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シスタージル

しすたーじる

「キューティーハニー」に登場する、悪の組織「パンサークロー」に所属する、ハニーの宿敵。
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概要編集

アマゾンに本部を置くパンサークロー日本支部長で、空中元素固定装置奪還作戦の実質的な指揮官。ムチ使い。如月ハニーの生みの親である如月博士を殺しただけでなく、彼女が指揮する夜襲によってハニーの親友秋夏子をも火だるまとなって焼き殺されることになった、まさにハニーにとっては憎むべき仇敵である。


原作版編集

永井豪原作版では、正体はそのものであり、パンサーゾラ曰く「ペット」(表向きは「妹」と呼んでいた)。

この頃から、空中元素固定装置の不調でフルヌードになってしまったハニーを見て、「あたしレズの気あったのかしら?」と呟いている。上述の夜襲時に叛逆したドラゴンパンサーを返り討ちし、それを見ていたタランチュラパンサーが恭順を示すのに「ふるえているのかい かわいいやつ うふふ…」と機嫌を直すような描写があるあたり、確かにあったのかもしれない。


『SPA!』連載版では設定が変わり、「異次元から襲来した生命体」になった。巨大化、分裂、身体を両断されても死なないなど、魔性の者となっている。この作品では最初(つまり結成時)からパンサークローの首領で、ゾラは「異次元の邪神」という設定になった。

『SPA!』版以降はハニーに執着し、またセクシーシーンも多くなる。


『天女伝説』編集

実質的なパンサークロー側の主人公扱いとなっている。そしてかなりのツンデレ

相変わらずハニーのことが好きで、とある事件をきっかけにハニーへの愛を自覚するようになる(のだが、本人は頑ななまでに認めていない)。



2度の死を経て復活した今作では再びパンサークローの大幹部との設定で、また派閥争いを繰り広げる複数の女幹部がいる。その中でもシスター・マーメドゥーサが最大のライバルで、ソラの命によりしばらく更迭の憂き目に遭い、その間は”黒キュー”ことキラークロウを早見探偵事務所に内偵させていた。

…のだが、キラークロウは何故かパンサークローであるにもかかわらずハニーに感化され、善の心を宿していった。この事が彼女の与り知らぬ所で思わぬ結果をもたらすことになる。


最終章にて、ハニーと決着を着けるべくパンサークローから脱退。

マーメドゥーサを始末(その為、実質的にハニーを助けたことにもなる)し、ハニーと最後の戦いを繰り広げるが…生死は不明となっている。


ハニーとの長年の宿敵関係の中で、それが愛の感情なのかは不明だが、彼女自身も何かが変わっていった事だけは確かなようである。

キラークロウの存在も、ジルの心境の変化を表しているのかもしれない。


アニメ編集

『無印』編集

CV:渡辺典子

アニメではパンサーゾラの妹でパンサークローの魔女でもある。

ゾラを「お姉様」と呼び、パンサー達を「私の友人」と呼んでいる。また、自らも電磁ムチを武器として戦い、極めて戦闘能力は高い。

ダイナマイトクローの体内に彼女自身にも秘密で爆薬を仕込み、爆殺する事で聖チャペル学園を灰燼に帰すという冷酷非情な行為も平然と行う。

最終回、空中元素固定装置をフル稼働させた「ハニー・スペシャル」で作り出された宝石類に夢中になり、ハニービームで破壊され崩れ落ちてきた像の下敷きとなり絶命した。


『F』編集

CV:大川千帆

パンサーゾラの娘で、『黄昏のプリンス』ことプリンス・ゼラとは姉弟。通常のムチを武器とする。

かつて早見青児の父・早見勇人を殺した張本人であり、青児にとっては父の仇である。

アニメでは後にハニーが如月猛の娘であり、彼女が空中元素固定装置を持っていたことを知ってからは彼女を直接狙うようになり、一度はハニーとの対決で敗れ去り、後にミスティーハニーに処刑されるが23話で復活。世界各地から豹の爪の精鋭を集めて「新パンサー軍団」を結成し、ハニーの空中元素固定装置を狙う。


