※『それいけ!アンパンマン』のドロドロンについてはドロンコ魔王の項目を参照。
「ボクは楽しそうに笑ってる奴らがキライなんだよ。目障りだからぁ、ぶっ壊してやる~~‼」
概要
CV:岩田光央
五行思想の「土行」をモチーフとしたダークフォールの五大幹部の一人で、モエルンバの後任として第14話から第20話にかけて登場。土の泉を支配しており、土に関連したものをウザイナーとして操る。雨の日になると泥を吸収してさらに巨大化する。戦いの際には泥の弾を飛ばしたり、手のひらから蜘蛛の巣状の糸を出して相手の行動を封じるといった攻撃を行う。一人称は『ボク』で、行動や口調は少年的なものである。何時かアクダイカーンの片腕になる事を夢見ており、他の幹部と比べ比較的身体は大柄だが、楽しそうにしているものが嫌いという根暗な性格で、小声で呟くような独特の喋り方をする。頭などが蜘蛛のような姿をしている。
知能戦は苦手であり、満と薫によって提案された作戦を曲解し、「こうすればプリキュアの力が弱くなる」と思って咲のソフトボールの練習を密かに妨害したことがある。また、満と薫に作戦を邪魔されたことがあるが、当人は犯人が誰か突き止められなかった(ブルームとイーグレットは後に気付いた)。ダークフォール幹部の中で唯一、飛行能力を持たず、移動の際には地中をモグラのように移動する。 人間の姿に変身することは出来ないが、一度だけ清掃員の格好をして強引に人の世界に紛れたことがある。
最期は泥を通じて雨のパワーを吸収して巨大化、ウザイナーと合体してさらにパワーアップするが、動きが鈍くなった上バランスが悪くなって体勢を崩すなど逆に不利になってしまい、プリキュアの反撃の前に消滅、土の塊に戻った。
その後、第42話においてゴーヤーンの手により復活。
第43話ではカレハーンと、第44話ではミズ・シタターレとタッグを組むも彼女からは邪魔者扱いされていた。
意外とナイーブな彼は以前、満と薫に任務を邪魔された事を未だに根に持っており、シタターレのアシストの元、泥を吸収してパワーアップ。プリキュア達が満と薫が滅びの力が弱まる事で消滅するかもしれないと思い悩み、実力を発揮出来ないところを追い詰めるが、満と薫の激励で悩みを吹っ切り本来の力を発揮した事で形勢は逆転。
最後は満と薫の力で滅びの鎧を破壊されて大幅に弱体化した所に放たれた『プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ』の直撃を受け、またしてもプリキュアたちに敗北し今度こそ完全に消滅した。
なお、映画「DX2」では五大幹部の中で唯一復活しなかった。しかし、映画「NewStage3」では咲の夢の中で後ろ姿が登場し、銀幕デビューを果たした。
最終形態
第20話にて、自身の本領が発揮できる雨の日の戦いで周囲の泥を吸収し大幅にパワーアップを果たしたドロドロンを前にしても決して諦めないプリキュアたちに業を煮やし、更なるパワーアップをはかるために遮光器土偶型のウザイナーと合体した姿。
なお、ドロドロン本体は頭部から露出している。
パワーもけた違いにアップしているが、上半身と下半身のバランスが悪く(具体的に言うと上半身がデカく、下半身が極端に小さい)ため動きがとりにくいという弱点…………というより致命的な欠点がある上にパワーアップのために大量の泥を取り込んでいるせいでぬかるみに足が取られてしまう程に重い。
最終的にはこの事が仇となり、パワーアップを果たした後に意気揚々と襲いかかろうとした瞬間に足をぬかるみに取られた上にバランスを崩してしまい、最後は殆ど何も出来ないままその隙をつかれて放たれた『ツインストリーム・スプラッシュ』を受けて浄化される自滅の末路を迎えた。
余談
口が動かないキャラクターなこともあり、演じる岩田氏はかなりのアドリブを入れていたようで収録中は笑いを堪えるのが大変だったとのこと。
また、榎本氏によるとモエルンバも基本のセリフ以外はほぼアドリブだった模様。