コロン(らんま1/2)
ころん
「可崘」と書いて「コロン」と読む。
ヒロインの1人・シャンプーの曾祖母で武闘民族・女傑族の総帥。
原作では116～118歳、アニメでは300歳とされているが、杖に乗りながら地面を蹴って軽々と移動するなど、今なお女傑族最強の実力を誇る。また、杖を使っているが決して足が悪いわけでも無い。
部族内では「おばば」と呼ばれているが、乱馬には「ばばぁ」と呼ばれ、良牙には「ばあさん」と呼ばれる。作中ではあまり本名は出て来ず、平成アニメ版のエンドロールでも主に「おばば」と表記されていた（「コロン」表記は若い頃に使われたが、一部作品では現在の姿でも本名名義でクレジット）。
女らんまに敗れたシャンプーを「女傑族の掟」に従い刺客として差し向け、日本まで追わせたが、シャンプーが惚れた乱馬が女らんまと同一人物と知り、シャンプーは女らんまを殺せずに帰国。
帰国したシャンプーは、修行のためコロンに呪泉郷につれていかれ、そこで水をかぶると猫になってしまう『猫溺泉』に落ちてしまう。しかし、本人は全く無関心でそのことの責任を乱馬に押しつける。
呪泉郷に落ちたものの体質を知ったシャンプーは一家とともに再来日、女らんまの正体が男であることを知り、女傑族もう一つの掟「もし女傑族の女を破ったものが男ならば、そのものを婿とすべし」に従い、乱馬を婿に迎えようとする。
コロンもまた乱馬を「婿殿」と呼び、彼をシャンプーの婿にしようと良牙を鍛えたり、様々な策を巡らせたりするが、たいていは乱馬の健闘を認めて途中で矛を収めることが多い。
格闘家としては作中最強クラスの実力者で、乱馬にとっては最強の敵であると同時にもっともたよりになる師でもある。
八宝斎が乱馬を弱体化させたときには、良牙や右京とともに味方につき、乱馬に女傑族最強の奥義・飛龍昇天破を伝授している。
若いころはシャンプーに似た美人で、八宝斎とはこの頃からの知りあいで性格も知っていることから、よくナンパに来た彼を容赦なく飛龍昇天破でぶっ飛ばしていた。だがそんな彼女も八宝斎が自分の村に住み着くようになり、彼と付き合いが長くなるにつれ、八宝斎は彼女を「コロンちゃん」と呼びをコロンは八宝斎を「ハッピー」と呼び、自分に好意を向ける八宝斎に密かに好意を抱き惹かれていったが、彼が修業中の身のため「修行中の彼の邪魔をしたくない」と言う思いで自分の気持ちを隠し普段は八宝斎に冷たくしながらも彼にバレないように密かに食事を持っていったりとよく修行中の彼の身を案じていた。だが八宝斎はそんな彼女の気持ちを知らずに自分だけでなく他の村の娘にもセクハラ紛いのガールハントを仕掛けて回っていたため最後は彼女を怒らせ愛想を尽かされ放逐された、その後八宝斎はその腹いせに村中の家宝や秘宝を盗んで回り、中国の村中の娘に追いかけられながら女傑族の村を出た。
八宝斎がコロンから奪った秘宝は原作では三つの玉（惚れ薬）の着いた腕輪、平成アニメ版では時を越えられる南蛮ミラーとなっている。
そして八宝斎と別れた後コロンは別の男と結婚し長年の時が経ち曽孫のシャンプーが生まれる事になる。
