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トレジャー・プラネット
3

トレジャー・プラネット

3

とれじゃーぷらねっと

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの長編アニメーション映画。2002年公開(日本での公開は2003年)。

父よ、少年よ、男たちよ-―錨を上げろ! 舵を取れ!!

概要

原作はロバート・ルイス・スティーヴンソンの『宝島』。

1950年にはディズニー初の実写映画として『宝島(Treasure Island)』が公開されており、ディズニーにとっては同作の二度目の映画化である(なお日本でも『宝島』は映像化されており、1978年に東京ムービー新社がテレビアニメシリーズ26話を放映した)。


本作は物語の舞台を海から宇宙へと移したSF冒険譚。帆船で宇宙を駆けるというビジュアルに表れているように、童心をくすぐる冒険活劇でありながら日本での知名度は低いようで、隠れた名作のひとつに数えられることが多い。

2Dで描かれるキャラクターたちと、3DCGを駆使した背景や小道具が滑らかに融和した独特の画面が魅力。ケモノキャラも登場するためケモナー必見。

ジェームズ・ニュートン・ハワードによる華やかなサウンドトラック、GooGooDollsのジョン・レズニックが手がけた爽やかな主題歌も、本作を語る上では外せない。


続編が一度は企画されたが流れてしまった。


pixivではナカグロなしの「トレジャープラネット」で登録された作品も多い。

物語

惑星モントレッサに暮らす少年・ジムは、宿屋を営む母との二人暮らし。幼い頃に父が出ていったことから、傷心を紛らわせるかのようにやんちゃを繰り返しては母の手を焼かせていた。母の助けになりたいという思いはありながらも屈託を晴らせずにいた彼の前に、ある夜、宇宙船が墜落する。現場へ駆けつけ搭乗者を助けようとするジムに、乗っていた老人は地図を託して事切れてしまう。


地図が示すのは、かつて大海賊と呼ばれたナサニエル・フリントが財宝を隠したという惑星、トレジャー・プラネットへの道筋。親不孝の数々を償うチャンスとばかりに、母の友人である学者のドップラー博士と連れ立って旅に出るジム。ドップラーが手配した宇宙船レガシー号へと乗り込むまではよかったものの、船長のアメリアに命じられたのはコックのシルバーへの弟子入り。

サイボーグであるシルバーを目にしてよみがえるのは、墜落船の老人が残した「サイボーグに気をつけろ」という言葉。彼の素性を疑いつつも、ジムは出ていった父親の影をシルバーに重ねはじめる――。

登場人物

ジェームス・プレアデス・ホーキンス

(声:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/加藤晴彦

度重なる非行で本来の聡明さをくさらせている15歳。手製のソーラーボードで禁止区域を飛び回っては警邏ロボに厄介になっており、違反に関する条文を空で言えるようになってしまった。母の小言を煩わしがる一方で、母想いの優しさをうまく出せずに鬱屈している。

小さい頃にはナサニエル・フリントの武勇伝に夢中になり、伝説とされるトレジャー・プラネットの存在を今でも信じる純粋さをもつ。不本意ながらもコックの下働きとして船内の雑用をこなし、荒くれ者の船員たちに揉まれて成長していく。急ごしらえのボードも乗りこなす抜群の運動神経の持ち主。

※ソーラーボード/小型のジェットエンジンとソーラーセイルを取り付けたセイルボード。冒頭から登場し、観る者のハートをガッチリ掴むステキガジェット。


ジョン・シルバー

(声:ブライアン・マーリー/若山弦蔵

ドップラー博士に雇われた船員の一人。波乱に満ちた人生を送っているようで、右半身の大部分を機械化しているサイボーグ。多機能ナイフのような右腕を操り食材を次々に捌いていく有能なコックであり、下働きに配置されたジムを扱き使う。

トレジャー・プラネットを狙う宇宙海賊の頭で、手下と共に船員としてレガシー号に潜り込んだ、本作におけるヴィランズ。ジムの教育を厄介に思っていたが、彼との交流の中で次第に父性が目覚め、親子のような絆を育んでいく。


サラ・ホーキンス

(声:ローリー・メトカーフ/佐々木優子

モントレッサの宿屋・ベンボウ亭を切り盛りする美人女将。ジムがまだ幼い頃に夫が出ていったため、一人息子を女手ひとつで育ててきた。ジムの非行には頭を悩ませており、ドップラーに弱音を吐くことも。心配しながらもジムの旅立ちを見送る。


