「あたしだって、おにいちゃんの力になりたいんだもん!」
プロフィール
概要
暗夜王国の王女。明るく無邪気な性格で子供のように甘えん坊でもある。金髪縦ロールが特徴。王女らしくないと言われているが、本人はあまり気にしていない。小さい頃は身分を隠して城を抜け出し、王都地下街で泥だらけになって遊んでいた程。現在も兄や姉たちに内緒で、ひとりで城下町に赴いて花売りをしている。そのため他のきょうだいと違い暗夜国民の生活を一番理解している。
どこか前作の妹王女を髣髴とさせる。
元がかなり素直なので、どんな相手とも打ち解ける事ができる優しい心の持ち主。
暗夜篇では敵国の王女であるサクラに対して最初は嫉妬することもあったが、通じる部分があるのか後に仲良くなっている。
平和を愛しており、捕らえた盗賊を回復して逃がしてしまったこともあった。
主人公を「おにいちゃん」や「おねえちゃん」と呼び慕っており、血の繋がりがないことが明らかになった後も実の家族と同じように接している。
故に主人公が白夜王国に加担する事を決めた際も、その現実を受け容れる事が出来なかった。
シェンメイ王妃の死後に迎えられた妾の娘。王族の末っ子で、兄や姉たちからみて腹違いの妹にあたる。彼女が生まれたのは主人公が暗夜王国に連れて来られた後で、元暗夜王女であるアクアのことは存在すら知らなかったが、姉だと分かった後は大喜びし、彼女の事も姉として慕っている。アクアの方も暗夜王国には殆ど良い思い出がなかったとはいえ、白夜に連れ去られた後に王女エリーゼが生まれたという話を聞き、「本当なら自分の妹になる筈だった子と仲良くしたかった」と思っていた。
エリーゼが生まれた頃には妾同士の争いも終止傾向にあったが、一方で兄弟の中では主人公と同様に子煩悩で優しかった頃のガロン王を知らず、その頃の父王に会ってみたかったと語っている。
妾だった母は病気で亡くなっており、エリーゼは母のことが大好きだったが、同時に母は最後まで父王のことしか見ていなかったという。
兄レオンとの支援会話では、既に亡くなっている他の異母きょうだいたちの存在も判明する。「兄弟げんか」の話題が出たときには、暗夜王族の血で血を洗う争い(その結果、暗夜王族の王子・王女は現在の4人を残して全員死亡)を思い出したのか珍しく表情を曇らせていた事から、顔も知らないまま亡くなったきょうだい達の事がトラウマになっている事も窺える。
また母親は姉カミラの母やレオンの母とは不仲であり、そのこともいつまでもきょうだいで仲良く過ごせるのかという不安に繋がっている。
かくれんぼで遊ぶなど性格や趣味趣向は子供そのものだが、大人のレディに対する憧れを抱いており、貧乳を脱却し「ないすばでぃー」になりたいという夢を持っている。
もっとも彼女も他キャラと同じく、支援Sまで進めれば子供を生んで母親になることは可能。
どころか彼女の子と結婚し立場が叔母ということも…。
DLC『絆の白夜祭』での各子供との会話では、エリーゼの甘えんぼで少々わがままな一面が受け継がれている。また逆に自分のほうが子ども扱いされることがある。
直属の臣下はアメコミヒーローのような不運の塊「アクスファイター」のハロルドと、幼馴染でもある食いしん坊で怪力な騎士「アーマーナイト」のエルフィ。怪しい奴らが多すぎる他の暗夜きょうだいたちの臣下と異なり、それぞれが騎士の美徳たる『正義』と『忠義』を体現したかのような性格…なのだが、どちらもそれ故に個性が強力すぎて大変コミカルになっている。
白夜王国篇ではエリーゼが連れ去られたと誤解してカミラに報告し敵対するも、彼女が説得するとすぐに打ち明けて主人公(カムイ)の手助けをしてくれる。
暗夜篇ではガロンの命で一人氷の部族の鎮圧に向かった主人公を心配し、臣下諸々連れて味方参入する。
白夜篇ではミューズ公国で家臣にまで手をかけるガロンの悪逆非道を目の当たりにした結果、ガロンの企てに主人公の命が狙われていると感じて長兄マークスを足止めし、その後は暗夜城での居場所を失ってしまい口を開けば戦争の事ばかりになったハロルドとエルフィとの関係にも溝ができてしまい城下町の地下でかつての乳母の元で花売りをしていた。その中で主人公と再会し、互いの事情を理解する事で戦争終結の為の協力者となり、暗夜城へ入り込むが、そこへカミラとマークス、ガンズとマクベスが立ちはだかり戦いに巻き込まれ、そして……。
