概要
コカトリスとは『魔導物語』および『ぷよぷよ』シリーズに登場するキャラクター。
鶏の体に蛇の尻尾がついたような姿をしており、石化のブレスを吐くことができる。
ヨーロッパの伝承の同名の怪物「コカトリス」に由来していると思われる。
来歴
初出はMSX2版『魔導物語1-2-3』。その中の魔導物語Ⅰでラスボス「まもの」の1つ前のボスとして登場。口から白い粉を吐き出すことがあり、これが前述の石化ブレスで、これを受けるとターン経過とともに体が石化してゆき、完全に石化してしまうとゲームオーバーになってしまうので、素早く倒す必要がある。
PC98版『魔導物語1-2-3』では、エピソードⅠのラスボスは「腐導師」に変更され、コカトリスはまものともども姿を消してしまった。
ゲームギア版『魔導物語Ⅰ ~3つの魔導球~』では、ラスボスは腐導師のままだが、コカトリスはその1つ前のボスというポジションで復活。石化の手段はブレスから睨みに変更されている。オープニングのアルルの夢の中にも登場し、アルルを睨んで石化させてばたんきゅ~させた所で目が覚める。
『ぷよぷよ』シリーズには『ぷよぷよ通』で初登場。セガサターン版以降の一部機種版のみに登場し、鳥だけに練習モードのトリを務める。練習モードの漫才デモでは太っていることを気にしており、それを指摘したアルルに襲いかかる。通モードの漫才デモではいきなりアルルを追いかけ回す。
コンピューターが操作する時は、左から3列目を除きフィールドを6段目まで(下半分)高速で積み上げる特徴がある。これは、『魔導物語Ⅰ』でラスボスとその1つ前のボスの関係であったまものと同じ特徴である。
メガドライブ版『魔導物語Ⅰ』でもMSX2版と同じく、ラスボス「まもの」の1つ前のボスだが、唐突に姿が変わり、片脚のみが画面に表示されている巨大な鳥のモンスターになっている。石化攻撃はなくなり、くちばしで突く攻撃と羽根をまき散らす攻撃を使用する。倒すと空飛ぶ乗り物に乗ったまものが「ちくしょー!」と言いながら去っていく描写からすると、まものの操縦する、ロボットのようなものだったのかもしれない。本作はこのまものも大幅なアレンジがされている。詳しくはまものの項目にて。
片脚のみが画面に表示されている巨大な鳥という姿は、『魔導物語ARS』のルルー編に登場するモンスター「ロック」と共通しており、もしかしたらセルフパロディかもしれない。
魔導幼稚園の卒園試験を描写したその他の作品『魔導物語 はなまる大幼稚園児』・『魔導物語Ⅰ 炎の卒園児』はコカトリスはまたしても欠席。
セガサターン版『魔導物語』ではザコ敵。元の『ぷよぷよ通』のデザインに戻る。「アイスウィング」「サンダーバード」「フェニックス」といった大層な名前の亜種モンスターも登場する。
『わくわくぷよぷよダンジョン』では、プレイステーション版『わくぷよダンジョン決定盤』で追加された。ダンジョン「ワンダージャングル」の中ボス。亜種には「バシリスク」「ガルダ」がいる(「ガルダ」という名前のモンスターは各機種の『魔導物語Ⅱ』にも登場するが、そちらは姿は大きく異なる)。
『ぷよぷよBOX』では、「ごちゃまぜぷよぷよ」ではストーリーの存在しない、ただのぷよの対戦相手。「ぷよぷよクエスト」(同作のRPGモード。スマホゲームとは別)でもストーリーには絡んでこないザコ敵で、新規のザコ敵が登場するダンジョンとしてはラストの「ぞう大魔王の遺跡」に出現する。
スマホゲーム『ぷよぷよ!!クエスト』で久々の登場。
久々に復活した動物系キャラクターで固められた「どうぶつシリーズ」の紫属性(他はさそりまん、アウルベア、サムライモール、ふたごのケットシー)。
属性に合わせてか色が変更されており、翼の先が紫色、尻尾が赤くなっている。
★4の説明文によると、少なくともこのゲームに登場している個体はオスのようだ。
石化のブレスを吐けるという説明文はあるが、2024年3月現在このゲームには石化の状態異常は無く、スキルは無属性ダメージを与える(とっくんで属性ダメージにすることも可能)もの。亜種は現在存在しない。
関連タグ
コカトリス(広義)