クラス:勇者
概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場。
主君や国の為なら自発的に行動する同僚のジョルジュと違い、ニーナへの忠誠を絶対視するあまり、彼女の意思や命令がなければ思い切った行動が出来ない頑固な一面を持つ(後述の英雄戦争で顕著)。
同じアカネイア騎士であるミディアの恋人。
普段は厳格な口調だが、彼女に対してのみ態度、口調が180度変わるのはもはやお約束。
暗黒戦争編
ミディアが人質にとられたため、やむなくドルーア帝国に与する。
メニディ砦(SFC版ではグラ城内)にて、アリティア軍に救出されたミディアと再会、彼女の身の安全が確保されたのを知りアリティア軍へ寝返る。
この際、戦場の真っ只中だというのに「おんならしくなったね、ミディア」と原文ママの自分の弱みと解釈されそうな点をさりげなく公開しているうえ、戦火の阿鼻叫喚などどこ吹く風で見てる方が恥ずかしくなるようなラブコメみたいな展開を披露するという、とても戦闘のプロである傭兵…さらにその道を極めた勇者にあるまじき行為を見せるため、ファミコン版からのユーザーには散々ネタにされる。
この二人が二次創作でバカップル扱いされやすいのは彼の言動のせいに他ならない。
このセリフはあんまりだと思われたのか、『紋章の謎』においては該当マップの削除に合わせてセリフも削られたが、該当マップが復活した『新・暗黒竜』では「なんだかさ…女らしくなったね、ミディア」と、ちょっと台詞が変わって復活した。
暗黒戦争後はアカネイア傭兵隊長として祖国の復興に力を尽くす。
アカネイアの三種の神器のひとつ「メリクルソード(以下メリクル)」を賜り、後の英雄戦争編ではこれを所持している。おかげでメリクル=アストリアのイメージが強くなり、後の「ヒーローズ」でも彼専用の武器として実装された。
英雄戦争編
ジョルジュ同様ハーディンのやり方を快く思っていないが、暗黒戦争の頃からマルスに好意的な彼と違って何かと懐疑的であり、ニーナ王妃への忠義からアカネイアを裏切れず、アカネイア帝国軍側に在る。
傭兵隊を率いて、カシミア大橋やカダイン砂漠でアリティア軍と対立する。 この時点では自軍にジョルジュがいても説得出来ず、アストリアを殺害してしまうと仲間に出来なくなるので注意。
アリティア城にてようやく説得が可能に。
ジョルジュから『マルスがニーナから「ファイアーエムブレム」を託された』という旨を聞き、主君の意思を確かめる、とマルスに対し半信半疑ながらもアリティア軍へ寝返る。
SFC版ではノーヒントのため、当時は説得に必要なキャラがジョルジュだとわからず苦戦したプレイヤーも多かった。
英雄戦争後はミディアと結ばれ、共にアカネイア自由騎士団に参加し人々のために働いた。
リメイクにおいて
支援会話の追加でミディアとの馴れ初めが掘り下げられた。
当初は、雇われ傭兵であった自分を見下していたミディアに不満を持ち、毎日のように反目し合っていたが、実戦と訓練を重ねるたびにお互いの距離が縮まっていったことが語られる。
また、ジョルジュとは同僚を通り越して親友という扱いになったが、再リメイクですらジュルジュの誤植が直されておらず、親友の名前すら覚えられない、とユーザーから失笑されることに…。
性格も掘り下げられ、生真面目でよくジョルジュにからかわれている模様。
キャラクター性能
速さと守備以外の成長率は決して成長率は悪くはなく、速さも初期値で十分高いため弱くは無いのだが、加わる頃には大体オグナバコンビが育っているので使われない事が多い。
特にSFC版ではナバールの守備の成長率が伸びているため、尚更見劣りしやすくなった。
DS版でも幸運の成長率が微増した以外は据え置き。
ヒーローズ
アカネイアの勇者 アストリア
「オレは勇者アストリア。
我が剣は、アカネイアの正義のために。
貴公は何者だ...名乗れ。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | メリクル(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 生命の疾風3 |
B | 怒り3 |
2019年9月に大英雄戦で登場。
原作同様、メリクルを持参している。生命の疾風や怒りといった貴重なスキルを所持。
専用武器「メリクル」はヘルビンディのビューレイストと似ているが波効果ではなく、自分のHPが50%以上と周囲二マス以内のマムクートと魔法、杖以外の味方ユニットは全ステータス+4になる条件付き。
怒りの発動条件のかみあいは良くないが、HP量によって役割が変わる(多いとサポート要員、少ないとアタッカー)と割り切れば万能ユニット。
魔防は低いので魔道ユニットには警戒が必要。またメリクルの効果を発動させ続けたいのならBスキルを回復にするか天空で維持しよう。
2023年3月のアップデートで錬成武器対象に。HP条件が25%以上へ緩和して全ステータス+6に跳ね上がり、味方の条件も消えてどの兵種でも上がるようになった。もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4。
特殊錬成効果は周囲三マス以内に味方がいると戦闘中、さらに全ステータス+4かつ自分と周囲三マス以内の味方のうち最もバフの高い数値分、全ステータスが増加。
これで兵種問わず上げられるようになるだけでなく、自分も味方とバフ次第で全ステータスが大幅に上がる新たな個性を得た。
ちなみにイラスト担当のAKIRA氏によると、SFC版の顔グラフィックを元にして描いたとのこと。
アカネイア大陸出身の英雄には、同時期に実装されたフィーナのようにSFC版のイラスト、グラフィックを元にした立ち絵のキャラクターもおり、アストリアもその一人である。
関連タグ
ヘルビンディ…同シリーズの中の人繋がり
ハーケン…アストリアと同じキャラ属性のユニット
ミディア…恋人
ジョルジュ…親友
ニーナ…主君
アストライア…名前の元ネタ。ギリシャ神話の女神