概要
和名 | アワユキハナダイ |
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学名 | Pseudanthias hutomoi |
英名 | Hutomo's anthias |
分類 | スズキ目 スズキ亜目 ハタ類 ハナダイ科 ハナダイ亜科 ナガハナダイ属 |
体長 | 10~12cm |
分布域 | 日本(石垣島)、インドネシア、パラオ、ニューギニア、フィリピン、ブルネイ、サイパン |
IUCNレッドリストカテゴリー | 軽度懸念 (LC) |
他のハナダイ類と同じく、メスからオスへ性転換する。
フィリピンのアニラオを訪れるダイバー達からはフトモイアンティアスの名で知られ、日本では観賞魚として流通しており、水族館でも見られる。
日本には分布しないとされていたが、石垣島にて深海小物釣りで採集された個体を元に2024年に日本初魚種として正式に記録され、アワユキハナダイの和名がつけられた。
形態
メスの体色はピンクがかったオレンジ色で鰭は黄色っぽく、目の後ろにはピンクに縁取られた赤い帯がある。
オスの体色は淡いピンク色で、鰭の縁が青みがかった色をしている。
メスの背部には明確な白い斑紋があり、オスでは不明確になる。
和名はこの模様に由来する。
繁殖期のオスには極めて美しい婚姻色が現れる。
背鰭軟条数は13~15、臀鰭軟条数は6~7、鰓耙数は34~37、側線と背鰭棘部中央間の鱗列数は2~3.5、側線有孔鱗数は42~47、第三背鰭棘は他の棘と同程度で、臀鰭の先端は鋭角、尾鰭は月状。