概要
文字通り、高校の軽音楽部を舞台とした『けいおん!』と、その世界観が音楽をモチーフとする『スイートプリキュア♪』。
前者のメインキャラクターの一人、琴吹紬が後者の世界へ飛び込んだら、という想定で描かれたイラストに付けられるタグである。
ムギ in プリキュア、その道程
『けいおん!』と『プリキュア』のコラボイラストは多数投稿されているが、そこでの琴吹紬の役どころは、『5』の秋元こまち/キュアミントを除けば、
『フレッシュプリキュア!』であれば桃園ラブ/キュアピーチ、
『ハートキャッチプリキュア!』であれば来海えりか/キュアマリン
…と、性格的にはむしろ逆と言えるキャラクターとの組み合わせが多かった。
そして『スイートプリキュア♪』。
ここでの合体相手として選ばれたのは、鍵盤繋がりの北条響/キュアメロディではなく、その相方である南野奏/キュアリズムだったのである。
ネーミング的には田井中律の役どころとなりそうなリズムなのだが、律はキャラクター性でむしろ響に近い事(とは言うものの、実際にこの二人を混ぜたイラストは無いのだが)、奏と紬がカラーリングやルックス的に比較的近い事などからこの流れになったようだ。
もっとも、奏は響に輪を掛けて強気に描写される事もあったりするので、性格面ではやはり紬と合わないのだが…。
その後
一作置いて『ドキドキ!プリキュア』に紬の中の人・寿美菜子が菱川六花/キュアダイヤモンド役でキャスティングされた事により、以降のコラボネタはそちらが主流となる(⇒ムギキュア)。
しかし、「『けいおん!』×『プリキュア』」における数少ない個別キャラタグの一つとして、「キュアリズムギ」も記憶と記録に残るべきものと言えるだろう。
紬と奏・キャラクター比較
共通点
- 名前の構成が漢字で「姓2文字+名1文字」、ひらがなで「姓4文字+名3文字」。
- 所属するチームは途中まで同学年で構成され、最後に下級生が加入した。
- 紬は幼少時からピアノを習っておりコンクールでの受賞歴もあるが、奏もソロでは響に敵わないまでも、連弾をこなせるだけの腕は持ち合わせている。
- 関わり方は異なるが「ケーキ」との縁が深い。
相違点
- 劇中で描かれた時期は紬が高校1年生~大学1年生、奏が中学2年生のみ(回想除く)。
- 紬は一人っ子(家族同然の妹分はいる)、奏は弟がいる姉(共に長女ではある)。
- 紬の家族は劇中に登場しない(菫は家族同然とはいえ、あくまでも主人と使用人の関係)が、奏の家族は物語上の準レギュラー。
- 紬は3番目の加入、奏は結成時の最初の二人の片方。
- 奏は響と半ば夫婦扱いされる程の鉄板の仲だが、『けいおん!』において無印では平沢唯&中野梓と律&秋山澪が確立、大学編では和田晶が唯、林幸が澪、吉田菖が律の相方ポジションになり、紬は公式におけるカップリングからは終始あぶれる格好となっている。