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前歴不問、保険加入不可、高給、致死率高し。

惑星ノルヴァ17。

かつて地球の植民地として開発されたこの星は、地球との間に設けられた双方向性ワープゲートを破壊されて以来、完全に地球から見捨てられた、宇宙の孤島である。

惑星改造半ばで棄てられたこの星は、何らかの原因で人類保護プログラムを組み込まれていない無人機(ドローン)が、人類の居住区域を破壊し続けている。

キミはこの星で、ガラコと呼ばれる戦闘機械に身を包み、闘いへと赴く。

ドローンを倒すことがキミの仕事だ。

数多の危険。迫り来る脅威。死は身近にある。壊れたパーツは捨てろ。一人になるな。情報には金を出せ。そして……燃料には気を配れ。

概要

『ガラコと破界の塔』とは同人サークルロンメルゲームズより製作された[TRPG]である。ゲームデザインは射狩矢仗助氏が担当。各種ゲーム書籍取扱店にてルールブックが販売されているほか、電子書籍版での取り扱いもある。

ハードコアSF調なロボットものの作品で、プレイヤーガラコと呼ばれる戦闘機械に搭乗し、人類の敵である無人機(ドローン)と戦い、その根城である「破界の塔」を制圧することが主目的となる。

リソースの管理に重点を置いており、一例をあげると

  • 武器やアイテムの購入は勿論、キャラクターの強化や情報収集などにも金を払う必要がある。
  • 搭乗する戦闘機械は動かすたびに燃料を消費し、燃料切れになれば実質的に戦闘不能になる。
  • アイテムには重量が設定されており、許容量を超えて所持すればペナルティが発生する。
  • 目標達成に制限時間が設定されており目的地への移動や戦闘中も時間が経過する。
  • 倒した敵から武器やアイテムを調達する

など、他のTRPGのシステムであれば省略したり「ゲームのお約束」として意図的に排除している要素を取り入れているのが最大の特徴である。

世界観

惑星ノルヴァ17と呼ばれる星が舞台。元は地球植民地として開発されていたが、地球との間に設けられた双方向性ワープゲートを破壊されて以来地球とは連絡が取れず、支援も受けられなくなってしまっている。昼はセ氏40度を超え夜は氷点下になる砂漠のような環境で、毒性の霧が吹き荒れているばかりか、帯磁ガスの影響のため長距離通信も不可能と過酷を極めている。これらの環境に適応した生物が僅かに生息しているが、そういった生物にとって人類は格好の餌であり、ものによっては明確な悪意や敵意を持って人類に襲い掛かってくる。

そういった環境に適応したノーマッド族を除く人類は「シティ」と呼ばれる初期の開拓基地をベースにした都市に定住しており、外の世界を全く知らないものも多い。

ガラコ

プレイヤーのキャラクターが搭乗する戦闘機械。元々は作業用であったものを、戦闘用に換装している

専用の燃料で動いているため移動時や戦闘時にはどんどんと燃料を消費し、燃料が尽きれば動けなくなり行動不能となってしまう。

腕や足、コックピットなどパーツ単位で別れており、目的に応じてパーツを換装して好きな機体を作ることが出来る。パーツごとに耐久力が存在し、敵の攻撃や罠などでダメージを受けると損傷し性能が低下する。あまりにひどい損傷の場合は行動の邪魔となって移動力の低下などを引き起こすため、いざとなればパーツを廃棄する選択が必要になる。

操縦者が搭乗するコックピットとエンジンが急所で、特にエンジンを破壊された場合は他の部位が無事でも行動不能になってしまう。

プレイヤーキャラクター

宇宙海賊の末裔であるピグマー族」「管理者階級の子孫であるエレメント族」「開拓初期に星に入植したノーマッド族」「動物に遺伝子改造を施して生まれたラット族」「脳以外を全て機械化したブレイン族」「地球外知的生命体のテンタクル人」の6種族から選ぶ。基礎ステータスや種族特有の能力などに差異がある。

敵の攻撃がコックピットに被弾するなどしてキャラクターの耐久力が0になった場合はその時点で戦闘不能となり、キャラクターは死亡する。

ドローン

本作品での敵役。もとは植民星を住みよい環境にする惑星改造用の無人機械であったが、プログラムのミスにより人類を掃討し都市を破壊する存在になってしまっている。その役割や能力によって呼び名が変わり、「クイーン」と呼ばれる最上位個体が出現すると、都市の破壊のために必要な拠点「破界の塔」を建設しドローンの大量生産を始めるため、最優先で排除する必要がある。

シティ

初期の開拓基地をベースにした都市で、人類のほとんどはここに定住している。シティはいくつか存在するがシティ間での交流は殆どない。非常に広く様々な産業や職業が存在しているが備蓄されている資源は緩やかに減少しており、いずれは枯渇することが決定的となっている。食糧生産を行うプラントも存在するのだが、地球から持ち込まれていた「レイショク」と呼ばれる食料が何よりもご馳走であり、シティ外部にある開拓時代の遺跡などから発見された際には高値で取引されている。

関連タグ

TRPG

永い後日談のネクロニカ:パーツ単位でキャラクターを設計できるTRPGシステム。

メダロット:パーツを組み合わせて機体を作るゲーム。パーツを破壊されると行動に制限がかかる点も似通っている。

アーマード・コアカスタマイズが出来るロボットもの。不要になったパーツを廃棄できる点も共通点。

ボーダーブレイク:同じくカスタマイズが出来るロボットもの。「作業機械を戦闘用に改良した」という設定も類似する。

ハードコアサイエンスフィクション ロボットもの ポストアポカリプス

パイロットスーツ ケモノ

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