概要
カルパッチョ(Carpaccio)とは、生の牛ヒレ肉の薄切りにチーズもしくはソースなどの調味料をかけた料理の総称である。
イタリアの画家であるヴィットーレ・カルパッチョが薄切りの生牛肉にパルミジャーノ・レッジャーノをかけた料理を好んだことから、彼の名から「カルパッチョ」と呼ばれたという説がある。
あるいは、彼の独特の赤色を基調とした作風が、皿に並べられた薄切りの生牛肉の色彩に類似しているため、とも言われている。
日本においては、牛ヒレ肉の代わりに、赤いマグロやカツオ、さらにはタコやタイといった白身魚の刺身を使用したカルパッチョが、西洋料理の日本風アレンジの和洋折衷料理の代表例となっている。しかも世界的な刺身ブームの影響からイタリアでも広まっている。