デルバート・ドップラー

(声:デヴィッド・ハイド・ピアース/稲葉実

サラの旧友の宇宙物理学者で、ジムとも気心の知れた仲。降って湧いたジムの冒険を止めてほしいというサラの頼みもむなしく、ノリノリのドップラーはジムの保護者として同行を申し出たうえに宇宙船まで手配する。とぼけた言動も多いが学者としては優秀。モチーフはイヌ


アメリア

(声:エマ・トンプソン/小林聡美

宇宙船R.L.S.レガシーの船長。船乗りとして多くの経験を積んでおり、今回の乗組員が真っ当な連中でないことに早々と気づくなど嗅覚も鋭い。シルバー一味による反乱にも立ち向かう勇敢さと、女性らしいしなやかさを併せもつ人物。モチーフはネコ

※R.L.S.レガシー/ソーラーセイルを動力とするロマンの塊のような超カッコイイ帆船型航宙船。船名に付く「R.L.S.」は『宝島』の作者Robert Louis Balfour Stevensonのイニシャル。


モーフ

シルバーのペットのスライム的な生き物。言葉は話さないが、モニョモニョ言ってかわいい。人懐こくひょうきん者で変幻自在。シルバーが武勇伝を披露する際には、場面再現で彼の義手と見事なコンビネーションを見せる。


ベン(B.E.N.)

(声:マーティン・ショート/山寺宏一

シルバーの反乱で船を追われたジムらが出会う人型ロボット。呼び名は「Bio Electric Navigator(バイオ・エレクトリック・ナビゲーター)」の略で、本作のオモシロ枠。ナサニエル・フリントに使われていたが、トレジャー・プラネットの情報を漏らさないよう記憶装置の一部をぶっこ抜かれ、辺境の惑星に長いこと独りぼっちだった。予期せぬ来訪者にテンションMAXで接してくるためかなり鬱陶しい。

関連タグ

ディズニー映画 宝島 レトロフューチャー

父よ、少年よ、男たちよ-―錨を上げろ! 舵を取れ!!

概要

原作はロバート・ルイス・スティーヴンソンの『宝島』。

1950年にはディズニー初の実写映画として『宝島(Treasure Island)』が公開されており、ディズニーにとっては同作の二度目の映画化である(なお日本でも『宝島』は映像化されており、1978年に東京ムービー新社がテレビアニメシリーズ26話を放映した)。


本作は物語の舞台を海から宇宙へと移したSF冒険譚。帆船で宇宙を駆けるというビジュアルに表れているように、童心をくすぐる冒険活劇でありながら日本での知名度は低いようで、隠れた名作のひとつに数えられることが多い。

2Dで描かれるキャラクターたちと、3DCGを駆使した背景や小道具が滑らかに融和した独特の画面が魅力。ケモノキャラも登場するためケモナー必見。

ジェームズ・ニュートン・ハワードによる華やかなサウンドトラック、GooGooDollsのジョン・レズニックが手がけた爽やかな主題歌も、本作を語る上では外せない。


続編が一度は企画されたが流れてしまった。


pixivではナカグロなしの「トレジャープラネット」で登録された作品も多い。

物語

惑星モントレッサに暮らす少年・ジムは、宿屋を営む母との二人暮らし。幼い頃に父が出ていったことから、傷心を紛らわせるかのようにやんちゃを繰り返しては母の手を焼かせていた。母の助けになりたいという思いはありながらも屈託を晴らせずにいた彼の前に、ある夜、宇宙船が墜落する。現場へ駆けつけ搭乗者を助けようとするジムに、乗っていた老人は地図を託して事切れてしまう。


地図が示すのは、かつて大海賊と呼ばれたナサニエル・フリントが財宝を隠したという惑星、トレジャー・プラネットへの道筋。親不孝の数々を償うチャンスとばかりに、母の友人である学者のドップラー博士と連れ立って旅に出るジム。ドップラーが手配した宇宙船レガシー号へと乗り込むまではよかったものの、船長のアメリアに命じられたのはコックのシルバーへの弟子入り。

