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イェソド(モンスト)

いぇそど

イェソド(モンスト)とはモンスターストライクおよびモンストアニメに登場するキャラクターの一人である(右から二番目のキャラクター)。
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「そして─── 全て消え去れ!それが俺のただ一つの望みとなった・・・」


概要編集

CV:関智一

モンストアニメ3期に登場する天聖の一人でありながら、3期の最終章である「エンド・オブ・ザ・ワールド」編でのラスボスとして登場する。

アプリ版では、超絶クエスト「世界を砕きし「基礎」の天聖」に登場している。

名前の由来は、セフィロトのうちの9番目のセフィラ「イェソド」で、「基礎」という意味である。


モンストアニメでは編集

天聖の中で最強と呼ばれており、デスゲートと呼ばれる巨大な扉状の超大量破壊兵器を用いてストライク・ワールドを滅ぼそうとした。同じ天聖であるネツァクを側近(事実上の師弟関係),ホド・ゲブラーを同志(2人は事実上の捨て駒)としている。

その実力は圧倒的で、高い戦闘力を誇るケテルを完膚なきまでに叩きのめしたルシファーをアーサーもろとも迎え撃ち、二人を特殊能力などを使わず体術のみで圧倒した上にルシファーの羽を力ずくで引きちぎってしまうという地獄絵図を作り出した。しかも、彼に協力していたカエサルによると、まだこれでも10%の実力しか出せていない状態だという。

実は彼が世界を滅ぼそうとしたのは、同じ天聖であるビナー(モンスト)に振られたからである。彼はビナーを心から愛していたのだが、ビナーからは天界の戒律を理由に拒絶されてしまう。彼は自分が振られた理由が「戒律」と考え、ビナーを愛する気持ちを奪った神を滅ぼそうと無差別殺戮(このシーンはシルエットにはなっているが、周囲の敵の首を引きちぎり、身体を力任せに真っ二つにするなど、相当過激な戦闘描写となっている)を強行する。その結果、天界への反逆行為とみなされ神に封印された。後に復活し(経緯は不明だが恐らく神殺しを主導したマルクト及びコクマーの手引きによるものと思われる)神殺しに参加、彼の憎しみは神のみならずストライクワールド全体へ向かい全てを滅ぼすべく邁進してゆく。その過程で禁忌を犯しストライクワールドの果てにある破滅の力を手にし、コクマーの協力でデスゲートを完成・手中に収めた彼は、カエサルと手を組みビナーを自らの元へ連れだす。そしてネツァク以外を用済みと見なし、コクマー・ホド・ゲブラーをデスゲートのエネルギー源として利用しさらにビナーをもエネルギー充填のために利用しようとしていた。

そんな彼の野望を阻止するべく、オラゴンの呼びかけでルシファー(モンスト)アーサー(モンスト)ソロモン(モンスト)ノア(モンスト)パンドラ(モンスト)が彼に立ち向かい、激しい戦いが繰り広げられたがそれでもイェソドは一向にビナーをエネルギー源に利用しようとはしなかった。というのも本当にビナーまでも憎んでいるのなら躊躇なくエネルギー源として利用する筈なのだがそれを実行しないのは「今でも自分に振り向いてほしいと思っているから」とカエサルはビナーに指摘している。

しかし、上記の行動が仇となり、ネツァクの武器を利用してビナーが自らを犠牲にしてイェソドを道連れにエネルギー炉に落下することで、イェソドは死亡した・・・。










と、思われたが


「我が愛は炎、この宇宙でお前だけに捧げた、永遠に消える事の無い、紅蓮の輝き!!だがビナー、お前はもういない、お前の鼓動を感じる事は出来ぬのだ…」


「最早一片の未練とてない!俺はこの命と引き換えに、全ての世界を焼き尽くす!!!!」


ビナーの死亡により深い絶望に陥った彼は破滅の力が完全に覚醒した状態で復活。愛する者を失った世界を滅ぼすべく圧倒的な力を以て再び5人のヒーロー達を敗北寸前の窮地に陥れた。しかし、ダアトの助けを得て天聖としての力を発揮して復活したビナーの参戦により、5人のヒーロー全員が回復、その光景を目にしたイェソドは一変、力に意識を飲み込まれ暴走状態に陥る。

