グランドエンド(仮面ライダーギーツ)
ぐらんぷりのおわり
デザイアグランプリが終了する時、この世界からデザグラに関する事実と記憶が抹消される。
『仮面ライダーギーツ』の用語の1つ。
本来の意味はマルチエンディングが採用されているゲームにおける概念の一つで、「トゥルーエンド」を意味する言葉だが、ギーツの世界観ではデザイアグランプリが行われている時代から、運営が撤退するという意味であり、それと同時に未来人である運営、サポーターも撤収、そしてスポンサー以外の舞台となった時代の人間たちはデザグラに関する記憶を全て消されてしまうという。また、舞台となっている時代のスポンサーには記憶を消すか維持するかを決める権利が与えられる。
ちなみにデザイアグランプリに巻き込まれた民間人や消滅した参加者は一切復活させることなく撤収するため、不幸と幸福のバランスは滅茶苦茶になったまま放置され、この状態で未来人たちは次の遊び場を求めて別の時代へと移動することになる。その上、撃破されずに生き残ったジャマト達も回収されることなくそのまま野放しにされるため、その時代の人間たちからすると迷惑極まりなく、非常に無責任且つ悪質な処置であると言える。
なお、残されたジャマト達はその時代で死ぬまで活動を続けるため、『ギーツ』の世界においては各時代の人々から正体不明の化け物として恐れられ伝承に現れる怪物の原型ともなっているらしい。
因みに元々は悪質なサポーターに対する措置であったらしく、ジャマト側によるヴィジョンドライバーの強奪を受けてニラムはドライバーを奪還次第撤収することを宣言している。
今回の時代でのグランドエンドはデザイアロワイヤルの結果に関わらず執行されることが決まっており、更にこれまで願いを叶えてきた創世の女神の像は限界を迎えているため破壊されることが決められた。
劇中の描写からヴィジョンドライバーにて創世の女神の力を行使することで実行されると判明しているが、無くても可能なのかは不明。ただしのちに上位互換にあたる最高位のドライバーの存在が判明しており、さほど実行に支障は無いものと思われる。
撤収後は別の時代でデザイアグランプリを開催するため、仮面ライダー達のデザイアドライバーとライダーコアIDは記憶の消去と共に消えるはずだったのだが……