コムタン(メガレンジャー)
こむたん
ビビデビによって兄と共に作られるも、(単独では)ネジレ獣としての能力が皆無だったために卵の状態で彼から人間界に捨てられてしまい、その際に何の因果か健太の自転車のカゴの中に闖入。
恐竜の卵と勘違いした健太の世話によって誕生した。
当初はぬいぐるみサイズだったが、孵化してからは急速に成長。僅か2日で健太と同じ大きさになるまでに至る。
生まれた時は健太のことを「けんけん」としか言えなかったが、肉体共々知能も成長しており、彼を「健太」と呼べるようになり、同時に健太に食べさせられた影響で焼肉が好物になる。
その姿を見た千里から「ネジレ獣ではないか?」と怪しまれるも、当人はこれまでのネジレ獣とは打って変わって温厚な性格であり、自身が空腹にもかかわらず健太に煎餅を半分あげようとする等、とても優しい心の持ち主であった。
………だが、ネジレ獣として生まれた彼に降り掛かる運命は生易しいものではなかった。
兄であるアンコウネジレと合体すると人間をダイヤモンドに変える「ダイヤモンド光線」を発射できることを利用することをギレールが思い立つや、コムタンは当のアンコウネジレから執拗に追い回される羽目になる。
逃げる最中に健太と再会し、健太もコムタンの事を「絶対に守ってみせる」と心に誓うが、迫り来るアンコウネジレによってレッドは両足を石化させられてしまい、その隙に兄に吸収されてしまう。
その後、駆けつけた他のメガレンジャー4人によってアンコウネジレの物質変換装置を破壊されたため、彼に操られる形でメガレンジャーを攻撃する。
しかし、変身を解いた健太の必死の訴えによってコムタンは自我を取り戻し、アンコウネジレと分離。そればかりか、健太を庇って攻撃した事にアンコウネジレの怒りを買い、彼が全身から放った光線で粛清されてしまう。そして、致命傷を負ったコムタンは育ての親である健太の腕の中で冒頭の台詞を言い遺し、儚く消え去るのだった…………
戦いの後、千里はコムタン(幼体)のぬいぐるみを作って健太をなぐさめた。