CV:飯塚昭三
「生きて出たくば問いに答えよ。朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足は?」
(答:“人間”…ではなく“スフィンクスの謎”が正解らしい)
曖昧さ回避
- 『電子戦隊デンジマン』に登場するベーダー怪物。→本項で解説
- 『バットマンシリーズ』に登場するヴィランの1人・リドラーの日本における初期の名前。
- 秘密結社ナーゾの構成員。組織のエリート層にあたり、なぞなぞを出題できる。
解説
『電子戦隊デンジマン』第28話「呪いの館の密殺者」に登場するベーダー怪物。ベルトのバックルナンバーは「27」。
ベーダー一族が雇った悪魔の祈祷師と恐れられる殺し屋の呪術師・デリンジャーと組んでデンジマン達を抹殺することを任務としているが、本心では彼を疎ましく思っており、手柄を立てようと自らの手でデンジマンを抹殺することをヘドリアン女王に直訴したり、デリンジャーが桃井あきらに心奪われ裏切った際は女王からの勅命で直ちに彼を処刑するといった行動を行っていた。
知恵の輪で相手を金縛りにした上でなぞなぞを出題し、相手が答えられなかったり不正解だった場合は即座に殺してしまう。
なお、彼の出題するなぞなぞの答えは理不尽なものも多く、デンジマン達との決戦では正答を次々に連発されたため、最終的には引っ掛け問題で悪あがきするといった行為を見せていた。
念力攻撃を得意とし、知恵の輪型の杖が主な戦力で、巨大化した際は巨大な知恵の輪を使ってダイデンジンの自由を奪い、戦況を優位に持ち込む等知恵も回る。
本編での活躍
デリンジャーを追って「呪いの館」へ侵入したインターポールの刑事・西へ上記のなぞなぞを出し、正解できなかったため殺そうとするが、デリンジャーに「この男は俺がやる」と止められる。
「ワシに命令する気か!」と憤慨しデリンジャーを突き飛ばすが、割って入ったミラー、ケラーにも止められてしまい、そのまま見逃すこととなる。
(なお、ここで西刑事を逃がしたのはデリンジャーが能力を披露するための実験台とするためであり、この後呪いをかけられた西刑事は崖から転落し死亡してしまった。)
その後ベーダー魔城で開かれた会食の場にも乱入。デンジマン抹殺の使命を横取りしようとしたが、ヘドラー将軍から「見苦しいぞ、消え失せろ」と一喝されてしまう。
一応見放された訳ではなかったらしく、デリンジャーを探しに海岸へやってきた電子戦隊一行が呪いで苦しんでいる隙を突いて出撃。
唯一呪いをかけられていなかったデンジピンクと交戦するが、ピンクにも呪いをかけるよう言われたデリンジャーが「それよりあのでしゃばり怪物を大人しくさせてくれ」と言い訳をしたため、やむなく撤退。
再度一人で海岸へやって来た桃井あきらに呪いをかけられないデリンジャーに対し「貴様、あの娘に惚れたな?」「集中力を欠くから術がかからんのだ」と挑発。
しかし逆に「貴様がうろうろするから気が散るのだ」とまたしても言い訳の理由に使われてしまう。
が、デリンジャーがあきらを殺せないと発言し、ついに痺れを切らしたヘドリアン女王の勅命を受け「呪いの館」へ出撃。
(あきらを攻撃から庇った結果とはいえ)デリンジャー抹殺には成功するが、館から逃げ出したピンクを追って海岸まで辿り着いたところ、そこで他の4人と遭遇、交戦することになる。
普通の勝負では敵わないと判断したのか、5人の腕に知恵の輪を嵌め拘束するとなぞなぞ勝負を開始。
「なぞなぞ第1問。バッタとカマキリが喧嘩したらどっちが勝つ?」
レッド「バッタリ倒れてバッタの負け!」
「2!すごい音で爆発したものはなんだ?」
イエロー「土管(ドカン)だ!」
「いつも驚いている虫はなんだ?」
ピンク「アリ!」
「呼んでも呼んでも返事しないものはなんだ?」
グリーン「本だ!(呼んでも→読んでも)」
「ぬぬぬ……馬と豚が喧嘩したらどっちが勝つか?」
ブルー「トンカツ(豚勝つ)で豚だ!」
「へへへ違う。トンカツ食ってウマかった(馬勝った)ってか、ハハハハ!」
と、引っ掛け問題まで出して勝とうとする卑怯さを見せたが……
レッド「5色のスティックを合わせるとなんだ?」
ブルー「なんだ、答えてみろ!」
「んん!?な、な、謎、謎ね~~」
5人「その答えは、『デンジブーメラン』!!」
デンジブーメランの一撃を受けて大爆発するも、直後に巨大化。
ダイデンジンを大量の知恵の輪で拘束するが、デンジ剣の攻撃で怯んだ隙に放たれた電子満月斬りを受けて両断、爆死した。
関連タグ
ドーラスフィンクス、ナゾカケ邪面:いづれもなぞなぞを出して攻撃する能力を持つ後輩怪人で特に後者はとどめに出された攻撃の答えがイエローと同じ『土管(ドカン)』だった。