トープス(DQ10)
どらくえてんのとーぷす
CV:石上静香
『ドラゴンクエストⅩ』のVer.7.0に登場。
果ての大地ゼニアスのメネト村で暮らす子ども。
ピンク髪のぱっつんロングヘアという女の子のような容姿をしているが男の子である。
ついでに言うと一人称も「俺」で、口調も普通に男子口調。
女の子っぽく見えるのは、人間子供女やエル子の顔パーツ・髪型を流用しているため。
メネト村は眠りのフクロウの仕業で村人全員が眠りに落ちるという現象が起きているが、彼のみ目覚めている。
その理由は彼が持つ「夢見の香炉」というアイテムのおかげだということが判明するが、彼自身はなぜこれを持っているのかを覚えていない。
毎日、友達であるティセという少女のもとに花を届け語りかけており、目覚めの日を楽しみにしている。
メネト村を訪れた主人公たちを最初は警戒していたが、眠りのフクロウを撃退したことで調査に協力。
主人公たちがフクロウの親玉である永眠のフクロウ魔人を撃破したことでついに村人たちが目覚め、ティセとも感動の対面……
……と思いきや、彼は突然主人公たちの目の前で消えてしまった。
消失してもなお主人公とポルテ以外の人物も彼の存在を覚えていたため、「創失」したわけではないことは明言されている。
更に目覚めた村人たちも、「トープスという少年がいたこと」は覚えているものの、いつからこの村にいたのかということは一切覚えていない。
多くの謎を抱えながら、主人公たちは村を後にするのであった。
※ストーリーのネタバレ注意!
その正体は、メネト村の守護天使。
かつて侵略者たちの襲撃の際、村人を守るために彼ら全員を眠りに誘う。つまりメネト村を眠らせた張本人である。
村人たちは最初こそ安眠していたものの、次第に刷り込まれた侵略者への恐怖の記憶から悪夢に魘されるようになる。
繰り返されるうちに次第に悪夢は魔物となって村を脅かすようになり、その度に彼が対処するも消耗し、自身も眠りにつかざるを得なくなった。
恐らく夢見の香炉や眠りのフクロウたちは彼自身が作り出した存在と思われる。
夢の中で彼は無力な人間の子供となっており、やがてその夢は実体化してメネト村に現れる。
主人公たちが出会ったトープスはこの実体化した夢であり、朝日が昇る(=本体が目覚める)と同時に消滅したのもこのため。
本体は暁の神殿にて悪夢の魔物に捕らわれていたが、主人公たちの活躍によって救出される。
当初は創生の力は失っていたが、ティセに贈っていた花冠に彼の力が宿っていることが発覚。
冠を返還されることで力を取り戻し、悪夢の親玉を消し去ったのであった。
その後は村を去り、守護天使マギエルの招集で主神グランゼニスのもとへ駆けつける。
自身の創生の力を返還することでグランゼニスを目覚めさせるも、今度こそ本当に消滅してしまった。