概要
〈純色の七王〉の一人、ホワイト・コスモスがレギオンマスターを務めるレギオン。名称は「振動宇宙」に由来する。
コスモス直属の配下である「七連矮星(セブン・ドワーフス)」は、それぞれ『白雪姫』に登場する7人の小人の名に因んだ愛称で呼ばれており、単独で巨獣(ビースト)級エネミーを討伐できるだけの実力を持つ。
領土は東京都港区にあり、東京ミッドタウン・タワーや東京タワー(最上部はスカイ・レイカーのプレイヤーホーム「楓風庵」)もこのレギオンの領土内にある。
黒のレギオン「ネガ・ネビュラス」の領土とは、青のレギオン「レオニーズ」と緑のレギオン「グレート・ウォール」に挟まれているので隣接はしていない。
拠点の都合上、下記の2校の在籍者が多く所属している。
私立エテルナ女子学院
オシラトリ・ユニヴァースの現実世界での拠点。港区に存在する歴史ある女子校で、初等科・中等科・高等科までのエスカレーター方式。
略称は「ルナ女」。断じて「エテ女」ではない。
作者が同じ『ソードアート・オンライン』にも登場しており、かつて結城明日奈と兎沢深澄が中等科まで、神邑樒が高等科に一時期在籍していた。
白樺の森学園
ルナ女に隣接している男女共学校。2015年開校と歴史は浅い。
所属メンバー
アバター名 | 本名 | 備考 |
---|---|---|
ホワイト・コスモス | 黒羽苑珠 | 白の王 |
プラチナム・キャバリアー | 京武智周 | 「七連矮星」第一席「はにかみ屋(バッシュフル)」 |
スノー・フェアリー | ユーホルト七々子 | 第二席「眠り屋(スリーピー)」 |
ローズ・ミレディー | 越賀莟 | 第三席「怒りんぼ(グランピー)」 |
アイボリー・タワー | ??? | 第四席「先生(ドク)」、「拘束者」 |
??? | ??? | 第五席 |
サイプレス・リーパー | 鷺洲あいり | 第六席 |
グレイシャー・ビヒモス | 小清水理生 | 第七席「くしゃみ屋(スニージー)」 |
シャドウ・クローカー | ??? | |
オーキッド・オラクル | 若宮恵 | 所属→全損→復帰 |
シルバー・クロウ | 有田春雪 | コスモスとの取引により大天使メタトロンと共に「ネガ・ネビュラス」から移籍 |
作中の動向
初期のころは主要メンバーとの対戦が無く、また、災禍の鎧編の七王会議にも、唯一王が出席せず(代理に全権委任のアイボリー・タワーが出席した)謎に包まれたレギオンだった。
- 16巻
加速研究会にさらわれたスカーレット・レインを連れ戻すために突入した加速研究会のアジトが、白のレギオンのプレイヤーホームの場所と一致し、オシラトリ・ユニヴァースが加速研究会の隠れ蓑だったことが発覚。
救出後、梅郷中にて会議をしていた際突如白の王がダミーアバターで乱入し一時の蝶夢に微睡むと述べた。
- 21巻
その後、オシラトリ・ユニヴァースの領土で加速研究会のメンバーがマッチングリストに出現すれば証拠になると考えたネガ・ネビュラスにグレート・ウォールが協力し、領土である港区第三エリアに領土戦を仕掛けられる。秘密裏の奇襲にもかかわらず、何らかの手段で攻撃を予想しており、オーキッド・オラクルのパラダイム・ブレイクダウンで領土戦ステージを無制限中立フィールドに変化させ、ネガ・ネビュラスの四元素を含む主力メンバーを死亡に追い込み全損させた。また、ザ・ルミナリーを使って邪神級エネミーを操るなど序盤は圧倒的優位に立った。しかし、黒の王と赤の王の参戦や、シルバー・クロウにより親の全損の真実を知らされたオーキッド・オラクルの離反、ライム・ベルのシトロン・コールによるザ・ルミナリーの消滅(白の王の手元に戻っただけ)によるアイボリー・タワーの死亡によって戦況をひっくりかえされ、最終的に敗北することとなった。また、証拠こそネガ・ネビュラスに掴ませなかったもののアイボリー・タワーがブラック・バイスに変身するところをショコラ・パペッターにリプレイカードに録画されるという(偶然とはいえ)致命的なミスを犯してしまう。
- 22巻
上記のリプレイカードを証拠に七王会議にて白のレギオンと加速研究会の関わりを白日の下に晒されてしまうがアイボリー・タワーのアビリティ《薄影》により潜んでいたウルフラム・サーベラスが新たにサーベラスIIIに憑依させたオーキッド・オラクルのパラダイム・ブレイクダウンにてまたも無制限中立フィールドに六王含め強制移動させる。
激しい戦いの末ブラック・バイス第三段階の心意技《二十面体絶界》にて六王を拘束、そこに現れたプラチナム・キャバリアーがテイムした太陽神インティによりバイス含め無限EKへと陥れる。
- 24巻
打開策を手にしたシルバー・クロウら各レギオンの側近たちにより救出作戦が行われクロウのオメガ流合切剣にてインティの核を破壊されてしまう。
アッシュが各王へ作戦成功の報告をするが、インティの残留した炎の中から一部高位エネミーのみが持つ第二形態/超級エネミー《終焉神テスカトリポカ》が誕生。直後プラチナム・キャバリアーと共に現れたホワイト・コスモスの神器《ザ・ルミナリー》で6重の支配でテイムすることに成功する。
- 25巻
各レギオン総出の六王救出作戦の成功により、ダイブしてきた六王に向け、神器《ザ・ルミナリー》によってテイムした終焉神テスカトリポカを使い六王全員の全損を試みるも、シルバー・クロウのオメガ流奥義〈合〉により、失敗し、東京グランキャッスルに撤退。その際シルバー・クロウを拉致し、終焉神テスカトリポカを使った無限エネミーキル状態で幽閉した。
その後、帝城内部に封印されていたグラファイト・エッジの帝城脱出の妨害のため、加速研究会のメンバーを使い待ち伏せによる攻撃を企んだものの、失敗。その後、シルバー・クロウを救出を目的としたシアン・パイル、トリリード・テトラオキシサイド、ラベンダー・ダウナー、セントリア・セントリー、グラファイト・エッジ、メタトロンの6人よって、終焉神テスカトリポカの荊冠を6つ全て壊されるも、東京グランキャッスルからの脱出を阻止し、救出メンバーを全滅の危機に陥れる。
最後はシルバー・クロウとメタトロンがオシラトリ・ユニヴァースに移籍するという条件で他の5人を見逃すことにした。