「私が生きている限り、タクミ様には指一本触れさせない。」
プロフィール
概要
主君であるタクミにほのかな恋心を寄せている。同僚はヒナタ。
家族を暗夜王国の賊(実際は暗殺者であったベルカの育ての親)に殺されており、暗夜王国を憎む心は人一倍強く、時々魔王顔と呼ばれる魔王のような顔つきになる(必殺カットインはこの顔)。その形相は仲間からも非常に恐れられており、アサマからは閻魔、ツクヨミからは鬼のような形相と例えられるほど。強面のブノワからも俺以上の恐ろしい顔と言われている。
そのため暗夜出身のキャラクターであるジョーカーやサイラスなどとの支援会話は、若干不穏な空気が漂う。
ただし、相手が悪人でないと分かれば友好関係を結ぶなど、暗夜国民を差別視しない強い心を持っており無双でのエリーゼとの支援会話ではエリーゼにはあの顔(魔王顔)にならないと語っている。
主人公(カムイ)に対しても、タクミが散々悪評を吹き込んでいたにもかかわらず、初対面で悪い人じゃなさそうと協力してくれることになる。
貴族や武家出身が多い白夜王族の臣下の中では数少ない平民出身。
実家はもともと大きな呉服屋であり、裕福な家だった為に暗夜王国では快く思われておらず、暗夜王国に向かう途中で暗殺の依頼を受けたベルカの育ての親に殺されてしまった。オボロは荷台の中に隠れていた為見つからずに済んだが、以来暗夜に対してトラウマを抱くようになる。ベルカから話を聞くまでは賊に襲われたものだと思っており、実際ベルカの育ての親も盗賊同然の気の進まない仕事だったと呟いていたという。
その後は王城兵をしている親戚に引き取られ、自分を育ててくれた養父母への恩義から、彼女自身も王城兵になる道を選んだ。
元が呉服屋の娘であるためおしゃれには人一倍うるさく、また彼女の髪型は憧れの相手であるタクミを意識したものらしい。
流行の着物に詳しく、軍の中で一番、着替えが早い。
かなり面倒見がよい というかほぼおかんであり、作法が成っていないリンカやヒナタの面倒を見たり、おしゃれに疎いサイゾウやモズメの服を見繕ったりしている。
「主君に恋心を寄せる騎士」というと、カチュアや前作でのティアモなど悲恋に終わる者も多かったが、槍歩兵である彼女はそれには該当せずタクミと結婚可能。
その場合、タクミの別素養も同じ槍術士であるためタクミがなれる職が1つ減ってしまう。
その一方で、キサラギにはもう1つの素質である薬商人が遺伝する。薬商人は同じ弓職なのでパラレルしやすく、上級職の絡繰師で本作最強と言われるスキル「写し身人形」を習得させることが出来る。
DLC「絆の白夜祭」での各子供との会話では男女問わずオボロのおしゃれ好きな一面が受け継がれている。オボロも子供の服を見立てることにはりきっている。
ゼロと結婚させ、エポニーヌ(娘)との支援会話を発生させると、掃除のついでに娘の趣味本が母に見つかるという内容の会話劇が行われるが、「見てないよね?」と不安がる娘に「理解があるからだいじょうぶ」という意外なオボロのセリフを聞くことができる(他の母親は大体「見ていたとしても貴女は大切な子供」というセリフなので彼女特有)。また趣味がばれたことで狼狽する娘に対し「誰にも迷惑かけない趣味なんだから存分に楽しみなさい」と励ましており、絆の白夜祭でも「いいものが思いついたら私にも聞かせてちょうだいね」といったりしている。ただしエポニーヌ以外との会話で特にそういった描写をほのめかすことはない。薬商人が別素質にある事からも彼女の実家の呉服屋は薬局と本屋も兼ねていたのだろうか。
ユニット性能
初期兵種は「槍術士」。
外伝を通らなかった場合、飛行特効を持たない槍使いは彼女のみである。
なお別素養は「薬商人」。元は呉服屋の娘であったからだろうか?
能力はバランス型であるが、何故か守備の伸びが良いため壁役を任せられる。
白夜暗夜含めた臣下組の中では随一といってもいい成長を見せるキャラクター。特に専用スキルが十二分に活きる白夜篇では余程の事が無い限りは優先的に鍛えておきたいところ。
一度薬商人を挟んでスキル「常備薬」を取得し、傷薬や調合薬を持たせれば高い守備力と相俟って生存率が飛躍的に上がる。
槍術士からのクラスチェンジ先はどちらも優秀なスキルを習得できる為、パラレルプルフも活かしつつ揃えていくと無駄がないが、能力的に考えると「槍聖」の方が向いている。
またリンカと支援A+にしてバディプルフを用い、スキル「鬼神の一撃」を取得させれば、さらに活躍の幅が伸びる。
専用スキルは暗夜王国の職種に対して与えるダメージが上がる「暗夜嫌い」。
白夜篇では殆どの章で暗夜軍と対峙する為、十二分に活かせる。
反面透魔篇では中盤で暗夜と戦う機会がなくなってしまう。一応遭遇戦の敵や透魔兵は暗夜職の敵も少なくない為完全に腐ってはしまわないものの、相手を選ぶようになってしまう点に注意。
彼女の名を冠した「オボロの漆薙刀」は威力は高いものの追撃しにくく能力も下がるという銀の薙刀に近い性能の武器である。しかし、その威力たるや銀の薙刀を上回っており、さらに必殺率もあるという業物であり、武器のスペックは高い。ゆえに入手難度も高い。
ヒーローズ
魔王顔の オボロ
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/歩行 |
武器 | 貫きの槍+→オボロの漆薙刀(専用)(重装特攻) |
補助 | 守備の応援 |
パッシブB | 守備封じ |
