概要
小学校で習う知識を大人でも覚えているか、賞金を懸けて著名人らが挑戦するクイズ番組。アメリカ発、40か国以上で翻訳されている『Are You Smarter than a 5th Grader?』の日本版。
初回は2011年に放送され、第5回の2019年10月18日より金曜レギュラー番組に昇格。2024年9月28日放送分限りでレギュラー番組としての放送を終了した。
ルール
「クイズ$ミリオネア」のようなシステムで、問題に正解するごとに賞金が増える。
出題数は10問で、最大で100万円の賞金を獲得可能。
問題の内容は小学生の検定書から抽出されているが、問題数毎に応用になっていき、最終問題は学習指導要領から逸脱している(このため、小学生たちも正解出来ていないことも多い)。該当する学年は不規則。「小学5年生」と銘打っているが、小学6年生の問題が出ることも稀にある。また、問題の中には制限時間付きの問題もある。
回答者は筆記でLOCKボタンを押すことでファイナルアンサー。正解すれば賞金を獲得するが、不正解であれば脱落、賞金も0になる。
時間制限付きの問題の場合、時間切れになっても下記の救済の一つを没収されることで先に進むことができる。
教えて!小学生
回答者が途中で分からなくなったった場合は知識量の多い小学生に救済を求めることができる。但し、人間なのでその人の回答が正解かどうかは限らない。あくまで参考として見る程度である。
なお、最終問題では使用することができない。
- 指名カンニング:回答者の任意で生徒1人の回答をオープン
- ルーレット:ルーレットで止まった生徒1人の解答をオープン
- 全員オープン:全員分の解答をオープン
ドロップアウト
途中の問題でその時点の賞金を獲得し、リタイアできる。
初回は「私は小学5年生より賢くありません」と土下座しなければならなかったが、倫理観の関係で廃止され、代わりに「ドロップアウト」と宣言しLOCKを押すことでリタイアできるようになった。
より高い賞金を目指す回答者の心理関係か、あまり使われていない。一応、10問目正解時に「300万円挑戦」「100万円お持ち帰り」を選択するフェーズがアナウンスされる。
300万円挑戦
10問正解することで、獲得賞金を300万円に増額できるチャレンジ問題に挑戦できる。
しかしチャレンジを宣言する場合は、100万円の獲得権利は放棄する必要がある。
問題内容は6つの項目を一定の条件の下で選別したり、ランキング付けするといったものが多い。
例:省略語の選別、ノーベル賞受賞者の選別、食料自給率が高い順にランキング付け ……etc
成功すれば300万円獲得だが、失敗すればそれまでに獲得した100万円も喪失して無一文で退場となる。
1000万円挑戦
定期的に行われる特別SPでは11問目が1000万円と跳ね上がる(10問目までは通常ルール同様100万円)。
が、当然ながら問題の難易度は段違い。
途中までの問題も三択クイズが当たり前になっており(通常ルールで三択は少ない)、最終問題に至っては「(6ヶ国の国旗の一部分を表示して)国旗の星の色はそれぞれ何色か記述せよ」といった簡単ながら記述問題となる。
現在1000万円達成者は2人だけ。
出演者
レギュラー司会者
ナレーター
賞金リスト
問目 | 賞金 |
---|---|
11 | 300万円 |
10 | 100万円 |
9 | 75万円 |
8 | 50万円 |
7 | 40万円 |
6 | 30万円 |
5 | 20万円 |
4 | 10万円 |
3 | 5万円 |
2 | 2万円 |
1 | 1万円 |
ネット状況
実はこの番組のレギュラー版が放送されていた時間帯である金曜夜7時台は日本テレビのローカルセールス枠である。ゆえに読売テレビと(2021年4月以降の)山梨放送では放送日時を差し替えていたほか、中京テレビではレギュラー版放送開始から3ヶ月間は放送日時を差し替えて放送していたが、2021年1月半ば以降は不定期番組に格下げとなってしまっていた。しかもレギュラーネット局でも諸事情により放送を行われなかった(または別の日に差し替えた)事があった。また、北日本放送では2024年3月までは放送日時を差し替えていた。
その一方で、日本テレビと全く関わり合いがない琉球放送(TBS系列局)でも、約2ヶ月遅れで水曜日の昼4時台に放送されていた。
なお、日本テレビ系列とそれ以外の系列に参加している3局では全て放送されていたが、テレビ大分(フジテレビ系列局でもある)は水曜昼2時45分-3時45分に放送日時を差し替えていた上、2022年9月までは原則放送がなかった(福井放送とテレビ宮崎は日テレと同時ネット)。