「あれは、いや"彼"は、我々と同じ人間なのです…おそらく、何十年かかって、自分の乗ってきたロケットを作り変えたのでしょう。そして地球へ帰ってきたのです。地球の全人類に対する恨みと呪いの心だけを持って…」
演:ピエール・ビロッツ(吹替:上田敏也)
概要
謎の見えない円盤が起こす事件調査のため科学特捜隊パリ本部から日本支部へ送られてきた隊員。
作中ではアラン隊員またはムッシュ・アランと呼ばれている。
円盤の中から出現したジャミラがもともと地球の宇宙飛行士であるということを知っており、パリ本部から「ジャミラを人間ではなく宇宙怪獣として処分せよ」という命令を通達した。
『ウルトラマンメビウス』の小説版『アンデレスホリゾント』ではアラン・ビロッツとフルネームが明記されている。ファミリーネームは演者のピエール・ビロッツからと思われる。
科特隊を辞めてフリーのジャーナリストとなり、『故郷は地球』というタイトルでジャミラ事件の真相を告発する書籍を出版、原語(フランス語)版は発売からわずか4時間で完売する大ヒットを記録したものの、ジャミラの出身国である某国の妨害工作や冤罪をかぶせられ本は絶版となり、アラン自身も禁固処分になっていることが語られている。
主人公のハルザキ・カナタは本が絶版になる前にある事情から自身の取材に来たアラン本人からサイン入りの英語版を入手し、英語辞書片手に独学で翻訳し事件の真相を知ったという。事実GUYSのアーカイブドキュメントからジャミラに関するデータが不自然なほど大量に削除されているとされている。
余談
第23話の脚本ではハンクという名前で、ジャミラを葬り去れと通達した後に涙を流す描写があった。