なお白夜篇では味方として参入しないものの、6章以外では敵として戦うこともない為「汝、闇の同胞よ」はエリーゼ戦で流れる事は無い。
透魔篇では白夜王国篇と同様に城に残っていたが、両国から追われる身となった主人公の身を案じていた。暗夜王国軍を内部調査している内にカミラが主人公側についたというガロンの家臣たちの話を盗み聞きし、兄たちに黙って城を飛び出し二人の臣下と共に主人公たちと合流し仲間に加わり、シャーロッテとブノワを仲間に引き入れた。サクラとはすぐに打ち解けて友だちになっており、支援会話ではサクラにバイオリンの演奏を聴かせ、サクラが琴を演奏できると聞いて町中を捜すなど、仲良くなっている。
ストーリー中でも仲良くしている描写が多く、同じ立場にある王子王女の中では唯一お互いを名前で呼び合っている(エリーゼは基本的に白夜の王族に「王子」「王女」と付けて呼ばないが)。
倒れた虹の賢者を2人して回復させようとしたり、エンディングムービーで手を取り合って喜び2人で主人公の手を取ってきょうだいたちのもとへ連れて行ったりもする。
ちなみに、公式イラストで装備している杖は「ライブ」。
ユニット性能
初期兵種は「ロッドナイト」。過去作で言う「トルバドール」に当たる。
どういうわけか「ドラゴンナイト」の素質を持っているが、姉であるカミラが「レヴナントナイト」である為、これも血筋と言う事なのだろう(なお、長兄のマークスも別素質はドラゴンナイト系統である)。
なお、両兄弟の中では唯一ヒノカと支援を組む事が出来ない。
全キャラトップクラスの魔力・幸運の伸びに加え速さも非常に伸びやすい。
反面HPと守備が伸び悩むため物理攻撃で即死しかねないほど脆く、技が低い為命中率にはかなり不安を抱えている。
暗夜篇では杖が使える職業がロッドナイト系統と「アドベンチャラー」しかいない為回復役が限られており、さらに機動力を兼ね備えた回復役となると(外伝を除くと)彼女一人しかいない為活躍してもらわないと困る。
但し、杖は高い回復量を誇る代わりに射程1が災いして相手の有射程攻撃の範囲に突っ込む危険性がある為、安全に回復する為に通信環境があるなら白夜の城にお邪魔して祓串(射程1~2)を買うのも一つの手。また彼女が出撃できない章もある。
固有スキルは隣接する味方の与えるダメージが+1、被ダメージが-3になる「可憐な花」。カミラとは対照的なスキルである。
その能力傾向から根本的に物理職は向かない為、基本はやはり良く伸びる魔力を活かした職に就く事になる。
本人の素質を優先する場合、クラスチェンジ先は「ストラテジスト」が推奨される。
素の魔力が高いので打点が期待できる一方で命中が伸び悩むので(特に透魔篇では)、錬成「サンダー」等で命中率を補強できるようにしておきたい。
一応前述の通りドラゴンナイト系統にもなれるのだが、成長率とスキルが噛み合わなさ過ぎる為推奨できない。「ドラゴンマスター」は「守備の叫び」が固有スキルともかみ合うが物理職であるため育てることが難しい。「レヴナントナイト」は魔法も使用でき、スキルの相性も悪くないのだが職種の幸運上限が25と伸びる能力を半分捨ててしまうのが難儀。
素養以外の職を選ぶならば、守備を補強できて魔力も活かせる(ついでに「呪縛」で命中率もどうにかなる)「ダークナイト」や能力上限が噛み合っている「ダークファルコン」などがお勧め。
さらに配信限定だが、能力にマッチした「魔女」の職も有用。
透魔篇では白夜職のスキルを取りやすくなるので、バディ・マリッジプルフを使うのも手。
ちなみにバディに出来る相手はサクラ。実はサクラとエリーゼが習得できるスキルはお互いに相性が良い(サクラはエリーゼの職で取れる「戦術指揮」・「ご奉仕の喜び」、エリーゼはサクラの職で取れる「祈り」・「回復」・「魔の達人」が好相性)為、冗談抜きでお互いを親友設定にしても全く問題ない。
