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カオス(遊戯王)

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かおす

『遊戯王』シリーズにおいて単に「カオス」という場合の意味が複数ある。当記事では遊戯王OCGのシリーズカードのみを扱う。

「デュエルはカオスフィールドへ」

曖昧さ回避

  1. 光・闇属性のモンスターをコストに特殊召喚を行う「カオス」と名のついたモンスター群。本稿で解説
  2. 劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACKでカテゴリ化された「カオス」と名のついた儀式モンスター群。→カオス(儀式モンスター)
  3. PHOTON HYPERNOVAでカテゴリ化された「カオス」と名のついたシンクロモンスター群。→カオス(シンクロモンスター)
  4. アニメ『遊戯王ZEXAL』に登場する力の根源。
  5. 上記の作品における「C(カオス)」と名のついたエクシーズモンスター群。→CNo.CX

概要

光・闇属性のモンスターをコストに特殊召喚を行う「カオス」と名の付くカード全般のこと。そのカードの殆どは除外に関する効果を持つ割合が高い。

遊戯王OCGにおいて「カオス」の語を名称に含むカードは結構な数が存在するが、この内儀式モンスターシンクロモンスターは公式にカテゴリ化されている。

2023年6月現在、光・闇属性モンスターをコストに特殊召喚等を行う効果を持ったモンスター群としての「カオス」は公式にカテゴリ化されておらず、類似性を持ったカード群として非公式に分類されているものである。

特に採用率の高かったカオス・ソーサラー混沌帝龍-終焉の使者-カオス・ソルジャー-開闢の使者-はカオスモンスターの代表として環境を制圧した事で、それぞれが1度は禁止カードに指定されている上、カオスモンスターの後継シリーズとして天魔神が登場している。

その後には、制限復帰やエラッタによる解禁で環境に戻ってきている。混沌帝龍-終焉の使者-がエラッタされたことでお互いの性能に良し悪しが生まれる中、エンライズは召喚条件が重いだけの下位カードになっている。

重く使い勝手の悪い場合「カオス」ではなく「カス」であると皮肉られることも多い。

経緯

このカテゴリの大本は、原作漫画『遊戯王』において、登場したモンスター「カオス・ソルジャー」でる。

同作においてカオス・ソルジャーが召喚される際に

ひとつの魂は光を誘い、ひとつの魂は闇を導く!やがて光と闇の魂は混沌の場を創り出す!!疾走れ!暗黒騎士ガイア!!カオス・フィールドを駆け抜けろ!!そして超戦士の力を得よ!!《カオス・ソルジャー》!!

という闇遊戯の召喚口上が述べられている。

ここから、OCGにおけるカオスモンスターの「光属性と闇属性が召喚時の触媒として必要になる」という、属性に関連したカテゴリとしての特徴が創作されたと思われる。

カオス・ソルジャーのOCG化より数年後、2003年発売の拡張パック「混沌を制す者」にてOCGでは効果を持たないバニラモンスターであったカオス・ソルジャーに効果を持たせてリメイクしたカオス・ソルジャー-開闢の使者-が登場する。

同パックでは共通した特殊召喚法を持つカオス・ソーサラー混沌帝龍-終焉の使者-も同時に登場し、カオスモンスターの特徴が確立された。

これら三種のカードは当時のゲームバランス上強力過ぎたことで、調整版の「天魔神」が名称を変えつつ共通した部分を残すカード群として登場した。

更に、上記のカオス・ソルジャーのリメイクの例に倣ってカオス・ネフティスのように既存モンスターが「カオス」という接頭辞を付けてリメイクされる例が複数登場し、元ネタのカオソルを超えて「カオスモンスター」というジャンルが成立した。

OCGにおける接頭辞付きでのリメイクは「ダークモンスター」「メタファイズ」という前例があり、カオス化したモンスターもそちらに追従した形である。

また、カオス化モンスターはダークモンスターやメタファイズモンスターとラインナップが被っているため、何らかの関連性が持たされている可能性がある。

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