型式番号:GNZ-001
概要
イノベイド専用機「GNZシリーズ」(ガ系MS)の礎となった擬似太陽炉搭載型モビルスーツ。イノベイドがヴェーダから引き出したデータを基に開発された。
特に第二世代機「ガンダムプルトーネ」のデータが反映されており、色彩のほか両肩のGNコンデンサーやコア・ファイターなどに技術的な繋がりを見る事が出来る。本機のプロトタイプと言えるのはイノベイドが複製した「ガンダムプルトーネブラック(ブラックプルトーネ)」であり、この他にもブラックラジエルなどの実働データも反映されている。
ガルムとはGeneration of Reborn MS(生まれ変わったMSの世代)を意味し、北欧神話の番犬から名付けられた。後に開発された本機の後継機も北欧神話にあやかっており、名前の時点からいずれ復活するであろうソレスタルビーイングのガンダムへの対抗策として開発されていたことがわかる。
作中では
『00V』ではビリー・カタギリとロベール・スペイシーの会話において、ソレスタルビーイング内部で徹底的に秘匿されていた事が明らかになった。
『00I』ではリジェネ・レジェッタがレイヴ・レチタティーヴォら「六人の仲間集め」のミッションに介入するべく軌道エレベーターへ向かう為の足として用いられ、その後覚醒したリジェネの能力によって擬似太陽炉をバーストさせた後、ソレスタルビーイングの手へ渡り軌道エレベーターに隠匿されていた。
『00I 2314』では大型ELSの来襲に伴いレオ・ジークらが新たに擬似太陽炉を調達して戦線に投入。脳量子波遮断施設に向かうELSを誘導して機体を侵食させるが、完全に侵食される直前にELSが人類を理解した事によってガルムガンダムEに生まれ変わっている。
ガルムガンダムE
『00I 2314』の最後に登場。ELSと共生(融合)したガルムガンダム。
ガンダムらしいへの字スリットが無くなっており、通常機と比べると線が少ないデザインになっている。武装も一部の形状が変わっている。
本機はELS対話後に起きた世界規模の戦闘に投入され、マイスターのレオ・ジークと共に戦った。
武装・機能など
- 試作型GNメガランチャー
後にガデッサが装備したGNメガランチャーの試作品。威力は劣るが、取り回しではこちらが優れている。通常運用では2連装だが、銃身の展開で威力重視の粒子ビームに変更可能。
- GNシールド
本機のシールドはガンダムプルトーネでテストされたGNフィールドを完全な状態で発生させることが可能である。ガラッゾのGNフィールド発生装置に発展する。
- GNバルカン
- GNビームサーベル
- コア・ファイター
元はガンダムプルトーネで実装され、「プルトーネの惨劇」の原因となった忌々しい脱出システム。バックパックが分離変形するタイプ。このシステムは同系列のヴァーチェ(というかナドレ)においてコアMSと呼ぶべき物に置き換わっている他、ジンクスⅣの一部バリエーションやアルケーガンダムでも実装されている。
関連項目
GNZシリーズ
GNZ-001 ガルムガンダム…プロトタイプ。
GNZ-003 ガデッサ
GNZ-005 ガラッゾ
GNZ-007 ガッデス
GNZ-004 ガガ