2回で死ぬ。
しかもガノンと違い、盾によるガードはできないので盾が使い物にならない。
この為、片手剣を捨ててダイゴロン刀のような攻撃に特化した両手剣を手に戦うのも得策である。
おまけにダメージを与えると次第に鎧が取れていき、その分だけ素早さを増していく。
ただし鎧剥がれた後は飛び道具が通じるようにもなる。
例外として爆弾とボムチュウは装甲が剥がれる前でも通じる数少ない飛び道具な為、近づくのが嫌なら爆弾で攻める。他にも攻撃方法は縦斬りと横斬りの2種類だが、どちらもリンクのジャンプ斬りの射程ギリギリなので、うまく動けば割と簡単にハメることも可能。基本は縦斬りを誘って斧を再び持ち上げるまでの隙を突くことをオススメする。
ムジュラの仮面でも攻撃法と対処法は変わらないが、鎧が剥がれ落ちるデモが追加され、デモ後すぐに行動しないと手痛いカウンターを受けてしまう。
魂の神殿に限らず、ガノン城でも途中の小部屋で二体のアイアンナックと対峙するが、同時に起こすかはよく考えたほうがいい。
ちなみに、立ち位置次第で横に二回振る攻撃か、縦に叩き下ろす攻撃のパターンがある(しかも叩き下ろしは地面に刺さる為に若干の隙がある)。
手慣れたプレイヤーなら、攻撃を誘発させて回避からのジャンプ斬りが手っ取り早く済ませられる。
アクロバティックなやり方だと、バク宙回避からのジャンプ斬りなどもある。
魂の神殿の最新部ではツインローバの前座として、ゲルド族の長となった者がいるが、倒すと鎧が壊れてツインローバに捕らわれ洗脳されたナボールが出てくる。
他の者達は倒すと普通に消滅することから、『リンクの冒険』での設定と照らし合わせると、こちらもあちらのように『ゲルド族が生まれ変ったモンスター』なのかも知れない。
ケイデンス・オブ・ハイラル
こちらの作品でも登場。なんと中ボスではなく、ザコ的ポジションである。そのため大量に出てくることも‥。
行動パターンは4ビートごとに1回動く鈍足だが、パンチの攻撃力が非常に高い。また背中の弱点に攻撃を当てないとダメージをあたえられないためかなり厄介(貫通攻撃なら弱点でなくてもOK)。
ただし移動先が予測できるタイプなので、彼の侵攻方向を読んで先回りすることで対処はグッと楽になる。
上位種に「アイアンナック隊長」最上位種に「アイアンナック首領」がいる。ランクごとにハートが1つ増えていくため、首領は正攻法よりもバクダンでたおすほうが良いことも。
ちなみに見た目は鎧そのものなのだが、ダメージを与えたときは涙目の表情を浮かべる。一見の価値あり。
またゲルドの集落(未来)では、ゲルドアリーナの楽屋にいるNPCも存在する。彼いわく、アリーナに挑んだもののボコブリンにこっぴどくやられてしまったらしい。