概要
エースコンバット04に登場するエルジア共和国海軍主力艦隊。
主力というだけあって多数の艦艇で構成された一大艦隊で、相対するISAF(独立国家連合軍)からは『無敵艦隊』『不沈艦隊』と呼ばれた。
劇中では、ISAF総司令部が置かれていたユージア大陸極東部の島国・ノースポイントへの上陸作戦を実施すべく、大陸東部の港湾都市コンベース港に集結。緊急展開軍の準備や物資集積を行って作戦準備を進めていた。しかし2003年11月7日に行われたISAFによるハンティングホーク作戦で物資空輸中の輸送機編隊が撃墜され、次いで同月19日に行われたアーリーバード作戦でコンベース港への石油供給を一手に担っていた石油化学コンビナートを破壊されたことで、上陸作戦は延期された。
そして同月23日、ISAFによって行われたラフシーズ作戦において、旗艦「タナガー」を始めとした多数の艦艇が撃沈されたことで壊滅、これによりノースポイント侵攻は無期限延期された。
編制
ラフシーズ作戦時に確認できる同艦隊の編成は、次の通りになる。
- 戦艦「タナガー」:旗艦
- 空母「ジオフォン」
- イージス艦「レイヴン」
- 巡洋艦「ベルガ」、「ラズーリ」、「フェンリス」、「コルガ」他5隻
- 駆逐艦「ハーン」、「タイチ」、「チアシ」他7隻
- 潜水艦「ベイオウルフ=ニュー」、「ベイオウルフ=パイ」他5隻
- 揚陸艦・補給艦各2隻
このうち「タナガー」は旧式の戦艦だが、近代化されている。戦闘艦艇だけでも29隻、補助艦艇も含めると33隻と、主力艦隊なだけあってストレンジリアル世界でも屈指の大艦隊である。
また、同ミッションには敵機としてF-14、F/A-18、Ka-25などの艦載機が出現するが、これらがエイギル艦隊の艦載機かどうかは不明。他にもミサイル艇が登場するが、こちらは恐らく艦隊に含まれない。
余談
所属艦艇にはそれぞれモデルが存在する。具体的には、
- 戦艦「タナガー」:アイオワ級戦艦(アメリカ海軍)
- 空母「ジオフォン」:キティホーク級空母(アメリカ海軍)
- イージス艦「レイヴン」:タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦(アメリカ海軍)
- 巡洋艦:はたかぜ型護衛艦(海上自衛隊)
- 駆逐艦:カサール級駆逐艦(フランス海軍)
- 潜水艦:ロサンゼルス級原子力潜水艦(アメリカ海軍)
- 揚陸艦:サン・ジョルジョ級揚陸艦(イタリア海軍)
- 輸送艦:とわだ型補給艦(海上自衛隊)
また、公式サイト(アーカイブ版PDF)内での一枚の画像ではむらさめ型護衛艦(2代目)らしき艦影も見られる。
ちなみにこのシーンは巡洋艦「コルガ」から撃沈された戦艦「タナガー」を撮影した写真という設定なのだが、本来は炎上する「タナガー」の煙によってコンベース港の街並みが覆われる描写がなされる予定だった。だが、04の発売2日前にアメリカ同時多発テロ事件が発生。
偶然にもその描写がワールドトレードセンターの崩落と酷似してしまったため、スタッフの話し合いによってコンベース港のビル群は削除されることとなった。
名前の由来は北欧神話の海神エーギルと思われ、『エースコンバット7』にはエーギルの妻ラーンの名を冠するラーン艦隊が登場している。
関連タグ
マティアス・トーレス:ラフシーズ作戦時には戦艦「タナガー」の艦長を務めていたほか、過去に巡洋艦「フェンリス」、駆逐艦「ハーン」の乗艦経験がある。