その後も彼との死闘が続きネツァクたちも戦死する中、ルシファー、アーサー、ビナーの猛攻により力を引き剥がれ敗北。


「ビナー…」


ビナー「貴方に慈悲は与えません! 逝きなさい!!」


「フフフハハ……ハッハッハッハッハ!!!!!!!!」


正気に戻った彼はビナーに手を差し出すも拒絶された上、エネルギー炉へ突き落とされ断末魔に笑い声をあげながら死亡・消滅した。そしてデスゲートもこの攻撃によって破壊され、彼の野望は完全に潰えた。

イェソドの死亡により悪しき天聖達は全滅、ストライクワールドに平和が戻り、後はケテルとの戦いで意識を失っているウリエルたちの回復を待つだけ・・・。









のはずだった・・・。


ほどなくして、世界を滅ぼさんとする新たな脅威が再びストライクワールド全体を脅かすことになる。


降臨クエスト編集

メインギミックはウィンドとブロックで、ニードルパネルも登場する。

このクエストではステージ全般に渡ってマンドム(進化前)が相互蘇生を行う雑魚として登場し、彼等を全滅させることで、触れた操作キャラクターをそのターンのみ攻撃力アップ(このクエストだと9倍)させる剣持ち雑魚が登場する。というのも、このクエストに登場する大半の雑魚および中ボス(進化後マンドムと進化前イェソド)、そしてボスのイェソドはHPが非常に高く、剣持ち雑魚を触れてから攻撃しないとまともにダメージが入らない

そんな堅い雑魚の中でも特にシャドウドラゴンが癖者で、ニターンに一回ボスや中ボスを大幅に回復させ、処理が遅れると大ダメージを与える全体白爆発を放ってくるため優先して処理する必要がある。

そしてボスのイェソドは前述の通りウィンドで味方を引き寄せて高火力の短距離拡散弾で攻撃をするという戦法を取ってくるため、アンチウィンド持ちのキャラクターを編成するとより安心。

また、イェソドの側にくっついている円盤のオブジェクトはレーザーバリアを纏っているが、このレーザーバリアの範囲に入ってしまうと円盤が展開する防御ダウンフィールドの中に入ってしまい、そうなるとただでさえ痛いイェソドの拡散弾を二倍のダメージで喰らってしまうため、範囲外に避ける必要がある。更にこのオブジェクトは貫通タイプで触れると大きく減速するため、貫通タイプを編成する場合は注意。


適性キャラクターは数多くいるが、ヒーローズの中ではソロモン(神化)がギミック完全適性かつ高火力のSSを有しており、最適性クラスの活躍が見込める。

他にも特筆すべきは鬼滅の刃コラボキャラクターの我妻善逸。彼はウィンド対応こそしてないもののブロックに対応している。更に彼は星4~5キャラクターでありながら強力なSSを持ち、イェソドに対してカウンターキラーMが発動して尚且つ剣持ち雑魚を触れた状態で最後の「霹靂一閃 六連」が決まるとボスステージ1でワンパンしてしまう。


性能編集

種族魔人
撃種反射
戦型砲撃
ステータスHP攻撃力スピード
2313814031214.57
タス最大値+3900+6850+107.95
タス後限界値2703820881322.51
ゲージショット成功時-25057-
キラー発動時-37585-

アビリティアンチダメージウォール、アンチブロック
ゲージSSターン短縮、妖精キラー
ストライクショット亡滅のユニバーサル・グレア  (ターン16)スピードとパワーがアップ&触れた味方のSSターンを一定ターン短縮する
友情コンボ爆破拡散弾【闇属性】16方向に爆破拡散弾を乱れ撃ち最大威力35875
ラックスキルシールド稀に自身へのダメージが激減する

屈強な見た目に反して戦型は砲撃型で、アニメで見せたフィジカルとは裏腹にステータスもやや控えめ。しかし砲撃型の爆破拡散弾は無課金キャラクターとしては相当な友情火力を誇り、ボスの弱点に密着している時などはかなりのダメージを叩き出す。

