「勝負などくだらんな…勝利は、私のためにあるのだから」
人物像
同国のオーランド自治県マリエハムン(フィンランド国内だが隣国のスウェーデン系が多くを占めている地区でもある)出身。32歳。
第6回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝した実力者であり、「キング・オブ・カイザー」の称号を持つ。
相応の実力を持ちつつも口数は少なくバトルでしか己を表現出来ない不器用な人物。プリンセスと呼ばれる一人娘がおり、彼女に対して己の戦う姿を見せる教育方針を採る。
使用ガンプラは専用カラーのα・アジール。
7歳の頃にSNSで知り合った日本の友人たちを通じてガンプラの存在を知り、ガンダム、そしてガンプラに熱中するが、その最中に「機動戦士ガンダム」のジオン整備兵の名言「足なんて飾りです」に感銘を受け、以降「脚の無い」モビルスーツやモビルアーマーを愛用するようになる(使用ガンプラの作り込み様は細部にも手が加えられている程であり、「動くジオラマ」と呼ばれる完成度を誇る)。
その拘りについてはジオングやザクレロ、さらにはビグ・ラングをバトルで使用していた程。
彼の戦闘スタイルは大型のMS、MAを愛用する事から大鑑巨砲主義の傾向が強く、その火力を活かした力押しの戦法を好んでいたと言われているが、第6回大会ではパーツ換装を行いつつも地上ステージに於いて宇宙専用のビグロを使用しており、クローやミサイルの爆風を利用した方向転換・上昇といった機転を以ってハンディを物ともしないバトルを演じ、勝利を得ている。
またMAに一機一騎作り込んだ艦載機を満載し、それらを発艦・マニュアル操作で戦う多対一、多対多の戦術も得意としており、その操作精度は並のファイターがチームを組んで行う連携をも凌駕する。
それに加え、艦載機として飽くまで原作再現で組上げたシャアザクで、ユウキのザクアメイジングと一対一で互角以上に渡り合い、遂には倒してしまうなど、MSの操作技術もMAに負けず劣らず卓越している。
第7回世界大会でも優勝候補ナンバー1と目されていたが、フィンランドの地区予選でアイラ・ユルキアイネンに敗北し、本戦出場を逃した。
選手権前回優勝者の地区予選敗退の報せは世界中のガンプラビルダーやファイター達に衝撃を与え、アイラの注目度を押し上げる結果となった。
なお、アイラとの試合内容の詳細は不明だが、彼のα・アジールが完膚なきまでに破壊されていたのに対してアイラのガンプラであるキュベレイパピヨンが無傷であったという事実に加え、アイラの固有能力の優位性、キュベレイパピヨンの主兵装であるクリアファンネルの特性と大型モビルアーマーであるα・アジールの相性を考えれば、その試合運びが如何に一方的な物であったのかを考えるのは想像に難くない。
それでも、第8回大会にもフィンランド代表として参戦。世界の強豪相手に激戦を繰り広げている。