データ
形式番号 | RZ-001OG |
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所属 | ヘリック共和国 |
分類 | 恐竜型 |
全長 | 34.6m |
全高 | 21.0m |
重量 | 287.0t |
最高速度 | 125km/h |
乗員人数 | 1名 |
武装・装備 |
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概要
西方大陸戦争の際、ガイロス帝国軍に対抗するべく古代文明の遺産オーガノイドシステムを搭載したゴジュラス。ゾイドの保有台数では帝国側に劣る共和国はシールドライガーにOSを積み込んでブレードライガーと言う成功例を受けて、性能の差でどうにかカバーしようとしてこのゴジュラスベースの実験機を作った。
カラーリングと装備構成はかつての旧大戦におけるゴジュラスMk-Ⅱ(限定型)に準拠しており、OSにより全ての能力が飛躍的に上昇し、ロングレンジバスターキャノンなどの重武装も相まって戦闘力は通常機の10倍に上昇した。更に、戦闘中にも発現するくらい強力な高速自己修復能力まで手に入れている(ゴジュラスは元より生命力がゾイドの中でもトップクラスに高く、ドックなどで整備しなくても徐々に自己再生するのだが、戦場で即座に再生するレベルではない)。また、反応速度も飛躍的に向上しており、高速ゾイドが機動性で翻弄しようとしてもそれに対応して補足してしまうほどの瞬発力を誇る。
しかし、ただでさえ凶暴で扱いが難しい事で知られるゴジュラスに凶暴性を高めるOSを搭載した事により、起動実験の結果、いかなるパイロットも寄せ付けないくらいかなり凶暴な機体になってしまい「悪鬼(オーガ)」と名付けられ、自動操縦で動く移動砲台として戦地に送られることになった。
単純な性能面ではあのデススティンガーと互角、デスザウラー相手にも勝率3割はあるという(3割というと微妙に聞こえるかもしれないが、かつてのシリーズでゴジュラスはデスザウラー一機相手に部隊ごと壊滅させられているレベルであると考えれば、タイマンでの勝率3割は非常に善戦しているといえる)。また、上記の通り反射神経もゴジュラスとは比較にならないほど上がっており、セイバータイガーやライトニングサイクスやジェノザウラー相手には圧勝しジェノブレイカーにすらやや有利に戦えるほど。
戦歴
ZAC2100年6月、共和国の本国から西方大陸への増援として最強兵団と共に派遣される。その際に自動操縦だったのか襲撃してきた帝国軍のシンカー部隊をタートルシップの艦上からシールドライガーDCS-Jやディバイソンらと共に迎撃している。
エウロペ到着後は自身が心を許したパイロットに会えずロブ基地格納庫の中に眠っていたが、再編成の隙を突いた帝国軍の総攻撃である第2次全面会戦でアーバインとその愛機であるコマンドウルフが格納庫に単機で殴り込んできたアイアンコングPKから身を挺して守った事により覚醒、アイアンコングPKをぶちのめした。以後は彼と共に戦場に赴き、ウルトラザウルス率いるデストロイヤー兵団の護衛任務を経て、暗黒大陸戦や中央大陸大戦のゲリラ戦まで戦い続けている。
パイロットとの精神リンクによって動作している為、ゴジュラスギガ共々、ゾイドの制御を狂わせるダークスパイナーのジャミングウェーブも通じない。
ZAC2105年秋、ネオゼネバス帝国軍が中央山脈の秘密基地を襲った際の戦いで地中で待ち伏せしていたステルススティンガーの奇襲によってゾイドコアに致命傷を負うも、未完成だったゴジュラスギガを守るべくダークスパイナーの大群を撃破した末に命を落とす。しかし、その後に現れた直系の新型機と言えるゴジュラスギガがステルススティンガーを倒し、オーガの仇を討つ形となった。
旧ゴジュラス機種でありながらも大活躍し、わかりやすく強そうな見た目と相まって往年のファンのみならず平成ファンの心も掴んだ大人気の傑作機である。