サイボーグであるシルバーを目にしてよみがえるのは、墜落船の老人が残した「サイボーグに気をつけろ」という言葉。彼の素性を疑いつつも、ジムは出ていった父親の影をシルバーに重ねはじめる――。

登場人物

ジェームス・プレアデス・ホーキンス

(声:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/加藤晴彦

度重なる非行で本来の聡明さをくさらせている15歳。手製のソーラーボードで禁止区域を飛び回っては警邏ロボに厄介になっており、違反に関する条文を空で言えるようになってしまった。母の小言を煩わしがる一方で、母想いの優しさをうまく出せずに鬱屈している。

小さい頃にはナサニエル・フリントの武勇伝に夢中になり、伝説とされるトレジャー・プラネットの存在を今でも信じる純粋さをもつ。不本意ながらもコックの下働きとして船内の雑用をこなし、荒くれ者の船員たちに揉まれて成長していく。急ごしらえのボードも乗りこなす抜群の運動神経の持ち主。

※ソーラーボード/小型のジェットエンジンとソーラーセイルを取り付けたセイルボード。冒頭から登場し、観る者のハートをガッチリ掴むステキガジェット。


ジョン・シルバー

(声:ブライアン・マーリー/若山弦蔵

ドップラー博士に雇われた船員の一人。波乱に満ちた人生を送っているようで、右半身の大部分を機械化しているサイボーグ。多機能ナイフのような右腕を操り食材を次々に捌いていく有能なコックであり、下働きに配置されたジムを扱き使う。

トレジャー・プラネットを狙う宇宙海賊の頭で、手下と共に船員としてレガシー号に潜り込んだ、本作におけるヴィランズ。ジムの教育を厄介に思っていたが、彼との交流の中で次第に父性が目覚め、親子のような絆を育んでいく。


サラ・ホーキンス

(声:ローリー・メトカーフ/佐々木優子

モントレッサの宿屋・ベンボウ亭を切り盛りする美人女将。ジムがまだ幼い頃に夫が出ていったため、一人息子を女手ひとつで育ててきた。ジムの非行には頭を悩ませており、ドップラーに弱音を吐くことも。心配しながらもジムの旅立ちを見送る。


デルバート・ドップラー

(声:デヴィッド・ハイド・ピアース/稲葉実

サラの旧友の宇宙物理学者で、ジムとも気心の知れた仲。降って湧いたジムの冒険を止めてほしいというサラの頼みもむなしく、ノリノリのドップラーはジムの保護者として同行を申し出たうえに宇宙船まで手配する。とぼけた言動も多いが学者としては優秀。モチーフはイヌ


アメリア

(声:エマ・トンプソン/小林聡美

宇宙船R.L.S.レガシーの船長。船乗りとして多くの経験を積んでおり、今回の乗組員が真っ当な連中でないことに早々と気づくなど嗅覚も鋭い。シルバー一味による反乱にも立ち向かう勇敢さと、女性らしいしなやかさを併せもつ人物。モチーフはネコ

※R.L.S.レガシー/ソーラーセイルを動力とするロマンの塊のような超カッコイイ帆船型航宙船。船名に付く「R.L.S.」は『宝島』の作者Robert Louis Balfour Stevensonのイニシャル。


モーフ

シルバーのペットのスライム的な生き物。言葉は話さないが、モニョモニョ言ってかわいい。人懐こくひょうきん者で変幻自在。シルバーが武勇伝を披露する際には、場面再現で彼の義手と見事なコンビネーションを見せる。


ベン(B.E.N.)

(声:マーティン・ショート/山寺宏一

シルバーの反乱で船を追われたジムらが出会う人型ロボット。呼び名は「Bio Electric Navigator(バイオ・エレクトリック・ナビゲーター)」の略で、本作のオモシロ枠。ナサニエル・フリントに使われていたが、トレジャー・プラネットの情報を漏らさないよう記憶装置の一部をぶっこ抜かれ、辺境の惑星に長いこと独りぼっちだった。予期せぬ来訪者にテンションMAXで接してくるためかなり鬱陶しい。

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  • 再会

    トレジャー・プラネットへの航海から帰宅後、数週間経過。ジムは宇宙アカデミーへの入学試験の参考書を書いに本屋へ行く。 ※本屋さんはオリジナル設定です。

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