謎煙の主出身だが、無数の命と共に、集落の外で生きる若者。
プロフィール
名前 | オロルン(英:Ororon/中:欧洛伦) |
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レアリティ | ☆4 |
国/所属 | ナタ / "謎煙の主"ミクトラン |
種族 | 獣人 |
使用武器 | 弓 |
神の目(元素属性) | 雷 |
古名 | 献身(ビディー) |
誕生日 | 10月14日 |
命ノ星座 | チスイコウモリ座 |
オリジナル料理 | ハニーセビチェ(セビチェ) |
家族 | シトラリ(義祖母) |
CV | 近藤隆 |
「どれほど厄介な患者でも、あいつ以上の頑固者はいやしない。いくら考えを変えさせようとしても無駄だ。けど、心配はいらない。独自の思考回路を持つあいつなら、この乱れた世も上手く渡って行けるだろうからな。」
――カルテを書きながら、イファは俯いたままこう述べた
概要
オープンワールドRPG「原神」の登場人物。Ver5.2でプレイアブル化。
ナタの氷竜の部族「謎煙の主」の一員である、20代そこそこの青年。現在は人里離れた場所で暮らし、野菜を育てたりミツムシを養殖して自給自足している。
魂が不安定という性質を持ち生まれた事で、物心つく前に捨てられた孤児であり、族長を始めとした村の人達に育てられた。特にシトラリとは祖母と孫同然の関係を築いている。
"一見"ダークでミステリアスな雰囲気を纏っている長身美青年だが、
- とても素直で、マイペースな行動や言動が多い
- おばあちゃん子
- シトラリと同じ風貌の相手を相応の年齢と認識してじいちゃん・ばあちゃんと呼ぶ
- 栽培している野菜に名前を付けて、普段から話しかけている
- 何かと落ち込んだ表情でごめんと謝る
- 問題行動をシトラリに咎められるとだんまりを決め込む
等々、見た目や年齢に反して性格は純朴な少年そのものであり、パイモンからもまるで10歳以下の子供だと驚かれた。
能力と戦術
ver5.2前半の期間限定祈願で追加(以後は次Verから恒常祈願に追加)。
自身の能力のほとんどを自発的に発動できず、チームメンバーによって撒かれる水元素、雷元素、そしてそれらで生まれる感電反応をトリガーにして控えからの連続攻撃を繰り出す感電反応特化型サブアタッカー。
天賦
- 通常攻撃「憑霊の閃矢」
最大3段。
重撃の狙い撃ちは雷元素攻撃に変化するほか、狙い撃ち中は「霊覚」状態に入り、狙いを定めた壁画から力と情報を引き出せる(イクトミ竜の持つ特殊能力と同等のもの)。
- 元素スキル「冥色のタイトロープ」
「自由になれ!」
近くの敵単体に「宿霊玉」を投げつける。宿霊玉は夜魂性質を帯びた雷元素ダメージを与えながら近くの敵へとバウンドし、最大3体の敵を攻撃する。
天賦「霊相のカタリスト」によって命中後15秒間は、付近の味方の通常攻撃・重撃・落下攻撃の命中時にそのキャラの元素エネルギーを3回復させ、さらに自身が待機中の場合自身の元素エネルギーも3回復する(クールタイム1秒、一度の起動で3回まで発動)。
- 元素爆発「闇声の残響」
「さぁ、みんなに挨拶だ」
前方に夜魂性質を帯びた雷元素範囲攻撃を起こし、9秒間持続する「ウルトラソニック・アイ」を設置する。
回転しながら電気交じりの音波を発つそれは、破壊されないデコイとして敵の注意を引き付けつつ、周囲に夜魂性質を帯びた雷元素ダメージを与え続ける。
- 天賦「夜陰のシナスタジア」
付近のチームメンバーが夜魂バーストを起こした際、自身の夜魂値が40チャージされる。
元素スキル発動後の15秒間で自分以外のメンバーの水or雷元素攻撃が敵に命中すると、自身の夜魂値が5チャージされる(クールタイム0.3秒/スキル1回につき10回まで発動)。
これらによって最大80まで夜魂値をチャージ可能。
近くの敵が感電反応でダメージを受けるか、自分以外のメンバーが夜魂性質のダメージを発生させた時に自身の夜魂値が10以上あれば夜魂値を10消費し持続時間6秒の「夜魂の加護」状態になる。起動中は1.8秒に1回、周囲の最大4体の敵に攻撃力の160%分の夜魂性質を帯びた雷元素ダメージを与える。
- 天賦「夜域の賜物・流霧躍影」
ジャンプを長押しするとスタミナを75消費して高く跳び上がる事が出来る。燃素を5消費するとより高く跳躍できる(両方を消費できる環境の場合、燃素を優先して消費する)。
跳躍後、通常攻撃ボタンを長押しする(狙い撃ち状態に入る)ことで燃素かスタミナを消費して対空したまま照準状態を維持できる。