その際、服装も変わり、帯を武器とするようになった。ハニーとゾラの最終決戦の際、ゾラに取り込まれ消滅したかに見えたが、ゾラ消滅と同時に三度復活。


最終回で首領となり、青児との結婚式を挙げようとしていたハニーを襲撃し、ハニーの娘・聖羅を人質にとって戦いを挑み、ハニーを追い詰めたが、聖羅の声援を受けて再び立ち上がりハイパーハニーに変身したハニーに倒され、今度こそ完全に消滅した。


飯坂友佳子の漫画版では、ミスティーハニーの妨害でハニーに敗れ、実弟に処刑される。


1997年にコロコロコミックで連載されていた佐々木和志版では、悪の大幹部よろしく幾度もハニーに手下をけしかけた。

終盤では戦いの中で右目を失い、右顔面も醜く爛れた怪物のような姿となって登場。

最終話では復讐を果たすべくハニーの仲間たちを人質に取って本拠地に誘き寄せ、キューティーハニーとミスティーハニーを相手に死闘を繰り広げる。

復讐心がなす業なのかジルの力は凄まじく優位に立つが、右側の視界が見えないことで死角からキューティーハニーとミスティハニーの「ハニー・ヴァージナルインビティション」と「ハニー・セクシーダイナマイト」の同時攻撃を受け、その余波で崩れたゾラの石像に潰されるという末路を辿った。


『Re:』編集

CV:伊倉一恵

パンサーゾラがいないため彼女がパンサークロ―の首領になっている。この作品での正体は如月博士が放棄した究極の生体兵器である。彼女もまた体内にIシステム=空中元素固定装置を内蔵しているが、彼女のものは開発中に暴走した失敗作であり、完全になるためにハニーのIシステムを付け狙う。


『Cutie Honey Universe』編集

CV:田中敦子

姉のパンサーゾラからパンサークローに関する全権を与えられているため、事実上の首領である。姿は原作準拠であるが顔立ちがどこか中性的である。今作でもハニーの空中元素固定装置を狙っているがその一方で対パンサークロー組織・PCISの捜査官のジュネというもう1つの顔を見せており部下であるはずのパンサー怪人を殺しているところから、その言動には謎が多い。


実写編集

『キューティーハニー』編集

演:篠井英介

基本設定は『Re:』と同じ(『Re:』が本作のスピンオフのため)だが、女形の男優が演じている。


『CUTIE HONEY -TEARS-』編集

演:石田ニコル

本作の舞台となる都市をAIを使って管理するアンドロイド。パンサークロー関連の設定は無く、単に「ジル」名義。


元々は如月瞳(本作における如月ハニー)が都市管理用のアンドロイドとして作られていたが、感情を持っていたために業務を遂行できなかったため廃棄処分扱いにされ、その後新たに作られたのがジルである。つまりもう一人のハニーにして瞳の後継機といえる存在だが、先の経緯から感情を持たないアンドロイドとして製作されたため、瞳と違って冷酷。


ロボットガールズZオンライン編集

CV:井上喜久子


女性ばかりで構成された世界的犯罪組織「パンサークロー」の大幹部。

いかなるものでも具現化できる「空中元素固定装置」を求め、愛憎入り混じった感情で、キューティーハニーこと如月ハニーの行方を追っている。

空中元素固定装置が使用されたとの情報を得て、練馬区光子力町へとやって来た。

しかし装置を使ったのはZちゃん(ロボットガールズZ)ゲッちゃんだと知ると、「ハニーはどこだ」とばかりに襲いかかり、敵対することになってしまう。

その後にハニーと共闘関係を結んだZちゃんとゲッちゃんは、 如月ハニー体としてキューティーZちゃん、キューティーハニー体としてキューティーゲッちゃんに変貌。


関連タグ編集

キューティーハニー パンサークロー パンサーゾラ

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