特に「祈り」は(完全ではないものの)即死の危険性を減らせる為最優先で取りたい。リョウマとタクミにしてもサポートなら「天照す」「力封じ」戦わせるなら「流星」「凶鳥の一撃」「待ち伏せ」辺りのスキルは必要になる。暗夜編の方でも難易度的にどうしても攻略できない場合はマイキャッスル通信などを使って白夜職のスキルを習得させた方がいいかもしれない。
ちなみに「ロッドナイト」である為「メイド」にもなれる。しかもTCG『ファイアーエムブレム0(サイファ)』でも「メイド」になっている。
特定の趣向を合わせ持つため、人によっては萌え死ぬこと請け合いであろう。
王族なのになぜ? とツッコミたくなる人もいるだろうが、もしかするとガロン王の妾だった彼女の母親がメイドだったのかもしれない。ちなみにレオンも執事になれる。
一応杖の熟練度はSまで伸びるがS杖は単体復活(複数入手不可)の「ビフレスト」1本だけなのであまり利点とは言えない。但しスキルの「ご奉仕の喜び」は相性が良い為取っておくのもいいだろう。
彼女の名を冠した「エリーゼの幼杖」は周囲5マス以内にいる味方をHP10回復する。範囲は広いが使用回数がたった1回なので使いどころが難しい。
TCG『ファイアーエムブレム0(サイファ)』では「忍者」にクラスチェンジしている。
外部出演
ファイアーエムブレムヒーローズ
可憐な花 エリーゼ
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/騎馬 |
武器 | グラビティ+→エリーゼの幼杖(専用) |
補助 | リカバー+ |
奥義 | 業火の祝福 |
B | ご奉仕の喜び |
初期から登場。
ステータスは速さと魔防が高くHPと守備は極端に低い。特にHPは30しかなく6年以上経った現在も未だ破られていないワースト1位。
原作の上級職メイドのスキルである「ご奉仕の喜び」をパッシブに据えている。移動範囲が広い騎馬ユニットなため回復役としては便利なのだが☆5限定なため入手しづらい。
2020年11月のアップデートで専用武器「エリーゼの幼杖」が追加。元々専用武器を持っているキャラ以外での杖の専用武器の追加は初となった。
速さ3とグラビティ+の上位互換かつ神罰の杖3が付与された。特殊錬成効果は周囲二マスの敵で攻撃された時、戦闘中、全ステータス-4にする。これで敵の弱化も行えるようになる個性を得た。
2022年10月から神装英雄に選ばれた。エリーゼにピッタリなアルフ王国の衣装を纏った。
浜辺の花 エリーゼ
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | ハイビスカスの本+ |
補助 | 攻撃魔防の応援 |
A | 速さ魔防2 |
C | 緑魔の技量3 |
2017年8月の超英雄として、原作の追加コンテンツで着ていた水着バージョンが登場。
やはり物理耐久は最悪だがその分速さと攻撃が伸びやすく、ステータスとしては速攻型。
初期装備のハイビスカスの本は周囲2マスの味方に攻撃速さ+1を付与するが、大紋章としては微妙なので武器を持ちかえた方がよいか。
生存しているだけで味方緑魔全員の獲得SPを倍増させる緑魔の技量持ちで、育成に役立つ。
名湯の花 エリーゼ
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 暗器/騎馬 |
武器 | 赤いアヒル+ |
補助 | 攻撃の大応援+ |
A | 鬼神飛燕の一撃2 |
B | 攻撃の共謀3 |
C | 暗器の技量3 |
2019年1月に登場した温泉版の超英雄。騎馬タイプの赤属性暗器は初。
武器の「赤いアヒル」は敵より速さが高いと速さの差の70%をダメージに加算する(最大7)。このタイプの効果では初の継承可能武器となった。
暗器の技量持ちで育成にも有用。
純真なる双姫の愛 エリーゼ
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/騎馬 |
武器 | 白夜暗夜の王女の花杖(専用) |
補助 | リターン+ |
奥義 | 重圧の聖光 |
A | 攻撃速さの機先4 |
B | 神罰・因果応報 |
C | 快癒・奇数3 |