また、チームが燃素の使えるナタ地域におり、かつメンバーが空中にいる状態である場合、交代と同時に垂直跳躍を行う特殊キャラ交代「夜魂トランス:オロルン」が使用可能になる(クールタイム10秒/全キャラの夜魂トランスで共通)。
- 天賦「獣の姿を借る者の妙技」
探索天賦。彼が編成されたチーム全員の滑空速度を+15%する。同じ効力を持つ天賦との重ねがけは出来ない。
命ノ星座
第一重「霧立つ林中の痕跡」 |
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元素スキルの宿霊玉が飛び移る回数+2。さらに宿霊玉の命中から12秒間、天賦「夜陰のシナスタジア」のダメージ+50%。 |
第二重「蜜酒を隠す王蜂」 |
元素爆発発動中、自身の元素爆発関連の攻撃が命中するたびに雷元素ダメージ+8%(最大32%)。 |
第三重「蝙蝠が棲む霊籠」 |
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15) |
第四重「夜風の如き謎煙」 |
ウルトラソニック・アイの回転速度+25%。さらに元素爆発発動時に自身の元素エネルギーを8回復する。 |
第五重「心魂に捧ぐ贈物」 |
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15) |
第六重「深泉に贈る礼賛」 |
天賦「夜陰のシナスナジア」による攻撃後9秒間、出場中の味方の攻撃力+10%(最大3層 / 継続時間は層ごとに個別にカウント)。また、元素爆発発動時に天賦「夜陰のシナスナジア」の攻撃を倍の威力で発動させる。 |
装備・編成について
サブアタッカーとしての性能のほぼ全てを固有天賦「夜陰のシナスタジア」に依存しているため、戦闘天賦3種を一切育てず、戦闘時に一切表に出さなくとも求められる仕事を果たすという異例の性能を持つ。この性能を加味した上での装備選定を心がけたい。
- 武器
PVで持つ限定★4「ダークアレイの狩人」は攻撃力ブーストに特化しており、かつ待機すればするほど与ダメージが上がる特性を持つ事からベストマッチと言って良い相性を誇る。青黒く染まった見た目もオロルンと非常にマッチする。
無課金武器からチョイスするならナタ鍛造★4「チェーンブレイカー」。チームの元素がバラけているほど火力が上がるため、キャラとしての最大火力を求めていけば自然と武器の火力も引き出すことが出来る。
また、所持しているならば限定★5「終焉を嘆く詩」もおすすめ。上記武器と比べるとオロルンの火力は控えめになるが、下記聖遺物と併用すればチーム全員に攻撃力・熟知・雷+αのダメージバフを配る強力なバッファーとなる。固有天賦では起動できないが、スキル+元素爆発で簡単に起動できる。
- 聖遺物
「灰燼の都に立つ英雄の絵巻」4セットほぼ一択。待機時でも夜魂の加護が起動するという特性が4セット時のバフ条件に綺麗に噛み合っている。40%バフを発動させるためには感電もしくは他のナタキャラが必須となる点は注意。
メインステータスは冠が会心系か攻撃力、杯が雷元素ダメージ、時計が攻撃力が良いだろう。
- 編成
出突っ張りの運用になり、かつ使う攻撃のことごとくがオロルンの援護の発動条件を満たすチャスカとの相性は最高。固有天賦をフル回転させるため更に水元素キャラを加えておきたい。
また、固有天賦を最大限に活かせる感電編成もおすすめ。この場合、感電ダメージに特化した編成よりも、クロリンデや雷・水サブアタッカーを採用しスクロース(原神)などで熟知バフを配るといった絵巻のダメージバフを利用できる編成の方が良い。
なお、チャスカとオロルンを「両方控えに」置くことで発動する無出場全自動追撃という編成も存在する。
これは「メインアタッカーが元素攻撃→夜魂バースト発動→夜魂バーストをトリガーにチャスカの援護攻撃発動&オロルンの夜魂値チャージ→チャスカの援護攻撃をトリガーにオロルンの援護攻撃発動」という流れで、メインアタッカーしか動いていないのに3人が仕事をするという半ネタ半ガチ編成となる。なおメインアタッカーは元素攻撃さえ出来れば良いので誰でもOK、
余談
- 名前の元ネタは中南米の神話の原型となったと言われる、アフリカ・ヨルバ神話の最高神からと思われる。
- 初報PVでは、ナタの住民というより「隊長」の側についている様な描写をされた、特異な立ち位置のキャラクター。その為、Ver5.2という早いタイミングの実装や、意外な人物像に驚いた声も多かった模様。
- 星4というレアリティも疑問視されたが、元々彼は戦士ではない農民で、初戦場も劇中が始めてだった等、納得できる材料も散りばめられていた。
