概要
てんとう虫コミックス38巻及び、藤子・F・不二雄大全集13巻に収録「時計はタマゴからかえる」に登場。
動物のおもちゃや動物の置物にこの光を浴びせると、タマゴを産んでその子供ができる。
ストーリー
スネ夫は時刻になると「ポーウ」と鳴くミミズクの時計を「パパのスイスの土産」だと言って、のび太達に自慢し、皆もこれには興味津々だった。のび太も当然これが欲しくなり、ママに相談しようと思ったがどうせダメだろうと話さず諦め、ドラえもんに相談すると「タマゴ産ませ燈」を出してくれた。
これにのび太は卵じゃなくて時計が欲しいと言ったが、2人でスネ夫の家に向かい、ドラえもんがこれから出た光をミミズクの時計に当てると、時計が卵を産み始めたためのび太もびっくりしてしまう。そしてドラえもんに言われるまま布団に入って卵を温めると、その中から小さなミミズクの時計が孵化し、「アットグングン」を食べさせると立派に育ってくれた。
ドラえもんとのび太はこれらをしずかとジャイアンにも配ったが、しずかからペンギンのぬいぐるみが一人で寂しそうだから、増やしてあげてとお願いされたので、再びこの道具で卵を産ませ増やしてあげた。そして2人は他にも色々増やすことにし、物置を探ってネジ巻き式のカエルのおもちゃも同じようにタマゴを産ませ、金魚鉢の中に卵を入れると、オタマジャクシが孵った。
更に車輪付きの鳥のおもちゃや、魚型のじょうろ、水飲み鳥にも卵を産ませたが、ママがお使いを頼みにやって来たため2人は慌てて押し入れに隠れた。だがその間にママはこれらの卵を見つけ、買いに行く手間が省けたと持って行ってしまい、2人が気付いて駆け付けた時には、既にママはタマゴを割ってしまっていて、中から出て来たおもちゃにびっくりしていた。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1981年7月1日に放送されたが、現在のところ水田版のでアニメ化はまだされていない。
1981年版
- サブタイトルが「たまごうませとう」に変更。
- スネ夫が自慢した時計は時刻になると、「ミミズク」と鳴いて羽根を羽ばたかせる仕組みになっていた。
- ミミズクの時計はドラえもん達に背を向けた状態で大量に卵を産んでいて、のび太はこれらをざるでキャッチしていた。
- のび太はうつ伏せになった状態で布団にもぐっている。
- ミミズクの時計を最初にもらったのはジャイアンで、しずかの他にも小さな男の子と女の子も時計をもらいに来ていた。
- しずかも布団に入ってタマゴを温めている描写があり、この後生まれた子ペンギン達を見せに来ている。
- 本編終了後のショートアニメはタマゴを割って中からのび太が登場し、遅れてもう一つのタマゴからも同様にドラえもんが登場するというものだった。
関連タグ
レプリコッコ:やや似ているひみつ道具。