ガンビーナM5
がんびーなえむふぁいぶ
49話「発狂ロボット大奮戦」に登場する、機械獣の一体。全高19m、重量200t。
人型をしているが、頭部の顔の両目部分から、先端の尖った触手が伸びている。
胸部の巨大な顔の両目からは催眠光線を放ち、これを用いてボスを催眠状態に陥らせた。
また腹部の顔の口部からは溶解液を連続で吐く。その威力は、超合金ZのマジンガーZの片腕(ロケットパンチ)をまるまる溶かしてしまう(!!)程。
デザイン原案は、石川賢。
ラフスケッチでは、胴体はやや角張り、胸部の顔の眼は黒く、口内も黒くなっていた。
東映側スタッフによりリライトされ、全体のイメージはそのままで、胸部の顔にシャッター状の歯と、瞳のある眼とが書き加えられた。
※なお、漫画版デビルマンのデーモンの中にも、「胸部に顔」「眼球が飛び出し鋭い触手に」という個体が存在する。
ボロットをバカにされ、山奥でボロットとともに操縦訓練をするボスを監視していたブロッケン伯爵が出撃させた。
ボスをその催眠光線で狂暴化させ、光子力研究所を襲撃させる。
更に、ボスボロットと協力してZに襲い掛かる。ボスボロットに抑え込ませて、胸部放熱板を破壊。頭部の触手からエネルギーを吸い取った。
しかし、ジェットスクランダーで空中に逃げられ、ロケットパンチでボスボロット内のボスは気絶させられる。更にそのまま、空中から放たれたZのキックで顔面を破壊され、光子力ビームを撃たれそうになったが、エネルギーが枯渇状態で撃てなかった。
この後に、さやかのアフロダイAのミサイルで腹部の顔の両目にミサイルを受ける。ミサイルが刺さってもしばらく粘るが、限界が生じ爆散してしまった(破壊された後、ガレキで頭を打ったのもあってか、ボスの催眠状態は解けた)。
このエピソード後でも、ボスは何度か催眠状態にされ、操られている。
続編の東映アニメ版グレートマジンガーの第6話では、悪霊型戦闘獣である戦闘獣サイコベアーが登場。
「3000年かけて極めた妖術」を用い、丑の刻参りな呪いで剣鉄也を苦しめた。しかし、呪いは強力だが体力の消耗が激しいため、ボスに催眠術をかけて操り、呪い攻撃の代理人に仕立てている。
永井豪の漫画版グレートマジンガーでは、夜間に浜辺でボスボロットで走り込み中のボス達のところにヤヌス侯爵がいきなり現れ、催眠術をかける。
催眠状態にされたボスは、「剣鉄也が、信じられないと言ったら、このコバルト爆弾を発射しなさい」と暗示をかけられてしまった。
眠ったような状態でコクリとうなずいたボスは、この後でヤヌス侯爵配下のキャットルー達により、ボスボロットの腹部にコバルト爆弾の発射装置を取り付けられる。
またも催眠術作戦に利用されるボスとボスボロットであった。
(ちなみに、『コバルト爆弾』と言われてはいるが、作中ではミサイルに見える)。
…以上の事から、まさに歴史は繰り返すである。