「しかし、マシンは気合いでは直らんぞ?」
CV:キートン山田
概要
艦隊指揮から作戦立案までこなし、シロッコの危険性を察知したりするなど人物評価や指揮能力はなかなかだが、バスクなど上官には恐れながら、部下に対して尊大な態度を取る典型的な腰巾着であり、器量も狭い。そのため、部下からは嫌われ、敬遠される存在だった。
前線指揮には不向きな性格で独断でコロニーの毒ガス攻撃を行ったり、自分と作戦方針を巡り対立していたライラ・ミラ・ライラを個人的な理由でわざと見殺しにした挙句に、彼女に加勢しようとしたジェリド・メサの出撃を認めなかったりしていたのでジェリドからは目の敵にされていた。ニュータイプに関しては、「ビデオ屋の創作物」と否定的である。
巻き込む攻撃を承知で行ったためヤザン・ゲーブルの怒りを買い(ジャマイカンの砲撃で部下アドルを失っている)、彼の謀略によりスーパーガンダムのロングライフルの射線を誘導され、アレキサンドリアのブリッジに直撃させられるという自業自得な形で戦死した。
戦死後は惜しまれるどころかガディ・キンゼーから「ジャマイカンのせいでアレキサンドリアが戦功を立てられなかった」と言われる始末である。
劇場版では登場場面が大幅に減らされており、戦死シーンもなくフェードアウトしてしまう。
サラ・ザビアロフがアーガマに侵入した時ジャマイカンのやり方に耐えられないから脱走したとカミーユ・ビダンへの言い訳に利用された(劇場版を元にした漫画版では、シロッコの口からコロニー落下時の隕石がぶつかって潰されたと語られている)。
はっきり言って影も頭髪も薄い中間管理職といった扱いである。
人物関係
バスクのやり方に苦情を言いに来た彼を慰める・・・ふりをして彼の弱みを握ろうと目論んでいた。
また、カクリコンらに暴行を受け、怪我を負った彼の背中を思い切り叩くという陰湿な行為をしたこともある。
意見が最も合わなく、シロッコに鉄拳制裁を加えたりした事もあるが、向こうには歯牙にも掛けられていなかった。
命辛々帰還した彼に対し、「あれだけ大口言っていながら、逃げ帰ってきたのか」とほざいていた。上司に対し不快感を露骨に出すヤザンと部下の態度に激怒するジャマイカンとは相性が最悪であった。
ライラの一件のほか、出撃したがる彼とマウアーに「休暇でも貰ったと思ってショッピングでもしてこい」と自分から言っておきながら、いざ戦闘が始まると「何をしていた?」と発言し、兵士への態度と管理が杜撰な一面を見せ反感を買う。
作中で表面上のトラブルはないが、概要にあるようにジャマイカンの死後、ガディは偲ぶどころか愚痴をこぼしたため内心嫌っていた可能性が高い。
直属の上司。Zガンダムが登場するスーパーロボット大戦及びGジェネレーションではジャミトフ・ハイマンと並び、ティターンズの3大悪役として扱われる。
ゲームでは
スパロボ
Zが話の中核になることが多いので出番こそ多いが、大抵の場合彼自体は原作通り周囲に媚び諂う小物のまま出番を終えることが多い。が、第4次スーパーロボット大戦ではシロッコやバスクを差し置いてジャミトフ亡き後のティターンズをまとめてプレイヤーたちに対抗するという意外な見せ場が与えられる
ギレンの野望
意外なことに皆勤賞。
連邦本編だと指揮官が腐るほどいる上に彼の所属するティターンズとはベストエンドとの兼ね合いが悪く組みづらい。
しかし、ジャミトフ率いるティターンズなら話は別。
最初から少佐なうえにSランクなら指揮が二けたに乗るので、部隊の底上げができる数少ない司令塔キャラとして意外な活躍が見込める。
しかもアクシズの脅威では原作に準じた死亡イベントが発生せずバスクとは違い粛清は免れるため、最後まで運用することも可能。ある意味(?)でジャマイカンが最も恵まれているシリーズかもしれない。
関連タグ
アレックス・キャゼルヌ:銀河英雄伝説に登場する声優が同じキャラ。こちらは兵站を支える縁の下の力持ちで若手の将官にも慕われているなど正反対の人格者である。一方で、前線指揮が苦手な所は僅かに似ている。