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曖昧さ回避編集


「データが増えるたびに、太陽の中での核融合の異常増進は確信を増すばかりです」

CV:田中康郎

概要編集

 『宇宙戦艦ヤマトIII』のキャラクター。宇宙戦艦ヤマトシリーズでは極めて珍しい外国人キャラクター。


 地球連邦大学宇宙物理学部長

 ある日、太陽の核融合異常増進を発見。1年後には地球が灼熱地獄と化して人類の生存が不可能になり、さらに3年後には太陽が超新星爆発を起こして太陽系そのものが消滅するということを突き止める。

 この異常事態を直ちに大統領へ報告するものの、大統領は専門家ともいえる太陽エネルギー省へ意見を求め、そこの観測局長である黒田博士の「よくある現象」という意見を採用してしまう。おまけに黒田博士が大学の総長へ働きかけたことで、サイモン教授は教授職を解任されることになってしまった。

 しかし、解任前にサイモン教授は藤堂平九郎にも同様の相談をしていた。サイモン教授は人類を救うには移住可能な惑星を探し出して移住するしかないと結論付け、藤堂は万が一政府の判断が間違っていた場合の善後策として、独断で宇宙戦艦ヤマトを第2の地球探しへと向かわせることを決定する。

 大学から解雇されたサイモン教授はヤマトの旅立ちを見届けることこそ叶わなかったが、ヤマトが間違いなく旅立つということを確認し、安心してアメリカ帰国した。

 これ以降は物語から完全に退場し、中盤で政府が太陽異常を認めた後も特に呼び戻されたりと言ったことはなかった。


 『宇宙戦艦ヤマト黎明篇』で再登場。連邦大学に復職しており、太陽異常の危機を早期に発見した功績もあり、宇宙物理学会をリードする立場になっている。

 地球に接近してくる正体不明のガンマ線源を発見し、科学局長官に就任した真田志郎に相談。調査団を編成して波動実験艦ムサシに乗り込み、「UGR」(Unknown Gamma Ray)と仮称したその謎物体の調査に赴く。

 調査の結果、UGRの正体が移動性ブラックホールであり、しかも地球に衝突するコースを取っていることが判明。直ちに地球総出で対策を立てていくことになる。そして、サイモン教授はこの天体を「カスケード・ブラックホール」と命名した。

 なお、因縁のある黒田博士も再登場し、本作で和解する。


関連タグ編集

教授 黒田博士

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