- 好きな食べ物はタタコス。生地を下にも敷き、溢れた具も美味しく回収する食べ方が好みらしい。
- 嫌いな食べ物は乾パンなどの軍用携帯食。食料としての有用性は理解しているが硬すぎると語る。
- 公式からの二つ名は「ミクトランのコウモリ」だが、ワードの共通した他作品のキャラを連想したネット民が多く、そちらもSNSのトレンドを掻っ攫っていった。
- 命ノ星座のチスイコウモリも凶暴なイメージが根付いているが、飢えた仲間に血を分け与え、施された側も恩を忘れないという献身的な生物である。
- Ver5.2のイベント「スピリットを求めしウォーベン」では旅人を「謎煙の主」で起こったちょっとした騒動へといざなう。解決した後に話しかけると、お礼としてイベントそのものの報酬とは別にキャベツを30個くれる。お礼の仕方まで農家そのものである。
- 人間の成長も野菜の育成と同一視する奇怪な癖があり、各人の特徴を野菜に例えるトンチキな会話にはイアンサも呆れていた。
- 旅人のことを「じいちゃん」「ばあちゃん」と呼ぶ理由として「シトラリと同年代に見えたから」と語っている。しかし後にそれよりも年上かもしれないと考えており、旅人が長命の身体であることを魂で感知しているような様子がある。
- このように特殊な彼は生物を魂で見るということに長けている。そしてそれ故に、実装時点の全キャラ中でも数えるほどしか出来ていない「旅人の本質を見抜く」というある種の偉業を自身の直感だけで成し遂げている。
- 原神のオッドアイのプレイアブルキャラは過去に何人か実装しているが、男性キャラでは彼が初めである。
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ここから先は魔神任務第五章第四幕のネタバレが含まれます。未読の方はブラウザバックを推奨します
マーヴィカにより手傷を負った"隊長"の撤退を、「謎煙の主」独自の術が援護する事態が発生。その後エピローグでは"隊長"と青年らしき声が対等な様子で会話しており、何かを知っている様子で残された時間がない事を告げた。
お察しの通り、彼オロルンこそ一連の内通者であり、早々にその事もバレるが、本人は決して悪意や欲望や叛意で"隊長"に組した訳ではない。当初は本人も彼を怪しみ尾行していたが、その目的に炎神とも異なる真摯さや道理を感じ始め、闘技場ではつい助けてしまったのだ。
彼の「魂が不安定」という性質は、その不安定な部分に現世を彷徨う魂を相乗りさせて死ぬことで、夜神の国を多少は安定させられるという「天性の生贄の素質」でもあり、生後間もなくその計画に選ばれながらも儀式は失敗。
その負い目もあって部族の者からは目をかけられて育てられたが、逆にオロルン自身は己が何も出来ないという負い目を募らせていた。そのため引け目こそ感じているが"隊長"との計画遂行の意志は固く、祖母の拳骨をくらいしょぼくれながらも協力を続けると表明したほど。
"隊長"とオロルンによる計画の実行に伴う代償を許容するわけには行かないマーヴィカ達の追撃と、危機に陥った彼を切り捨てる事を良しとしない"隊長"の高潔さによって計画は失敗に終わるが、その際に自身の過去と苦しみに向き合う事になった彼は、自らの力と覚悟でこれを乗り越え、「献身(ビディー)」の古名の継承者として覚醒した。
そして論争を繰り広げるマーヴィカと"隊長"の間に臆する事無く割って入り、自らの想いを語る。
それに応えるように、作戦の余波で目覚めた夜神が「たとえ全てが失敗しても、一人でも自分のもとに生きて戻れれば、最後の手段は実行出来る」と猶予を提示したことで、マーヴィカ側の計画が最終段階に入った事もあり、マーヴィカと"隊長"は一時的な協力体制を結ぶ事になった。
余談(ネタバレ含む)
- 魔神任務の動向やキャラストーリーを見る限り、「いい子」であるが故に色々と抱え込み、発想を飛躍させて行動に移し肝心な所でだけ事態を厄介にし、気を許した人間を過剰に信頼して秘密を簡単に共有しがちという、悪い意味での子供でもあることがうかがえる。
- もっとも劇中ではそれが結果としてナタの動向を現状最良のルートに導いており、また、大人達の過保護な姿勢が彼の成長の芽を摘んできたとも言えるため、彼は「悪い意味で子供」ではあるが「悪ガキ」とは言い難く、しかも世界の被害者であるが故にそうなったとも言える。
- ファデュイと同行していた際にスネージナヤ名産の酒「炎水」を勧められ一回だけ飲んだことがある。二杯目を行こうとした際に「隊長」に止められたが、その時勧めた隊員に後でこっそりと醸造法を聞いており、いずれ自分で酒を作ってみようと企んでいる。