アビリティーもダメージウォールとブロックといった基本的なギミックに対応しており汎用性も高く、アニメでルシファーを圧倒したシーンを反映してかケテル同様妖精キラーがついている。

ストライクショットは自強化倍率は低いものの味方のSSターンを2ターン短縮するサポートに特化したものとなっており、自身のアビリティーであるSSターン短縮も相まってパーティー全体のSS回転率を底上げすることが出来る。



余談編集


彼は十天聖の中で唯一天使の輪が存在しない。しかし破滅の力を完全開放した形態では胸部辺りからルシファーやゼフォン同様に堕天使の証である触覚にも似たエネルギーの塊が生えている為、堕天した天聖であると言える。


また、進化後の容姿から闇堕ちしたストライクなどというあだ名もつけられている。ストライクはアニメ第三期には登場していないため両者が相対することはなかったが、「神」を強く憎むイェソドと、れっきとした「神」であり正義感の強いが好戦的という二面性を持つストライク、もし出会ったら激突は避けられないだろう。


超絶天聖では何故か彼のみクエスト内での撃破ボイスが本編での断末魔ではなく、「最早一片の未練とて無い」になっており断末魔風にアレンジされた言い方になっている。







































以下、映画「ルシファー 絶望の夜明け」の核心に迫る重大なネタバレが含まれます。映画をまだ御覧になっていない方、ネタバレを避けたい方は今すぐブラウザバックをお願いします。

























「ルシファー 絶望の夜明け」(ネタバレ注意)編集



自身の理想の世界を創造するためストライクワールドを消滅させる暴挙を企てた本作の黒幕であるビナーの手により意思を持たない彼女の傀儡として他の天聖と共に復活。マスターオーブを奪う命を受けアーサーを含むヒーローやルシファー一派を襲撃する。


愛するものに拒絶され世界の破滅を願うも、その愛する者の手によって討ち滅ぼされた挙句、愛する者の手で意思のない傀儡として使役され・弄ばれる姿はまさに哀れの一言に尽きる。


余談(ネタバレ含む)編集


断末魔の笑みとビナーの末路編集


イェソドの断末魔について普通はビナーに救いを拒絶されたことによる悲愴・絶望感から来た笑いと捉えられる。しかし、見方を変えると彼の笑みは何かを確信したかのような笑いにも見える。そもそもイェソドの野望は自分も含めた世界そのものの消滅に起因する。


もし自身が討ち滅ぼされても神は蘇らないことを知っていたとすれば、彼は確信していたのかもしれない。


彼女がいずれ自分と同じ運命・末路を辿ると……


結果的にビナーは劇場版において、神が復活しない今の世界に絶望し図らずもイェソド同様,世界を滅ぼす道を選択してしまった。何とも皮肉な運命である。



欺瞞による加害者でもあり被害者編集


ルシファーは堕天する前に「天界は欺瞞に満ちている。」と語ったが愛する女性への歪んだ思いから全世界を滅ぼそうとする暴挙に出たという点で天界の欺瞞そのものを体現したキャラクターであると言える(ルシファー,ビナーも大概だが)。そして、前述した件はケテルと共通点があり、イェソドの過去が明かされた際はケテルを連想する視聴者も多かった(実際に、ビナーの声を担当した堀江由衣がその件についてモンストアニメチャンネルのコミュニティー欄にコメントを残している)。


しかし、ビナーを最後まで心から愛していたことに変わりはなく天界の戒律によって愛を引き裂かれた彼もまた、天界の欺瞞による犠牲者かもしれない。


関連タグ編集


哀しき悪役 ラスボス


ビナー(モンスト)ルシファー(モンスト)ミロク(モンスト)・・・モンストアニメにて自らの信念の為に多くの人々を傷つけたキャラクター繋がり。いずれもラスボスやそれに近い立ち位置に存在し、理由は違えど世界の破滅を願ったという共通点がある。



モンスト モンストアニメ

ケテル(モンスト)

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