「コスモス…オ前ガ憎イ…オ前ヲ倒ス!」
データ
身長 | 47m |
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体重 | 4万2千t |
出身地 | SRC科学分析センター前(D-9エリア) |
CV | 服巻浩司 |
概要
第59話「最大の侵略」、第60話「カオス大戦」、第62話「地球の悲鳴」、第64話「月面の決戦」に登場。
エクリプスモードの登場で敗北寸前のカオスウルトラマンがP87ポイントのワームホールから放たれたカオスエネルギーにより更なる進化を遂げた姿。
エクリプスモードに似た容姿となったが体色は全く異なり、コスモスに対し強い憎しみを抱いている事もあって、怒りを感じさせる目つきになっている。
エクリプスモードの能力を学び取った事でより強力な力を得て、エクリプスモードさえ上回る戦闘力を誇り、とにかくコスモスを痛めつけるような荒々しい戦い方が特徴。
エクリプスモードが「力を振るう勇気」を体現する姿ならば、こちらは「憎しみで振りかざす力」を体現する姿か(一部の視聴者からは「『蛮勇』を得たから体得できたのでは?」という声も)。
必殺技は破壊光弾ブレイキングスマッシュやコズミューム光線のコピー技カラミュームショットやエクリプスブレードのコピー技カラミュームブレード等。
しかもフォームもエネルギーの集まり方までほぼ同じ。コスモス自身の力をそっくりそのまま返すような能力と言える。
- エクリプスモードの初戦のように、コスモスの攻撃が一度も当たらない一方、カラミティの攻撃は基本的に全部当たる。肉弾戦でパワーダウンして立ち上がる力もない窮地のなか、起死回生を狙い放ったエクリプススパーク。5発撃った中、1、3、4、5発目を素手で弾き返しコスモスに被弾させる。これでコスモスはさらなる窮地に立たされる。(2発目は避ける。)
- 第40話でコスモスは、エクリプスブレード→コズミューム光線のコンボでカオスウルトラマンを倒したが、カオスウルトラマンカラミティは、カラミティブレード→カラミュームショットのコンボでコスモスを完全敗北させる。
- エクリプスモードは敵を吹っ飛ばし構えるが、カラミティもコスモスを吹っ飛ばした後挑発する。
カラミティ登場時のコスモスも肌で強さを感じ取っているように構えに余裕がなく、カラータイマーの点滅と相まって恐怖が感じられる。コスモスの苦痛の叫びもまたダメージの大きさを象徴する。
登場直前のカオスウルトラマンの戦闘シーンからやや暗めのフィルターがかかった映像になるのも、不安感を引き立てている。
ただでさえ強力なエクリプスモードの模倣体、カラータイマーが点滅しない事等からその能力は最早ニセウルトラマンの域を越えているとも言える。
人型の敵でここまで強く、肉弾戦、光線も凌駕する者はなかなかいない。カオスヘッダーが光のウイルスだからこそ為し得たニセウルトラマンといえよう。
だが強大な力を持つ分通常よりも多くのカオスヘッダーが必要となる為、2回目の出現時に倒された時点で地球上に残存するカオスヘッダーは全て消え去ってしまった。
活躍
初戦ではカオスウルトラマン戦の直後で戦う力を殆ど残していなかったとはいえコスモスの動きを完全に読み封じ完勝。その際のカラミティの堂々とした姿はついに倒した感がある。その後目的のSRC科学分析センターを破壊したが、既に人工カオスキメラの開発要員が第一段階を終えて脱出した後であり、妨害を続けるため移動先のバイオケミカルセンター付近に再び出現。ここでもチームEYESやコスモスを大苦戦させたが、その間に完成した人工カオスキメラのプロトタイプカートリッジ弾を撃ち込まれてもがいている隙にコズミューム光線で倒される。
第62話ではコスモスへの憎しみを利用しコスモスが発するウルトラ信号と同じ波長の信号を使ったカオスヘッダー陽動作戦の裏をかいてカオスドルバを囮として送り込んでから出現し、チームEYESの一発しかないキメラミサイルをまんまと破壊。コスモスに対してはドルバを救出された上にエクリプスブレードでダメージを受けたとはいえ尚も苦戦させたが、ドルバや統合防衛軍の援護攻撃でペースを乱された所に統合防衛軍が独自に製造していたキメラミサイルをナガレジュンヤによって撃ち込まれて苦しんでいる隙にコズミューム光線を受け消滅した。
第64話ではトレジャーベースを覆っていたカオスヘッダーがコスモスの誘いに乗って変化する形で出現し、月面での決戦に挑む。コスモスの問いかけに答えてカオスヘッダーの目的を明かした上で、上述の台詞を言い放ち戦闘に突入。前回ダメージを受けたエクリプスブレードを素手で弾き、キメラミサイルを防ぐバリアを習得とより強くなっていた上、コスモスも前回のカオスエリガルⅡ戦の直後で事実上連戦状態だった事もあってやはり苦戦させるが、コスモスの作戦によりソアッグ鉱石の光で苦しんでいる隙にコズミューム光線でついに敗れた。しかしその直後…
このように、幾度と死闘を繰り返しても、コスモスは単独で優位に立てた事が一度もなく、人工カオスキメラやソアッグ鉱石といった弱点とするものの力を借りなければ勝利できなかった。
逆に言えば、圧倒的な力の差があっても逃げずに立ち向かい、何度打ちのめされても立ち上がり、逆転のチャンスをつかむまであきらめない「勇気」があったからこそ、コスモスは勝利できたのである。
その活躍ぶりから、カオスヘッダーが次第に力を増していく終盤の展開を象徴するキャラクターと言え、ムサシはカオスウルトラマンカラミティとの戦いを機に進化を繰り返して強くなるカオスヘッダーとの泥沼化する戦いに疑問を抱くようになっていく。
余談
マスクはエクリプスモードをベースに修正された。
決定稿での名前は「カオスエクリプス」。
当初はコスモスのカラータイマーを踏みつける描写があったが変更された。
カラミティとは「災厄」という意味。ちなみに、ウルトラマンコスモスの後番組である機動戦士ガンダムSEEDにもカラミティの名を冠する敵キャラクターが登場する。
特別編だと第59話部分の戦闘BGMが違う。また、第59話から第60話のカットされた繋ぎを見ることができ、ナレーションがない。ウルトラマンとしてはかなり長い圧巻の戦闘が繰り広げられる。
ウルトラマン公式Youtubeチャンネルでの20周年記念配信にて初登場回が配信された2021年12月2日は、よりによって現実でも新型コロナウイルスの新たな変異種が発見され世界的な騒ぎになり始めた時期だった。そこまでタイミング合わせなくていいだろ新型コロナ…
関連タグ
悪のウルトラマン仲間
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