パッシブC | 魔防の威嚇 |
ヒーローズ版でも、属性は同じく槍・歩兵。ゲーム開始初期から登場。
ステータスは原作同様守備が高い。スキル「入れ替え」の代わりに「守備の応援」で味方の守備力を高める事が可能。☆3で貫きの槍を装備可能で、対アーマー要員として重宝。何よりデバフ系スキルが充実しており、オリジナルでも所持していたスキル「守備封じ」で戦闘の際に守備力を下げたり、「魔防の威嚇」で周囲の敵の魔法防御を下げたりと『魔王』の異名に違わない立ち回りを見せてくれる。速さが低めなので火力を上げるスキルを継承させるとより使いやすくなる。
弱点としてはHPと魔防が低めなので魔法の攻撃範囲には極力入らないようにしたい。また、得意分野である剣装備の重装ユニットは名無しのモブユニットはそれなりに登場するものの、名有りのキャラの数が少なく、闘技場でもあまり見られなかった。しかし、2017年9月に入手が容易で☆5で手に入る上に遠距離反撃持ちとして注目されてる漆黒の騎士が、10月に同じく入手が容易で愛されキャラとして人気のアーダンと剣装備の重装が続けて追加されたことにより今後活躍できる場面は増えていくと予想される
…だったが高火力と追撃しやすいクレア、比翼エフラム、つばさ。使いやすさと錬成効果が強力なエスト。槍ではないが遠距離攻撃で高火力かつ重装特攻を持つミカヤ、水着リン、伝承クロムが立て続けに登場していったせいかほぼ目立たなくなっている。
2019年2月のアップデートで原作でも登場していたオボロの漆薙刀が実装。貫きの槍の上位互換で特殊効果は近距離防御3を付与する事が出来る。
魔王の嫁入り オボロ
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 花嫁の護刀+ |
補助 | 攻撃魔防の応援+ |
A | 攻撃守備の密集3 |
C | 鼓動の封緘・奇数3 |
2020年5月に登場した花嫁姿の超英雄でやっとの登場。原作でも条件が整い次第に刀を扱えられる。通常版とステータスを比べると中途半端だった速さは大幅上昇と改善。攻撃も高くなったが苦手だった魔防はさらに大幅劣化してしまう。
花嫁の護刀はバフ効果など有利な効果を受けていると戦闘中攻撃守備+4かつ敵から攻撃されてダメージを受けたときは奥義発動カウント変動量+1の呼吸効果になる。得意の守備が活かしやすくさらに鼓動の封緘で敵の奥義カウントを遅らせれる壁型になった。
その反面魔防は紙耐久で魔道やマムクートにはさらに弱くなった。有利な緑属性でも怪しいので油断は禁物。速さは上がってもやはり中途半端には変わりなくほぼ追撃されやすいので要注意。
ファイアーエムブレム無双
ストーリーモード7章で初登場。各種メディアでの事前の情報が無かったため、まさかの参戦に驚いたプレイヤーも多かっただろう。ただし、この時点ではストーリーには絡むもののまだNPCであり、DLC第一弾「ファイアーエムブレムif」追加パックを購入することで使用できるようになる。
クラスは槍術士→槍聖。
上記追加パックで追加されるヒストリーモード「神々の坐す国」を進めていくと、専用武器「オボロの漆薙刀」が手に入る。
余談だが、上記の追加パックが配信されるまでは、味方として登場する4人のNPCの中では最もプレイアブル化が望まれるキャラクターであった。
なぜかというと、プレイアブルキャラとして登場する槍使いのいずれもがペガサスナイトであったからである。そのため、敵軍にアーチャーがいると剣対策に槍キャラを入れづらい状況にあり、他のユニットでなんとか対抗するしかなかった。
しかし、DLCが配信されオボロとアクアの2人の槍歩兵が追加されたことで、この問題は解決された。
彼女が覚えるスキルである「カウンター」は、相手の強攻撃をガードするとスタンゲージを誘発させる衝撃波を出すというもの。ボス格は基本的に強攻撃後にスタンゲージを出すので一見使い所がなさそうに見えるが、相手のスタンゲージをうかがう暇のない混戦で役に立つ・・・かもしれない。お洒落に決めてみよう。
ちなみに、if原作でオボロ自身が「カウンター」を習得するには、リンカと支援A+になるか鬼人の素質を持った男のカムイと支援Sになった後にクラスチェンジすることでのみ得られるスキルである。
槍使いの中では行軍速度は遅いもののトップクラスの物理耐久力を持ち、更に自身に対する特攻がないおかげで物理系の敵には強気に戦える。その分魔防は槍使いの中ではワーストクラスに低いため(斧使いであるフレデリクやカミラよりは余程マシだが)、魔法攻撃には十分注意しよう。
余談
オボロの声を担当したささきのぞみ女史は、本作でフェリシアの声も担当している。
まるで違う性格のキャラクターを使い分ける女史の演技力、恐るべし…。
またその特徴的な声質から某ラノベの登場人物と中の人が同じとよく勘違いされるが、中の人つながりでいえばこっちである…とミサカは簡単に解説します。
そんな独特のしゃべり方と、キャラ性能の良さがプレイヤーの心を掴んだのか、FEif人気投票女性部門で第3位になった。
白夜の女性キャラでカムイを除けば、1位である。
DLC「絆の暗夜祭」ではハロウィン風のかわいらしい衣装を着たイラストが公開された。
しかしヒーローズでは女性部門で第3位にもかかわらず、唯一特別衣装すら約三年間全く登場がなかった。2020年でやっと登場した。
ちなみにオボロを漢字にすると「朧」と書き、ifには暗器のSランク武器に「朧」がある。