概要
ケルト文化圏の伝承に登場する聖剣で、その名前はアイルランドの言葉で「光の剣」や「輝ける剣」を意味する。本来の発音はkɫiːv ˈsɔɫɪʃ(クレイヴ・ソリッシュに近い)となるが、クラウ・ソラスと云う名称が日本語では定着している。
ダーナ神族の王ヌアザの持っているダーナ神族4つの財宝の一つに数えられる不敗の剣と同一視され、この不敗の剣は一度抜かれれば何人も逃れる事は出来ずに倒されるという伝承が伝わっている。
しかしながら、原典に『クラウ・ソラス』という名前は登場しておらず、ルー神のブリューナク同様に後世になってから名付けられた物である様子。
あくまでケルト文化圏に登場する聖剣や魔剣の総称と言った感じで、一説ではフェルグス・マック・ロイの持つカラドボルグ、クー・フーリンの持つクルージン・カサド・ヒャンなどケルト神話やアーサー王伝説の刀剣の原典になった武器なのでは無いかとも言われている。
創作作品でのクラウ・ソラス
ソードブレイブの一つとしてクラウ・ソラスを元ネタにした『天空の光剣クラウン・ソーラー』が登場。『槍光機神クーゲル・ホルン』が合体して使用した。
ロイヤルナイツの内の一騎クレニアムモンの武器として登場したが、剣ではなく双刃の槍として描写されている。デジモンセイバーズでは大門大の拳一つで押し返された挙句に、彼の持つ盾『アヴァロン』も粉々に粉砕されてしまった。
第1作とその続編である第2作に登場。1作目では剣士ジトの愛剣。オーキルの洞窟でジトが戦死して洞窟の崩壊と共にクラウ・ソラスも洞窟に取り残された。2作目ではジトの曾孫アレフがオーキルの洞窟を訪れて、ジトの霊からクラウ・ソラスを継承した。クラウ・ソラスを装備したアレフのクリティカル攻撃は全キャラ中最強の攻撃力を誇る。
- 悪魔城ドラキュラシリーズ
大振りで動きが遅いが高い攻撃力を誇る。コマンド入力で特殊技が出る作品も。
ちなみにトップ絵ではクマのぬいぐるみとワンセットになっているが、これは攻撃モーションが同一である為。
多くの場合、作品終盤で入手できる最強クラスの剣として登場。
競走馬クラウソラス
デュランダル産駒。兄弟馬にフラガラッハ、カリバーン、オートクレール等がおり、いずれも伝説の剣から取られている。
関連タグ
ダーインスレイヴ:こちらは一度抜けば剣が血を啜らない限り、鞘に収まらない剣とされている。
ドラッグセイムス∶店内で流れる「元気一緒にセイムス」を歌う女性デュオの名前がClaíomh Solais〜クラウソラス〜である。