概要
フランス北西部のノルマンディー地方の英仏海峡沿岸部に位置し、同国の主要5競馬場で唯一首都のパリから大きく離れている。
元々は競走馬の避暑地整備の一環として建設が計画され、1864年に開場。
ノルマンディー地方はフランス最大の馬産地であり、ドーヴィル市は同じく馬産地と競馬場の地を併せ持つ、アイルランド共和国キルデア県のキルデア市とアメリカ合衆国ケンタッキー州のチャーチルダウンズ市と姉妹都市関係にある。
また当競馬場は多くの日本の調教馬や騎手が海外遠征で訪れて、好成績を残した事でも知られている。
1998年のモーリスドゲスト賞ではシーキングザパールが日本調教馬初の海外GⅠ優勝を果たしており、さらに翌週のジャックルマロワ賞ではタイキシャトルがこれを制している。
コース・設備
- 一周2,200m、直線450mで右回りの芝コース。
- 全長1,600の直線芝コース。
- ファイバーサンド(化学繊維と砂の混合土)を使用したオールウェザーコース。
周回コースはフランスでは小回りとされており、マイル以下のレースは直線コースで開催。
内馬場には調教用のダートコースがあり、レースのない日などには芝コースなどを調教コースとして開放している。