【警告】
「声優のアダルト作品用の別名義」を通常の名義と関連付ける編集及び記事作成は最低限「ご本人が公表している」ケースを除き、厳に謹んでください。
性別を問わず、諸事情で名義を変えて活動しているのに殊更噂する事はセクシャルハラスメントにも該当します。
概要
そのまんま、アダルトゲーム(エロゲ)に出演している声優のこと。
性描写を演じるにあたって喘ぎ声やチュパ音は必須となるため、このような特殊スキルを賊に演技ならぬ「艶技」と呼んだりする。
声優個人や事務所の方針によって仕事の範囲は変わる。
18禁以外にはまず出演しない声優もいれば、表と裏の二足の草鞋で活動している声優、基本的に出ないが故あれば出る声優(新人時代の下積み、出演していた作品が18禁化した、制作サイドの熱意)など様々であり「エロゲに出たからエロゲ声優だ」と一概には語れない。
名義
俳優で言うとピンク映画に出演するようなものになるため、男性声優女性声優問わず一般声優がアダルト系の仕事用に源氏名を用いることが殆ど。
中には裏名義だけでも複数ある声優もいる。
これは一口に「ピンク映画に出演するようなもの」といっても様々で、エロゲ自体が
- 性描写を削除すればCEROを通過できるような作品
- 性描写が過激な作品、または性描写を削除したら中身がなくなるような作品
- 性暴力や性犯罪が全開の作品
と大雑把に分けてもこの有り様であり、更にそこに性描写の細かな内容や事務所の18禁仕事に対する方針(特に事務所を移籍して移籍先のスタンスが移籍元と異なる場合)など様々な事情が絡んでくる。
名義の傾向としては男性はなぜかギャグに走ったような名前が多く、女性は分野の性質上AV女優のようなものを使う。
…が、中には隠す気がないとしか思えない裏名義を使っている声優もいる。
とは言え流石に上記の「3」に出演する女性声優の多くは18禁の仕事に特化した声優が多く、素性が特定できるようなプロフィールや特に素顔を明かしているエロゲ声優は数えるほどしかいない。
顔出しOKにしているのは、民安ともえ、新堂真弓、大野まりなといった音楽活動に熱心な人が大半となる。
全年齢化に伴う声優交代
エロゲのアニメ化やコンシューマへの移植などに際にオリジナルとなるエロゲ声優から人気声優に声優の変更が行われるケースもある。
なんだかんだ言って、人気エロゲ声優であっても声優業界での地位を低く扱われる大きな原因の一つであり、榊原ゆいはこの点を批判している。
一方で未成年、特に幼い子供の目にも触れるような媒体となると、致し方ないのが現状である。
実力あるエロゲ声優は土日の朝番組や国民的アニメへの出演を勝ち取ることも少なくないため、ネットの普及した今ではどこからお子様の目に良くない情報が飛び込んでくるかもわからないのだ。
「別名義」疑惑と注意点
声を聞くだけで誰かを特定できる「ダメ絶対音感」や状況証拠を用いて特定のアダルトゲーム声優を、一般で活動している声優の別名義、と推測・断言する事が2ちゃんねる時代から行われてきた。
が、これは公的な公開情報とは言えず、定義上、ウィキペディアでいう「独自研究」に該当し各声優記事に反映される事はない。
ピクシブ百科事典においてはウィキペディアよりもそうした制限は緩いもののの、性的な要素も絡む事もあり、如何に「限りなく黒に近いグレー」であろうと記事に反映させることには大いに問題がある。
声優側にも「仕事に貴賤はない」と誇りを持つ方や、上記の通り隠す気がないとしか思えない名義を使っている方はたくさんいるが、理由があるから名義を変えているのである。
更には少数派とは言え嫌々喘いでいる声優がいるのもまた事実であり、初仕事でガチ泣きしてしまった方だっている。
くれぐれも留意したい。
出演の利点
金が儲かるのが利点である。
ゲームの出演料は「ワード」と呼ばれる、セリフ数に単価をかけた価格となるため、喋れば喋るほど報酬が増える仕組みとなっている。このためアニメ1本に出演するよりも、エロゲ1本に出演するほうがはるかに儲かる。このため、名前の知られた普通の声優よりもはるかに稼いでいるエロゲ声優は多い。
このため当初は普通に声優としてデビューしたものの、稼ぎが良いという理由からエロゲ声優に転向する人もかつては多かった。
2010年代になるとソーシャルゲームの普及でわざわざアダルトではなくとも一般作に出演すれば新人でも収入が良くなっており出演者の傾向にも変化がみられる。
業界の闇
AV女優と同じく黒い噂の耐えない界隈である。
所謂「値下げ交渉」に値下げ交渉に応じ続けていると、安いギャラで過酷な仕事を延々こなすハメに陥ることになるとの噂。
枕営業疑惑(Pと声優どちらが持ちかけたかを問わず)や新人の熱意を悪用したタダ同然(もしくは無報酬)の仕事に関するアレコレも非18禁界隈同様。
某動画配信者に暴露によれば、某ものすごく偉い大物プロデューサーの枕営業に応じた結果、エロゲのモブキャラとして使ってもらったが、クレジットもなく声も加工されていたため、自分の声であるかどうかわからない有様だったとか(一方で枕営業の結果、成功した人も知っているとのこと)。