ゴクドー・ユーコット・キカンスキー
ごくどーゆーこっときかんすきー
このページでは「ゴクドーくん漫遊記」の登場人物について解説する。
名が示すとおり傍若無人な性格で、他人の迷惑など全く考慮せず自由気ままに生きることを本分としている少年である。
悪巧みのために仲間を利用することも多々あるが、大抵は失敗に終わっている。
赤ちゃんの頃に貧乏な飲んだくれの親父に拾われて育てられ、反りが合わなくなって家出して冒険者を勝手に名乗った。
本来はセイギと同じ金髪だが、キューティクルがほとんど剥がれ落ちて汚らしい色になっているらしい。髪はかなり長く、ヘアバンドで巻いている。
本当はエシャロット国の王子である。
元々セイギと同じ体を共用するいわゆる二重人格者であったが、生まれて間もなく父親である王に真っ二つにされて殺され、プリンスの母親(死を司る「闇の女王」)に生き返らせてもらった。このとき、二つが分かれたまま生き返らされ、それが原因でゴクドーとセイギは独立することになる。この時王の剣も同じく2分割され、炎の魔剣と氷の魔剣となった。
国王を乗っ取った大魔王ルシファー(闇の女王の旦那でニアリーの親父)を倒し、セイギと共に正式に国王となったが、国王の生活に嫌気が差して、ジンに最後の願いで冒険者に戻してもらった。ちなみに、本人はセイギのことを「兄」だと思っているらしい(セイギも息子のラッキー王子に対し「あの弟は~」と語っている)。
以降はただぶらぶらと旅をしていたが、アフリカっぽい国にて太陽神(ワニの精霊)リュウ・ジーとの戦いに勝利し、彼の宿主となり不老長生を得た(孫の世代になっても外見が全く変わらないほど)。
見た目は変わらないがセイギが死んだらゴクドーが死んでしまうことには変わりないらしい(裏を返せばセイギはとんでもない長寿になるということになるが…)。本人は時折それを忘れており、魔法で蛙にされたセイギにストロー突っ込んで膨らませたりしてジンやルーベットから怒鳴られていた。
精霊サラマンダーの力を持つ炎の魔剣を使用する。一振りで鉄を融かし、人間を瞬時に炭化させるほどの熱量を持つ。また、「魔剣よ来い」といえば虚空からやってくる便利な仕様のため、ゴクドーはこれを売り払ってから再回収しようというコソクな法を考え付き、武器屋から出入り禁止を食らった。