2023年2月の超英雄で約4年ぶりの登場。今回は妹同士であるサクラとの比翼英雄でサクラも4年ぶりに登場。
通常版とステータスを比べるとHP、攻撃、速さがかなり上がって守備と魔防は下がってしまった。攻撃は57でクリスマスセフェランを抜いて全杖ユニットで1位。
専用武器は幻惑の杖と杖では初のキラー武器効果(但し発動カウントが1のものは1以下にならない)に加えて、自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6かつ追撃不可無効に奥義カウント変動量+1、そして戦闘した敵とその周囲二マス以内の敵に反撃不可を付与するフラッシュ効果。杖武器としてはかなり珍しい攻撃的な性能で反撃も与えない。
新奥義「重圧の聖光」は杖ユニット初の攻撃奥義。敵の魔防の45%分、奥義ダメージに加算し、発動した戦闘後、グラビティ効果。代償に補助スキル使用時は奥義カウント変動量は常に0でカウントは進まない。杖ユニットならば誰でも継承可能(「祈り」所持が前提)。
味方を回復させても奥義カウントは進まないのでやむを得ないときはサポートに回ろう。
神罰の杖のグレードアップ版が登場。従来の効果はそのままだが戦闘中、敵の速さ-4と敵の攻撃の15%分、ダメージを加算する効果が追加。かなり攻撃的な性能へと強化する。
比翼効果は自分と周囲二マス以内の味方に敵が受けている弱化の合計値をダメージに加算する「敵弱化ダメージ+」を付与して自分の中心にいる縦横3列の敵は守備魔防-7にする。
弱点は今まで以上に多く、守備と魔防の耐久面が脆い。HP自体低い事は変わらず、魔法武器も弱くなっている。軽減効果が無いので奥義が発動されてしまえば一撃。見切り・反撃不可で対処される他、開花フィヨルムでは完全に防がれる。専用奥義も攻撃しないとカウントは進まないので前に出る必要がある。再移動もないので倒し損ねると的にされやすい。
ファイアーエムブレム無双
ちんまい…もとい妹繋がりからか、ストーリーではリズと絡みがあり、絆会話もある。
クラスはロッドナイト→ストラテジスト。ただし原作と違い、ロッドナイトの時点で魔道書が使える。
他のきょうだいと同じように専用武器が設定されているが、それがなぜか「ムーンライト」になっている(原作で彼女の名を冠した武器が「エリーゼの幼杖」だからだろうか)。
騎馬ユニット特有の高い移動力で戦場を駆け回る。弱攻撃は雷弾を中心とした魔法で、強攻撃ではムーンライトやミョルニルといった魔法や、原作にはなかったギガウインドやゲーティアなども使用する。デュアル奥義では、原作では武器レベル上限の関係で使えなかったギンヌンガガプも使用する。魔法を使うごとに専用のゲージが溜まっていき、その量によって強1の性能が変化する。フルチャージの状態だと相手のスタンゲージを誘発することができる。
なお、奥義を除く全ての攻撃の性能はレオンと共通している。レオンとの大きな違いは杖による回復ができること。
魔防は全キャラ最高クラス。レベル50の時点で100まで到達するため、対魔法ユニットでの硬さは半端じゃない。が、HPや技、守備は全キャラ最低クラス(DLCを含めれば守備はリンダがワーストとなるのだが)。物理ユニットと戦うのはかなりのハイリスクなので要注意。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のカムイ参戦のムービーでは兄王子たちやサクラとともに実況役として登場。
やはりというか、戦っている兄(姉)を「さっすがー!」「かっこいいー!」と称賛するセリフが多い。
他の兄弟姉妹が困惑している中で1人だけ困惑もせずにカムイを応援している彼女は家族思いであり大物なのかもしれない。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリッツで登場。ランクはACEで、憑依ファイターはなぜか犬。え?白夜王国の姫も前作主人公の妹もそうだって?彼女は姉なんですが……
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カアラ:同シリーズの中の人繋がり