概要
カナダの北西海岸インディアン・ハイダ族に伝承されるカエルの姿をとる女神で、ジラコンスと表記されることもある。
夫は熊の神であるカイチで、その他火山の女、カエルの王女とも呼ばれている。
神話では、海からたくさんの人が乗った6艘の丸木舟を率いて北西岸に現れたと伝わっており、夫と共に人々を見守っているといわれている。
また、彼女が連れてきた人々はカエルを紋章とした氏族となったという。
紋章には「カエル」の他「熊」「鷲」「ビーバー」「渡り鳥」の5種類があり、同じ紋章の氏族同士は結婚できないというタブーがあった。
なおカナダは両生類・カエルが生息する北限であり、春になって暖かくなってくると一斉に冬眠から目覚めて産卵し、孵化しておたまじゃくしから変態、そしてまた大量発生するのでハイダ族の文化に取り入れられ彫刻や文様の題材ともされた。
創作での扱い
- 女神転生シリーズ
※メイン画像
初出は『ソウルハッカーズ』で種族は”地母神“。姿は女性体型の斑のカエルで、身体には紋章が刺繍されたタペストリーを巻いている。性格はギャル系で呪殺タイプ、その他回復魔法や、バフ、デバフ魔法を継承しやすい。
『ストレンジジャーニー』では炎熱系として登場。
『真・女神転生Ⅳ』では、エジプトのカエルの女神ヘケトを育てると変異する。
なお『デビルサバイバー2』では種族”鬼女“。『ペルソナQ2』では”女教皇“のサブペルソナとして登場している。